梅雨空に九条守れの女性デモ

この俳句、公民館誌への掲載を拒否された市民がさいたま市を訴えた裁判。東京高裁も地裁の判決を追認し、不掲載の違法を認め、市に慰謝料の支払いを認めたとのこと。おおいに結構なことだと思う。
しかしそれにしても、日本って国はいつからこんなヘンテコリンなそんたく国家になってしまったんだろう。
そもそも、憲法9条を守れ……憲法改正論議がどうあろうとも、現行の憲法の条項を守れってのは、あまりに当たり前のことじゃないんだろうか。それが、政治的中立を欠くとか欠かないとか……。いったいどういうことかと、私は思う。
ま、それはともかく、見直してみると、たしかにこの俳句、なかなかじゃないですか。
梅雨空という季語が、重々しいが、「女性デモ」と体言止めした表現により、俳句らしからぬ過度の深刻さに陥らずにすんでいる。さすが、優秀賞を獲得されただけある。平成最後の名句といったら大げさだろうか!?
私はこの作者の方に大きな拍手を送りたいと思っている。
……にしても、である。高裁が支払いを命じた慰謝料は5000円だというのである!
子供の小遣いにもならぬ。このたかが5000円の慰謝料を認定するために、高裁のおえらい裁判官方が侃々諤々の議論をしてたのだろうか。5000円くらいですむなら、むしろ「市のやったことはけしからん。しかし、原告にはいうほどの損害はない。請求は棄却する。」とした方が、まだ潔いと言えないか。
いずれにせよ、なんか、裁判所ってへんなところだなぁ…といういつもの思いを改めてかみしめた、今回の判決でもあった。
最後に私も一句。

慰謝料は5000円とや梅雨間近

失礼しました!