第15話は打ち込み中『文字数制限をオーバー』しましたので15話ー2に続く……
第15話ー2……
「謝れよオオオオオオオオオオオオォ~アアアアアアァァァァァァァ~ッ!」
凄まじい怒号が発せられた!敬太は怒りを爆発させて……ミナコの人格を守るために~パンチ爆薬~を懐いて【族のケンカ屋】に向かって【神風ゼロアタック突撃】を敢行だ!
ゴバァキィ~ッ!と音をさせて敬太のオーバーパンチが、高笑いで無防備の広彦の左頬を急襲した!
「うあぁ~ッ!」と叫び声を上げてゴミ置き場に向かって吹き飛ばされる広彦だ!ボガァラ~ッ!バカラァ~ン!ガバラァ~ンッ!と大きな音を立てて、置かれた4本のポリ容器の上に倒れた!ポリ容器に乗っかった勢いで倒れる先の、割れガラスが鋭く飛び出た【キケン物一斗缶】に顔から突っ込む広彦だ!
ガッシャガァ!カァチャァ~ン!と明らかに身も凍る音がほやた荘に響き渡った……!『…………ッ!』
『…………ッ!』
『…………ッ!』
『…………ッ!』1F、2Fの住人達も驚いた!
(「このあと~一体!……どうなってしまうンだろう?」
「…………アッ?……」と驚いている敬太だ!「ウゥゥゥ~ッ!」左目じりに熱を感じ、顔を上げた広彦の目に飛び込んで来たモノは……!信じられないモノだった!自分が顔から突っ込ンだのは、槍ヶ岳の様に鋭角に尖った割れガラスの飛び出た一斗缶であった!手の平で左目じりを触るとぬるぬる生温かかった……!手の平に、べったりと血のりだ!広彦は、再び一斗缶の飛び出た割れガラスを見た……。血の気が引いた……。
(「あと2㎝ズレてたら……目ェ~ツブれてた(失明)じゃねェ~かぁ!」)……と愕然とすると共に怒りが込み上げて来た!【暴走族のケンカ屋】だった広彦をブチ切れさせたら……?生きて帰れるとは思ってないだろう!
「こぉ~のォ野郎~!てめえ~ッ!ブッ殺してやるウゥオオオオオオオオオオア~ッ!」起き上がるや叫びながら敬太にパンチだ!蹴りだ!
ドガンッ!『あう!』ボドォゴン!『ウ!』と【元族のケンカ屋】のパンチと蹴りの音が響き敬太を襲い呻き声を上げさせた!僅か2発で敬太はダウンだ!地面に墜落だ
「アアアアアアアアアアアアアアア~ァァァァァ~ッ!」と叫び声を上げてキ⚪ガイ広彦の容赦無い暴力が土道に倒れた敬太を襲う!
ドガンッ!ゴバキッ!ゴォボン!バァダァン!バァン!ダァンッ!ガァゴッ!と音をさせて敬太の身体を蹴りまくる広彦だ!
「てめえ~ッ!死ねぇ~ッ!この野郎~ッ!この野郎~ッ!アアアアァ~ッ!」
ドガンッ!バガァンッ!バァン!ダァバァン!バガァンッゴガァンッ!と凄まじい音の連発だ!敬太は呻き声もない!かなりのダメージの様だ!このまま暴力を受け続けたら生命の危険だ!
「ねぇ!ちょっと!広彦!止めなよ!」とミナコは焦り始めた!このままだと広彦は敬太を殺してしまうだろう!「広彦~ッ!止めてよ~ッ!」と叫ぶミナコだ!
「アアアアアアアァァアアアアアァ~ッ!」と叫びながら地面に倒れて無抵抗の広彦を蹴りまくる広彦だ!ミナコの声など耳に入らない!
「止めなよ~ッ!ソレ以上やったら殺しちゃうよお~ッ!」と無我夢中で立ち上がり、暴力を止めさせようと広彦の腰にしがみついたミナコだ!
「うるせぇ~ッ!邪魔すンじゃねェ~!おらァ~ッ!」と叫びミナコを腰から引き剥がし土道に転ばし倒す広彦だ!
ザザザァ~ッ!と音を立てて倒されるミナコだ!
「アッ!」と声を上げるミナコは膝が擦りむけ血だらけだ!痛いであろう……。が、口で言っても、もう聞く耳を持たない広彦だ!実力行使で広彦の暴力を止めねば広彦は殺人事件の加害者に、敬太は被害者になってしまう!自分の膝の痛みなど、どうでも良い!
「止めなよォ~ッ!敬太を殺しちゃうよ~ッ!刑務所行きだよ~ッ!」と、すぐに立ち上がりまた広彦の腰にしがみつくミナコだ!ゴガァンッ!バガァンッ!バァン!ダァバァン!バァン!と、しがみついたミナコなどお構い無しに敬太を蹴りまくるキ⚪ガイの広彦だ!
「止めてよオォ~アアアアァ~ッ!お願い止めてよオオオオオアアアアァ~ッ!」と更に泣き声を荒げるミナコだ!必死に広彦の腰にしがみついていく!
「邪魔すンじゃねェ~!つッてンだろがァ~ッ!」と言いながらミナコを再び、引き倒す広彦だ!
「ァァ~ッ!」ザザッ!と音をさせて土道に倒されるミナコだ!『かわいいでしょ?』ミナコのお気に入りのスーパーの制服は泥だらけだ!
どうでも良かった!『何が何ンでも広彦の敬太への暴力をやめさせねばならない!』必死のミナコだ!「アアアアアアァアァァァァ~ン!」と泣き喚きながら四つん這いのミナコは、今度は敬太の元に向かった!敬太の上に覆い被さった!
「止めてよオォ~オオオオオオアアァ~ンッ!お願い!止めてよォ~オオオオォ~ッ!」と大声で泣き喚くミナコが敬太に覆い被さったため、広彦の暴力は止まった。
「おらァ~ッ!邪魔なンだ~このアマがァ~ッ!てめえ~ッ!どけ!つってンだろうがァ~ッ!おらァ~ッ!」と叫びながら、敬太に覆い被さったミナコの髪を掴むと乱暴に引っ張った!ミナコの上体はエビ反りに!
「何ンなんだお前~ッ!さっきコイツに『『てめえ~関係ネェ~だろ~ッ!』つッて手ェ~払いのけてただろがぁ~ッ!コイツ~お前には関係ねぇんだろ~ッ?何ンで邪魔するンだ~ッ?どかねぇとてめえブッ殺すぞ~ッ!おらァ~ッどけってのオォ~ッ!」
「アァ~ッ!」と悲鳴を上げ激痛に顔と上体を反らされたミナコであった。
が…「殺すならアタシを殺してェ~ッ!」と叫ぶミナコは『ムムムムムムゥ~ッ!』と唸り声をあげ、広彦の引っ張る力に逆らい、顔を倒れている敬太の元に戻した!再び敬太に覆い被さったミナコであった?凄まじい気迫のミナコに圧倒される避難彦だ!
「……ッ?」指に絡み付いた多量のミナコの抜けた髪の毛を見て広彦は唖然とした。
『何故だ?』と広彦は土道に倒れている敬太に覆い被さったミナコを見た……。
「守りたいンだよォ~ッ!」とミナコは叫んだ……!息を荒げて続けた……。
「……はぁ~ッ!はぁ~ッ!……守りたいンだよォ~ッ!アタシの大切なヒトだからァ~ッ!……はぁ~ッ!はぁ~ッ!はぁ~ッ!……守りたいンだよォ~ッ!……敬太は~!敬太は~ッ!アタシの大切なヒトだったンだよぉ~ッ!」と叫ぶミナコだ!
美しい黒髪はバサバサに乱れ後のヒットホラー映画の『貞子』のようだ!だらしなく乱れ、前に垂れ下がったバサバサ髪の隙間から、ミナコの涙と鼻水でぐちゃぐちゃな顔が所々見える……。美少女だから尚更ぐちゃぐちゃなのが際立っている……。敬太を守るためにナリフリ構わないミナコであった!
「…………」黙る広彦だ……。「ウゥゥゥゥゥゥ~ッ!……今分かったンダよお~ッ!」号泣のミナコは叫んだ……。
「はぁ~ッ!はぁ~ッ!……敬太は~ッ!……敬太は~!……アタシの大切なヒトだったンダよお~ッ!……アタシの大切なヒトだから~守りたいンだよォ~ッ!」
「……ッ?……」驚く敬太だ……自分の顔に何か……?液体がポタポタ落ちて掛かるのに気付いた……。
(「ミナコさんの……涙?……涎?……フフフ……鼻水?……」)……嬉しい敬太だ。……自分のために必死になってくれる憧れてた女性……自分のために本気で泣いてくれて『大切なヒト』と言ってくれる女性……その女性がミナコだとは……。涎まで垂らす程に泣いてくれるなンて……鼻水まで垂らしてくれるとは……!
身体は激痛を通り越して、重すぎるダメージに意識は朦朧としていたが、敬太は自分の顔に落ちてきたミナコの流した涙と垂らした涎に感激した……。更に垂れて顔に掛かったミナコの鼻水に敬太は弱々しくも微笑んだ……。
敬太の微笑みに気づかずに尚も必死で広彦に訴えた……。最大級の懇願のために更に涙が溢れ涎を垂らし鼻水を垂らした……。敬太の顔にミナコの顔からこぼれ落ちた液体を更に顔に浴びる敬太だ……。
「おえあああぁ~いぃッ!(お願い!)うういえあええ~ッ!(許してあげて!)……アァァァァアア~ッ!ウアアアアァ~ッ!アアアアアァ~ッ!」と号泣で言葉にならない言葉を喚いて訴えるミナコだ!顔から更に液体……涙を……涎を……鼻水を……ダラダラと垂らすミナコ……ミナコのそんな顔を見たのは初めての広彦だった……。
「おォ~えェ~あぁ~ああぁ~いぃッ!(お願い!)……ハブゥッ!……おえあああぁ~いぃッ!(お願い!)……おおォ~!おおおおォ~!………おえああはがッあぁ~いぃッ!(お願い!)……うういえあええ~ッ!(許してあげて!)……ウぁうういえあええ~ッ!(許してあげて!)……アアアァァァァァァァァァァ~ン!」と最大級のキ⚪ガイ女の泣き喚きで広彦に懇願だ!広彦よ……言え!……『……今日は……この辺にシといたるワ~!』……言え!
「……け!……一生ヤリ捲ってろよォ~ッ!」と下品な捨て台詞をミナコに浴びせると、広彦は叫びスチール階段を上がって行った!
タン!タン!タン!と足音をさせて……???……止まった!
タン!タン!ダン!と音をさせて下りて来た!土道に下りると1F通路の2室の、扉を開け顔を覗かせている興味津々野次馬住人ギャラリーに向かって罵りだ!
「おらァ~ッ!見せモンじゃねンだゾぉ~ッ!コラァァ~ッ!」
「ヒィ~ッ!」と悲鳴を上げながら若い男が扉を開けたまま部屋に逃げ込んだ!「死にてェ~かぁコラァァァァァ~ッ!」と叫びながら手前の部屋の開いている扉をダァァァ~ンッ!と大きな音をさせて蹴り込んだ!
バダァ~ン!と大きな音を立てて扉は閉まった!
「……ッ?……」……手前の部屋の扉が閉められたら、今度は、奥の部屋の扉が開いていて2人の若い男女が部屋前に出て来て一部始終を見てらしいことが分かって、更にヒートアップの広彦だ!奥の部屋に向かい走り出した!
「わぁァァ~ッ!」
「きゃあァァ~ッ!」と叫びながら奥の部屋の住人の若い男女2人も部屋の中に避難だ!
バタン!と音をさせて扉は閉まった!
パチョン!と金属音がした!施錠だ!
「てめえ等ァァァ~ッ!ブッ殺されてぇぇカァ~ッ!出て来いコラァァァァ~ッ!」
ダァ~ンッ!ガァダァ~ンッ!と大きな音を立ててキ⚪ガイ広彦だ!マジに1F奥の部屋の住人男女を『ブッ殺す!』
【見ざる!言わざる!聞かざる!】の出来ないほやた荘の住人達だ!……他人のみっともない所を興味本位に無遠慮に、いつまでも見ていたり、言いふらしたり、聞いたりしてくる様なヤツ等は死ね!広彦!そのアホカップルをビビらせろ!小便チビらせてやれ!脅かせ!原因を作ったそいつ等ァ~は訴えても何も出来まい……!
ダァン!バァン!と大きな音を立てて扉を蹴る広彦だ!
「『出て来ォ~い』つってンだろォ~がぁ~ッ!出て来ォ~いコラァァァ~ッ!…………はッ?……」怒鳴りつけていたと思ったら何か?に気付いて扉を蹴るのを止め扉から離れ、2Fスチール製通路を見上げた……。広彦の部屋の前辺りから首を出して下を覗いている2F奥の部屋の住人ギャラリー野次馬中年男性と目が合った!
「そこにいろコラァァ~ッ!ブッ殺してやるゥ~ッ!」と叫ぶ広彦だ!
ダッ!ダッ!ダッ!と足音をさせてダッシュの広彦だ!
「ヒィィ~ッ!」と悲鳴を上げながら中年男性も部屋に向かってダッシュだ!
ダァ~ン!ダァ~ン!ダァ~ン!と足音を立て広彦がスチール階段を上がって来る!
「うわぁァァ~ッ!」と叫び自分の部屋に避難のために走る中年男性だ!
ダァン!ダァン!ダァン!ダァン!と2Fスチール製通路に走る音が響く
「ァァッ?」と声を発しダダァ~ン!と大きな音を立ててスチール製2F通路を走り躓き胸から通路奥の自分の部屋の前に倒れる中年男性だ!
タァン!タァン!タァン!と音をさせてスチール製階段を上がって来た広彦だ!
「ヒィィ~ッ!」と悲鳴を上げながら起き上がるとカカチャッ!バタン!パチョン!と音をさせ、奥の部屋の扉を開けて中に入りロックを掛けた!
「てめえも死にてェ~かぁ~ッ!コラァァ~ッ!」バァダァン~ッ!と共に広彦の怒鳴り声と共に扉を蹴る大きな音だ!
「…………ふぅ~ッ!……ッたくよう……」息を吐きぶつぶつヌカしながら部屋に戻る広彦だ……下を見ると、敬太をいつの間にか抱き起こしたのか?
「敬太~大丈夫~?……大好きだよ~敬太~!……ずっと一緒に居ようね……」と土道に跪き敬太を胸に抱きしめ『即コク(告白)』するミナコだ……。
(「何だ?てめえ~敬太~!いい度胸しやがって~マジぶっ殺されてぇぇカァ~……ていうか~てめえ~嘘付きやがったな……」)……。
ミナコに抱きしめられている敬太を見て、春に桜並木道で自転車で2人乗りしてた時に、敬太が言っていた『ツッパリ』を思い出す広彦だ……。
「何ンでェ~?オレが『誰かを救うために』とか?『誰かを守るために』とか?『自分を犠牲にして命懸け』てコトすか?~昔ン戦争ン時みたいに?ゼロ戦に爆弾積んで突っ込んでこい!て?……は?冗談じゃねぇ!イヤなこってス~!」
ダハハハハハハハハハハハハハハハハハ
「チッ!……てめえ~惚れたオンナの~何か?……心だ……惚れたオンナの心を守るために命懸けて戦えるオトコじゃねェ~かよ…何が『は?冗談じゃねぇ!イヤなこってス~!』だ!……たくよう……てめえ~大嘘付きじゃねぇ~かよ!……チッ!」と舌打ちの広彦だ……。
部屋に入ろうと扉のドアノブを見ると【すき焼きセットレジ袋】が掛かっている……。
「ケッ!……」と言いながら【すき焼きセットレジ袋】を手に取ると広彦は扉を開けて自分の部屋に入った……。
バタン!パチョン!と扉が締まりロック音がした……。
「大好きだよ……敬太……アタシのためにゴメンね……ありがとうね……」と土道に跪き敬太を抱きしめ続けるミナコだ……。
(「これが……『本当の愛』か……」)敬太は知った……16歳にして……。
第16話に続く……。
インフォメーション(((o(*゚∀゚*)o)))何ンと❗ヽ(・∀・)ノ
ジローサン超プッシュの~隠れ名曲シンガーソングライターericaサン……
TBS高校女子👩サッカー⚽応援ソング『なでしこの蕾』を歌われてます❗
ericaなでしこの蕾