新年そうそう、悲しいできごとがあった。

 学生時代の親友A君が急死した。

 今日はA君の告別式だった。

 A君は、私と同年代だが、私とちがって心身ともに若々しく、ある大企業で現役バリバリの幹部を務めていた。そんな中での急死。

 葬儀には、彼の豊富な人脈を物語るかに、各界から500名前後の人が参列していた。

 しかし、しめやかに葬儀はとりおこなわれた。

 500名前後の中から旧知の友を見出すのはむずかしかった。

 快晴の葬祭場からの帰り道、おそらく勤務先の関係者の方々だろう、ぞろぞろ歩きながら再会を喜び、むしろ楽しそうに四方山話に話を咲かせている人たちが目に付いた。

 目に付いた、といっても決して目障りだったとかいうつもりはない。

 それにしても早すぎるA君の死であった。