第14話は打ち込み中『文字数制限をオーバー』しましたので15話ー2に続く……


第14話ー2……


「謝れよオオオオオオオオオオオオォ~アアアアアアァァァァァァァ~ッ!」と凄まじい怒号が発せられた!敬太は怒りを爆発させて……ミナコの人格を守るために……

~パンチ爆薬~を懐いて【族のケンカ屋】に向かって
【神風ゼロアタック突撃】敢行だ!

ゴバァキィ~ッ!と音をさせて、敬太のオーバーパンチが、高笑いで無防備の広彦の左頬を急襲した!

「ぁあ~ッ?」と声を上げて、ゴミ置き場に向かって吹き飛ばされる広彦だ


ボガァラ~ッ!バカラァ~ン!ガバラァ~ンッ!と大きな音を立てて、置かれた4本のポリ容器の上に倒れた!ポリ容器に乗っかった勢いで倒れる先の、割れガラスが鋭く飛び出た【キケン物一斗缶】に顔から突っ込む広彦だ!

ガッシャガァ!カァチャァ~ン!と身も凍る音が、ほやた荘に響き渡った……。
『…………ッ!』
『…………ッ!』
『…………ッ!』

『…………ッ!』1F、2Fの住人達も驚いた、


(「このあと~一体!……どうなってしまうンだろう?」

「…………アッ?……」と驚いている敬太だ!

「ウゥゥゥ~ッ!」左目じりに熱を感じ、顔を上げた広彦の目に飛び込んで来たモノは……!信じられないモノだった!自分が顔から突っ込ンだのは、槍ヶ岳の様に鋭角に尖った割れガラスが飛び出た一斗缶であった!手の平で、左目じりを触ると、ぬるぬると濡れていて生温かかった……!手の平に、べったりと血のりだ!広彦は、再び、一斗缶から飛び出た、割れガラスを見た……。血の気が引いた……、


(「あと2㎝ズレてたら……目ェ~ツブれてた(失明)じゃねェ~かぁ!」)……と愕然とすると共に、怒りが込み上げて来た!【暴走族のケンカ屋】だった広彦をブチ切れさせたら……?生きて帰れるとは思ってないだろう……。


「こぉ~のォ野郎~!てめえ~ッ!ブッ殺してやるウゥオオオオオオオオオオア~ッ!」起き上がるや、叫びながら、敬太にパンチだ!蹴りだ!

ドガンッ!『あう!』ボドォゴン!『ウ!』と【元族のケンカ屋】のパンチと蹴りの音が響き、敬太を襲い、呻き声を上げさせた!僅か2発で、敬太はダウンだ!地面に墜落だ


「アアアアアアアアアアアアアアア~ァァァァァ~ッ!」と叫び声を上げて、キ⚪ガイ広彦の容赦無い暴力が、土道に倒れた敬太を襲う!
ドガンッ!ゴバキッ!ゴォボン!バァダァン!バァン!ダァンッ!ガァゴッ!と音をさせて、敬太の身体を蹴りまくる広彦だ!
「てめえ~ッ!死ねぇ~ッ!この野郎~ッ!この野郎~ッ!アアアアァ~ッ!」

ドガンッ!バガァンッ!バァン!ダァバァン!バガァンッゴガァンッ!と凄まじい音の連発だ!敬太は呻き声もない!かなりのダメージの様だ!このまま暴力を受け続けたら、生命の危機だ!

「ねぇ!ちょっと!広彦!止めなよ!」とミナコは焦り始めた!このままだと、広彦は敬太を殺してしまうだろう!
「広彦~ッ!止めてよ~ッ!」と叫ぶミナコだ!

「アアアアアアアァァアアアアアァ~ッ!」と叫びながら、地面に倒れて無抵抗の敬太を蹴りまくる広彦だ!ミナコの声など耳に入らない!

「止めなよ~ッ!ソレ以上やったら殺しちゃうよお~ッ!」と無我夢中で立ち上がり、暴力を止めさせようと広彦の腰にしがみついたミナコだ!

「うるせぇ~ッ!邪魔すンじゃねェ~!おらァ~ッ!」と叫びミナコを腰から引き剥がし、土道に転ばし倒す広彦だ!

ザザザァ~ッ!と音を立てて、倒されるミナコだ!

「アッ!」と声を上げるミナコは、膝が擦りむけ、血だらけだ!痛いであろう……。が、口で言っても、もう聞く耳を持たない広彦だ!実力行使で広彦の暴力を止めねば、広彦は殺人事件の加害者に、敬太は被害者になってしまう!自分の膝の痛みなど、どうでも良い!

「止めなよォ~ッ!敬太を殺しちゃうよ~ッ!刑務所行きだよ~ッ!」と、すぐに立ち上がり、また広彦の腰にしがみつくミナコだ!

ゴガァンッ!バガァンッ!バァン!ダァバァン!バァン!と、しがみついたミナコなど、お構い無しに敬太を蹴りまくるキ⚪ガイの広彦だ!

「止めてよオォ~アアアアァ~ッ!お願い止めてよオオオオオアアアアァ~ッ!」と更に、泣き声を荒げるミナコだ!必死に広彦の腰にしがみついていく!

「邪魔すンじゃねェ~!つッてンだろがァ~ッ!」と言いながら、ミナコを再び、引き倒す広彦だ!

「ァァ~ッ!」ザザッ!と音をさせて、土道に倒されるミナコだ!『かわいいでしょ?』……ミナコのお気に入りのスーパーの制服は泥だらけだ!

 どうでも良かった!『何が何ンでも広彦の敬太への暴力をやめさせねばならない!』必死のミナコだ!「アアアアアアァアァァァァ~ン!」と泣き喚きながら、四つん這いのミナコは、今度は敬太の元に向かった!敬太の上に覆い被さった!

「止めてよオォ~オオオオオオアアァ~ンッ!お願い!止めてよォ~オオオオォ~ッ!」と大声で泣き喚くミナコだ!ミナコが敬太に覆い被さったため、広彦の暴力は止まった……。

「おらァ~ッ!どけェ~ッ!邪魔なンだ~このアマがァ~ッ!てめえ~ッ!どけ!つってンだろうがァ~ッ!おらァ~ッ!」と叫びながら、敬太に覆い被さったミナコの髪を掴むと、乱暴に引っ張った!ミナコの上体はエビ反りになった!

「何ンなんだお前~ッ!さっきコイツに『『てめえ~関係ネェ~だろ~ッ!』つッて手ェ~払いのけてただろがぁ~ッ!コイツ~お前には関係ねぇんだろ~ッ?何ンで邪魔するンだ~ッ?どかねぇとォ~!てめえブッ殺すぞ~ッ!おらァ~ッどけってのオォ~ッ!」

「アァ~ッ!」と悲鳴を上げ、激痛に顔と上体を、更に、反らされたミナコであった。

 が……「殺すならアタシを殺してェ~ッ!」と叫ぶミナコは『ムムムムムムゥ~ッ!』と唸り声をあげ、広彦の引っ張る力に逆らった!顔を、倒れている敬太の元に戻した!再び、敬太に覆い被さったミナコであった!凄まじい気迫のミナコに、圧倒される広彦だ!

「……ッ?」指に絡み付いた多量のミナコの抜けた髪の毛を見て、広彦は唖然とした。

『何故だ?』と広彦は、土道に倒れている敬太に覆い被さったミナコを見た……。

「守りたいンだよォ~ッ!」とミナコは叫んだ……!息を荒げて続けた……。

「……はぁ~ッ!はぁ~ッ!……守りたいンだよォ~ッ!アタシの大切なヒトだからァ~ッ!……はぁ~ッ!はぁ~ッ!はぁ~ッ!……守りたいンだよォ~ッ!……敬太は~!敬太は~ッ!アタシの大切なヒトだったンだよぉ~ッ!」と叫ぶミナコだ!

 美しい黒髪は、バサバサに乱れ、後のヒットホラー映画の『貞子』のようだ!だらしなく乱れ、前に垂れ下がったバサバサ髪の隙間から、ミナコの涙と鼻水でぐちゃぐちゃな顔が、所々、見える……。美少女だから、尚更、ぐちゃぐちゃなのが際立っている……。敬太を守るために、ナリフリ構わないミナコであった!

「…………」黙る広彦だ……。

「ウゥゥゥゥゥゥ~ッ!……今分かったンダよお~ッ!」号泣のミナコは叫んだ……。

「はぁ~ッ!はぁ~ッ!……敬太は~ッ!……敬太は~!……アタシの大切なヒトだったンダよお~ッ!……アタシの……アタシの……アタシの大切なヒトだから~守りたいンだよォ~ッ!」

「……ッ?……」驚く敬太だ……。自分の顔に何か……?液体がポタポタと落ちて、掛かるのに気付いた……。

(「ミナコさんの……涙?……涎?……フフフ……鼻水?……」)……嬉しい敬太だ。……自分のために必死になってくれる……憧れてた女性……。自分のために本気で泣いてくれて『大切なヒト』と言ってくれる女性……。その女性がミナコだとは……。涎まで垂らす程に、泣いてくれるなンて……。鼻水まで垂らしてくれるとは……!

 身体は激痛を通り越して、重すぎるダメージに、意識は朦朧としていた……。が、敬太は、自分の顔に落ちてきた、ミナコが流し落とした涙と、垂らした涎に感激した……。更に、垂れて、顔に掛かったミナコの鼻水に、敬太は弱々しくも微笑んだ……。

 敬太の微笑みに気づかずに、尚も、必死で広彦に訴えるミナコだ……。最大級の懇願のために、更に、涙が溢れ、涎を垂らし、鼻水を垂らした……。ミナコの顔からこぼれ落ちた液体を、更に、顔に浴びる敬太だ……。

「おえあああぁ~いぃッ!(お願い!)うういえあええ~ッ!(許してあげて!)……アァァァァアア~ッ!ウアアアアァ~ッ!アアアアアァ~ッ!」と号泣で、言葉にならない言葉を喚いて、訴えるミナコだ!顔から、更に液体……涙を……涎を……鼻水を……ダラダラと垂らすミナコだ……。ミナコのそんな顔を見たのは、初めての広彦だった……。

「おォ~えェ~あぁ~ああぁ~いぃッ!(お願い!)……ハブゥッ!……おえあああぁ~いぃッ!(お願い!)……おおォ~!おおおおォ~!………おえああはがッあぁ~いぃッ!(お願い!)……うういえあええ~ッ!(許してあげて!)……ウぁうういえあええ~ッ!(許してあげて!)……アアアァァァァァァァァァァ~ン!」と最大級のキ⚪ガイ女の泣き喚きで、広彦に懇願だ!広彦よ……言え!……『……今日は……この辺にシといたるワ~!』……言え!

「……け!……一生ヤリ捲ってろよォ~ッ!」と下品な捨て台詞をミナコに浴びせると、広彦は叫びスチール階段を上がって行った!

タン!タン!タン!と足音をさせて……???……止まった!

タン!タン!ダン!と音をさせて下りて来た!土道に下りると、1F通路の2室の、扉を開け顔を覗かせている、興味津々野次馬住人ギャラリーに向かって罵りだ!

「おらァ~ッ!見せモンじゃねンだゾぉ~ッ!コラァァ~ッ!」

「ヒィ~ッ!」と悲鳴を上げながら、若い男が扉を開けたまま、部屋に逃げ込んだ!

「死にてェ~かぁコラァァァァァ~ッ!」と叫びながら、手前の部屋の開いている扉をダァァァ~ンッ!と大きな音をさせて蹴り込んだ!

バダァ~ン!と大きな音を立てて、扉は閉まった!

「……ッ?……」……手前の部屋の扉が閉められたら、今度は、奥の部屋の扉が開いていて、2人の若い男女が部屋前に出て来て、一部始終を見てらしいことが分かった!更に、ヒートアップの広彦だ!奥の部屋に向かい走り出した!

「わぁァァ~ッ!」

「きゃあァァ~ッ!」と叫びながら、奥の部屋の住人の若い男女2人も、部屋の中に避難だ!

バタン!と音をさせて扉は閉まった!

パチョン!と金属音がした!施錠だ!

「てめえ等ァァァ~ッ!ブッ殺されてぇぇカァ~ッ!出て来いコラァァァァ~ッ!」

ダァ~ンッ!ガァダァ~ンッ!と大きな音を立てて、キ⚪ガイ広彦だ!マジに1F奥の部屋の住人男女を『ブッ殺す!』

【見ざる!言わざる!聞かざる!】の出来ない、ほやた荘の住人達だ!……他人のみっともない所を、興味本位に無遠慮に、いつまでも見ていたり、言いふらしたり、聞いたりしてくる様なヤツ等は死ね!広彦!そのアホカップルを、ビビらせろ!小便チビらせてやれ!脅かせ!原因を作ったそいつ等ァ~はァ~、訴えても何も出来まい……!

ダァン!バァン!と大きな音を立てて、扉を蹴る広彦だ!

「『出て来ォ~い』つってンだろォ~がぁ~ッ!出て来ォ~いコラァァァ~ッ!…………はッ?……」怒鳴りつけていたと思ったら何か?に気付いて扉を蹴るのを止める広彦ただ!扉から離れ、2Fスチール製通路を見上げた……。広彦の部屋の前辺りから、首を出して下を覗いている、2F奥の部屋の住人ギャラリー野次馬中年男性と目が合った!

「そこにいろコラァァ~ッ!ブッ殺してやるゥ~ッ!」と叫ぶ広彦だ!

ダッ!ダッ!ダッ!と足音をさせてダッシュの広彦だ!

「ヒィィ~ッ!」と悲鳴を上げながら、中年男性も部屋に向かってダッシュだ!

ダァ~ン!ダァ~ン!ダァ~ン!と足音を立て、広彦がスチール階段を上がって来る!

「うわぁァァ~ッ!」と叫び自分の部屋に、避難のために走る中年男性だ!

ダァン!ダァン!ダァン!ダァン!と2Fスチール製通路に走る音が響く

「ァァッ?」と声を発しダダァ~ン!と大きな音を立てて、スチール製2F通路を躓き、胸から通路奥の自分の部屋の前に倒れる中年男性だ!

ダァン!ダァン!ダァン!と音をさせて、スチール製階段を上がって来た広彦だ!

「ヒィィ~ッ!」と悲鳴を上げながら、起き上がるとカカチャッ!バタン!パチョン!と音をさせ、奥の自分の部屋の扉を開けて、中に入り、ロックを掛けた!

「てめえも死にてェ~かぁ~ッ!コラァァ~ッ!」バァダァン~ッ!と罵りと共に、扉を蹴る大きな音だ!

「…………ふぅ~ッ!……ッたくよう……」と息を吐き、ぶつぶつヌカしながら、部屋に戻る広彦だ……。下を見ると、敬太をいつの間にか抱き起こしたのか?

「敬太~大丈夫~?……大好きだよ~敬太~!……ずっと一緒に居ようね……」と土道に跪き敬太を胸に抱きしめ『即コク(告白)』するミナコだ……。

(「何だ?てめえ~敬太~!いい度胸しやがって~マジぶっ殺されてぇぇカァ~……ていうか~てめえ~嘘付きやがったな……」)……。

 ミナコに抱きしめられている敬太を見て、春に、川沿いの桜並木道で、自転車で2人乗りしてた時に……敬太が言っていた『ツッパリ』を思い出す広彦だ……。

「何ンでェ~?オレが『誰かを救うために』とか?
『誰かを守るために』とか?
『自分を犠牲にして命懸け』てコトすか?~昔ン戦争ン時みたいに?ゼロ戦に爆弾積んで突っ込んでこい!て?……は?冗談じゃねぇ!イヤなこってス~!」

ダハハハハハハハハハハハハハハハハハ


「チッ!……てめえ~惚れたオンナの~何か?……心だ……惚れたオンナの心を守るために命懸けて戦えるオトコじゃねェ~かよ…何が『は?冗談じゃねぇ!イヤなこってス~!』だ!……たくよう……てめえ~大嘘付きじゃねぇ~かよ!……チッ!」と舌打ちの広彦だ……。

 部屋に入ろうと、扉のドアノブを見ると【すき焼きセットレジ袋】が掛かっている……。

「ケッ!……」と言いながら【すき焼きセットレジ袋】を手に取ると、広彦は扉を開けて自分の部屋に入った……。

バタン!パチョン!と扉が締まりロック音がした……。

「大好きだよ……敬太……アタシのためにゴメンね……ありがとうね……」と土道に跪き、敬太を抱きしめ続けるミナコだ……。

(「これが……『本当の愛』か……」)敬太は知った……16歳にして……。



第16話に続く……。


いのちの歌