こちらの人は、今日は寒い、今日は寒い…というが、雨の宮古島はちょうどいい陽気だった。
しかしながら、海はどんよりとした灰色で、あの毒々しいまでの宮古ブルーには、今回はお目にかかれなかった。
用件を終えて空港へ。飛行機が出るまで食堂でそばかチャンポン(注 沖縄のチャンポンは、ご飯の上に野菜炒めみたいなのを乗っけた、どっちかといえば中華丼に近い料理だ。)でも食べようと、よく行く店に行ったのだが、もう午後6時になろうというのに「準備中」だという。つぶれてしまったのだろうか? いや、勝手に決めつけちゃいけないな。
かわりに売店でポークおにぎりを買って、出発ロビーで食べることにした。それにしても、このポークおにぎりには、本当にさんぴん茶があうな。(注 ポークおにぎりというのは、スライスしたポーク・ランチョンミートを焼いて、おにぎりにしたヤツ。シーチキンのマヨネーズ和えとか、味噌とか、昆布の佃煮とかが添えられることが多い。沖縄ではもっともポピュラーな食べ物といえる。)
しかし、しばらく来ないうちに、宮古島空港も変わった。驚かされたのが、この馬鹿デカイ大型ビジョンだ。東京競馬場にも負けないほどのヤツが、ロビーの、かつては見事な夕焼けが望めた窓をふさぎ、堂々と広がる。そこに、新しいリゾート・ホテルのCMとかが繰り返し流れる。
とくに宮古島本島とをつなぐ橋が開通して以来、伊良部島の変貌には目をみはらされる。
あと、宮古本島のあの砂山ビーチにまで新しいリゾート・ホテルができたらしい。景気がいいなら、ほんとうにいいことだ。…つぎの瞬間、巨大画面にビキニの女性モデルがドでかく映し出された。それも二人だ。私はすごく感動した。(つづく)