あいかわらず暇をもてあましていた私は、今夜あるお客さんと、サッカーJ1リーグ「FC東京 対 名古屋グランパス」を観戦した。場所は、調布市にある味の素スタジアムだ。
よく、●●は■■を応援しています・・・とかいう、「だからなんなの?」と言いたくなるキャッチコピーを見かけるが、私はこのFC東京というチームを応援している。
そして、顧客サービスにもなるのではないか、と味の素スタジアムの年間シートも契約しているのだが、東京ドームの巨人戦とかとちがって、実はこのチケットの貰い手を捜すのにけっこう苦労する(もっとも東京ドームの年間シートなどは私の手が届く代物ではない。)。
ところが、この「あるお客さん」は私以上に、FC東京の熱烈なサポーターだという。実に珍しいなぁと思ったのだが、チケットがあるのですが一緒にいかがですか、と誘ったら、とても喜び、「ベガルタ仙台戦や湘南ベルマーレ戦でもうれしいのに、相手は名古屋グランパスじゃないですか! 私は名古屋の大ファンでしてね!!」などと、こうして同道してくれることになったのである。実に張り合いがある。
午後7時。暗くなったスタジアムには、約27,000人の観客が詰めかけていた。しかし、夏休みの日曜というのに満員にはほど遠い。
試合前のセレモニーで、両チームのゲーム・キャプテンに、サッカースクールの少年から花束が贈られた。
名古屋グランパスのキャプテンは日本代表のゴールキーパー楢崎選手。
見ていたら、楢崎選手が、少年から花束を受け取るのに、さりげなくではあったが、両手にはめていたキーパー用のグローブをわざわざ外していた。
なかなかできないことだな、と感心した。
ワールドカップでは、出場機会に恵まれなかったが、さすがに長年日本代表として活躍している日本の顔だけある。
さて、試合は前半どちらかというとFC東京ペースだったが、お互い無得点に終わり、そのままハーフタイム。
ハーフタイムには、何百発かの花火が打ち上げられ、しばし花火大会モードともなり、なかなか楽しかった。
「あるお客さん」も「さいしょは『なんだJリーグか。』と思いましたが、来た甲斐がありましたよ。」と花火に見入っていた。
だが、後半。このまま引き分けか・・・と思われたロスタイムの、まさに試合終了までものの数秒というところで闘莉王選手がヘディングで得点を決め、1対0で名古屋グランパスが勝った。
FC東京のファンとしては非常に残念な幕切れであった。
試合観戦の後、いつの間にか夜になるとだいぶ涼しくなってきているのに気付いた。
記録的な猛暑が続く今年の夏だが、意外に秋の訪れは早いかも、と思った。