スノーボード、ハーフパイプの国母和宏選手が、服装や態度が悪いということでパッシングを受けている。

 実際問題として、態度がよかったとはいえず、ああいうマナーを披露して世間から非難を受けないとでも思っていたとしたら、よほどおめでたいか幼いか・・・としか言いようがないのは事実である。

 ただ、もうバンクーバーに行っているのだから、このまま競技に出てもらえばよいし、かえってスノーボード・ハーフパイプという日本では必ずしもメジャーと言えず、観戦妙味も大きいとは言えなかった競技が注目されるきっかけを作った彼の功績は存外少なくないとさえ言える。僕もぜひ彼の演技を見てみたいものだと思った(テレビがあれば。)。

 さて、国母選手を元横綱朝青龍になぞらえて論じる人もいる。

 暴行というれっきとした違法行為を犯した朝青龍と同列に論じるのは本来おかしい。が、両者には、従来イメージされてきた「像」(「スポーツマン像」であったり「横綱像」であったり)と現実の彼らの間にあまりのギャップがあったことが間違いなく非難の契機となったという意味で共通点がたしかにある。

果たして従来からのイメージ(良き伝統?)が守られ維持されるべきなのか、それとも国母選手や朝青龍が提示した新しい人間像が支持されるべきなのか・・・。それは要するに考え方の違いだろう。(・・・というより世代の違いか。今回同時に驚かされたのが、国母選手を強く非難したという全日本スキー連盟の伊藤義郎会長はオン年83歳で、こういうご高齢の方が今なお第一線で頑張っておられるのか、ということである。)

が、とりあえずは、朝青龍問題にしても、国母選手の問題にしても、いわゆる品格云々はともかくとして、横綱は横綱らしく、オリンピック選手はオリンピック選手らしく・・・といった保守派の方が今はまだ多数派であり、確固たる勢力・発言力を保っていることが、今回の決着でよくわかった。

 それにしてもオリンピックの入場行進も変わった(といっても東京オリンピックの頃から比べれば・・・だが。ああ、年を取った。)。私に言わせればああいうのは「行進」とは言わない。単なる「行列」である。

 私はやっぱり高校野球の入場行進みたいなのが好きだ!

 ・・・とわき道にそれてしまったが、公の場に出るときは、やっぱり身だしなみには注意をしたいものである。そういうことを周りの大人はしっかり指導してあげなければダメだ。

 と、えらそうに身だしなみのことなど言えた私でないことくらいわかってますよ、テッちゃん!!