夏休みの最後、岩手県の北上市を訪ねた。あるレーシング・チームのイベントを見学するのが目的だ。
これには、以前このブログでも紹介したレースクイーンの恵里花さんと澤井玲未さん、トップアイドル(元SKE)の梅本まどかさんのほか、今年、あの“ル・マン”を制した中嶋一貴選手が出演。折からの雨だったが、見たとこ数百人の観客で会場は大にぎわいだった。
思ったのだが、中嶋選手は、以前にはなかったある種のオーラをまとっていた。
昔の中嶋選手には、日本人で初めてF1の表彰台に上った、あの中嶋悟選手の息子さんというイメージがどうしてもついてまわった。しかし、最近のモータースポーツ・ファンにとっては、「中嶋、お父さんもレーサーだったんだぁ」じゃなかろうか。
風格というべきか。……さすがだ、「世界の」中嶋選手は、えらぶるところが、まったくない!
そして、トーク・ショーでも、レースの舞台裏とか、今後への意気込みとか、MC梅本さんとの掛け合いによる話術もなかなかどうして、一級弁護士並みの巧みさなのだった。
しかも感心したのは話の端々に、制限速度を守る、とか、疲れたら寝る、とか、日頃の安全運転の重要性を力説することを忘れない、その真摯な態度だ。三級弁護士である私は、いちいち相づちうちながら、これを聞いていた。
もちろん、私の目当ては会場を彩る恵里花さん、澤井さん、梅本さんの美の饗宴であって、彼女らの端麗かつ華やかなお姿を間近にしてると、最近続いた敗訴の痛手もいくらか癒えるように思えてくるのである。(あぁ、やっぱ気のせいですかね、アッちゃん!)
ただ、中嶋選手の話術といい、恵里花さんたちのそつなきホスピタリティといい、ほんとに一流の人たちってのは、なにをやらせても違うんだな、と、僕は強く認識した。僕もこうありたい!永遠の夢だが…。
さて、会場をあとにして、小雨の北上市内を小一時間歩いた。北上といえば、われわれ世代にとっては「北上夜曲」かもしれぬが、たたなずく青田は、すでに豊かな稲穂をたたえており、雨にぬれつつも、あくまで、すがすがしく青かった。
ひととき雨が上がり、北国の、ゆく夏の陽光が差し込んだ。なんと、虹だ。
満々と水をたたえて流れる「和賀川」の上空にひととき虹がかかったのを、さすがのこの俺も見逃さなかった。
今朝も東京はものすごい猛暑だったが、雨上がりのみちのく。ひととき涼風が吹きわたった。しかし、また雨が降りだす。再び私は歩き続ける。さぁ、帰って夏休みの宿題、頑張るぞ……。
毎年毎年、こうやって夏が終わっていくのである。

 あまりに自堕落な夏休みを過ごしていたためバチがあたった。

 昨日、私は出張でU市を訪れたのだが、無事用務が終わり新幹線に乗ろうとU駅に戻ったところ、あと7分で出発する「こだま」があるとのことだった。

 大急ぎでチケットを買い、まだ5分以上あったので、さっきからがまんしていたある用件を果たすため、駅舎内の専用スペースに行った。戻ってきて、まだあと2分以上あった。

 ここで私は、朝から何も口に入れてなかったし、熱中症になってもいけない、しかし、「こだま」車内には車内販売がないのだ、2時間以上きついな・・・と思い、駅の売店で、プレミアム・モルツとブルボン「味ごのみ」を買い求めた。

 「もう間もなく発車しますよ。」と売店の石原さとみさんによく似たお嬢さん。

 「大丈夫!。スイカ使えますか?」

・・・私はささっと会計をすませ、発車ベルが鳴りだした「こだま」に十分な余裕をもって乗車した。

 仕事を終えて飲む冷たいビールは格別である。

 それに空腹時に食べるブルボン「味ごのみ」のなんておいしいことか。私は十年来、彼女のファンなのだ。

 車内はUターン客でごった返していたが、なんとか席を確保した私は、帰りこそ世界遺産富士の眺望を楽しむぞ・・・と思っていたが、いつしか深い眠りについてしまった。

 さて、東京に帰って、駅前からバスに乗ろうとした時だった。

 スイカがないのに気付いた。

 あたふたとあちこち探したが、ない。なくしたのだ。

 そうか。あの駅売店であわててビールとか買った後、どっかで落としたにちがいない。石原さとみに気をとられてたというのもあるが。・・・それにしても、まだ2,000円以上、残高があったはずだ!

 この2,000円をかせぐのに、日々私がどんなに汗水たらしてがんばっているか・・・。

 これというのも、そもそも「こだま」に車内販売がないのがいけないんじゃないか! 帰省ラッシュ期間くらい車内販売しろよ!!

・・・といつもの癖で人のせいにしようとしたが、悪いのはもちろん自分だ。私は、最近のだらしない、スキだらけの自分がホトホトいやになった。

 ただ、私は日本でもおそらく有数のスイカのヘビー・ユーザー。いつも生身のスイカをむき出しのままポケットに入れているのが、そもそもいけないのだと思う。

 「やはりカード類はきちんと定期入れとかに入れて持ち歩くべきですヨ。」

 わかってるよ、ユキちゃん!

 

夏休み。家で甲子園を見ようと思ってもテレビがない。冷たいものでも飲みながら、たまには本でも読むか、と思っても、去年の秋から冷蔵庫が壊れてる。
…ほんとはほかにすべきことがある。そう、このゴミ屋敷状態をなんとかすることだ。
しかし、あまりの散らかりように片付ける気力がわかない。
…やむなく出かけることにした。
お盆休みというのに、というか、お盆休みだからか、都心も混んでいる。昔はこんなじゃなかったけどな。
目の前に停まってた快速に乗って東京駅から立川に行くことにした。
立川に着いて、最初、クーラーのきいた法務局に向かい、そこでしばらく涼をとらせてもらい、なんにもしないのも悪いから、どこだったか、暑さでもう忘れてしまったが、不動産登記簿謄本を2、3通取って、次は、そこから歩いて12、3分の裁判所に向かう。この12、3分のウォーキングで文字どおり汗びっしょりになる。あぁかき氷食べてぇ。
しかし、裁判所内もクーラーがきいてて助かる。
こんなお盆の最中でも、養育費をめぐる調停かなにかをやってる人がいる。待合室でボケッとしてたら、若い母親と、私同様年老いた弁護士がヒソヒソ話していた。あんまり長居してるわけにもいかない。
そんな空気に押し出されるようにして、再び炎熱の戸外に出る。蝉の大合唱!
…さて、今度は上りの(快速でなく)特別快速でぐっすり寝ながら四谷あたりに行くか、と思ったが、電車はここでもけっこう混んでいる。
で、しかたなく立ちながら、道中こうしてひまつぶしのブログをしているという次第だ。
…あぁ、言うの忘れた。貴ちゃん、昨日はお疲れさまでした!
しかし最近たとえ一駅でも座りたいです。あぁ、誰も席を譲ってくんねぇなぁ…
電車はちょうど58年前のこの日、私が生まれた高円寺を通過した。