中部方面音楽隊/トゥモロー本田美奈子/ワンウェイジェネレーション
演習帰隊翌々日月曜日
第1中隊営内居室~廊下~当直室
2130(フタヒトサンマル)
富良野岳山麓演習場で行われた【冬季連隊検閲演習】も終わり、帰隊した金曜日……駐屯地居酒屋隊員クラブの女性従業員マナミに『告白』して【ごめんなさい!】撃沈された金曜日……。【特外】で夜の街のパブに行き【その日に知り合ったスーパーマーケット北方タウン女性店員】をアパートに連れて行った土曜日夜~日曜日昼前……。


♪ワンウェイ~♪ジェネ~レイシャ~ン♪
♪今~何かを探して~♪戻ぉ~どぉ~れぇ~なぁ~い~♪
2130(フタヒトサンマル)が営内居室で【各班整列点呼(後述)】の時間であり、一旦、テレビを消して【気を付け】の姿勢で整列して当直の【点呼】を受ける。が、テレビの人気番組がある夜などは当直が「そのままでいいゾォ~!お~い班員~全員異常無しかぁ~?」と各班を周り【口頭確認点呼】でユルやかであ
【口頭確認点呼】が終わると、仲の良い陸士が営内班居室を自由に行き来する。建二の居室にまた陸士達がやって来た。大勢でテレビドラマを楽しもうという訳だ……。フジテレビ系列UHB北海道文化放送【月9ドラマ】『パパはニュースキャスター』……主演の田村正和演じる『鏡竜太郎』は、まるで番建二そのものズバリだっ
ニュースキャスター『鏡竜太郎』はバーに入ると客は少なめ……。カウンター席に座り「ン……スハァ~ウア~いつものヤツゥ……」とわざとか……?カッコ良さ息吸い吐き気味&『ウア~』から始め気味なセリフで【オーダー】する。
2m程離れて右端の席には人気ポルノ女優赤坂麗演じる美女が物思いにフケっておりグラスは空に等しい……。
次のシーンでは明け方のホテルのベッド……。うつぶせに寝てる美女にシーツが掛かっていて肩が見えていて全裸らしい……。
営内居室内では……
【冒険談】に夢中だったくせに『お色気シーン』にはテレビに集中だ!
「おお~!赤坂麗だ~!いいな~!」と吉正は少し鼻息が荒くなった。有名ポルノ映画女優演ずる美女が『鏡竜太郎』と!……だが!田村正和が美女に声を掛けてからのプロセス……どんな会話があったのか?……意地悪い脚本家は教えてくれない……。
「おいこら~!どうやってソコまで持ち込んだんだよ~!【タイムストリップ】してんじゃねぇ~ゾォ!」と建二はヌカした
ワハハハハハハハハハァ~ッ!『タイムスリップっショ~ッ!!』『わざとだべやぁ~!
ワハハハハハハハハハァ~ッ!隊員達は建二の【つまらない筈のダジャレ】にさえ爆笑だ!ドラマでは…
赤坂麗が「ねぇ~!次いつ会えるの!」と上体を起こして田村正和の方を向きシーツでセクシーに胸を隠し質問だ!
田村正和が立ち止まり……「ウア~ンフゥ~ッ!ウア~ボクになら~ウア~毎日会えるよ!
次のシーンでは……
田村正和演じるニュースキャスター『鏡竜太郎』が「ゥァ~こんばんは……ァンニュースキャスターの『鏡竜太郎』です……」……確かに毎日『テレビで会えるよ!』だ……!(注…筆者の記憶より…実際と違います…)
営内居室内では……
「ウア~ンフゥ~2月は【北方マート】の美人店員と……彼氏……自衛隊員が任期満了退職で【遠距離恋愛】を開始…………淋しいから……慰めてあげた……ンフゥ~来月終わりから4月には~【3、4月隊員】の退職で北方に置いてかれたオンナ……で~あとは~!入学してくる女子大生ですかなぁ~?ンフゥ~ッ!」と田村正和のモノ真似で【春のセックス予定】を口にする建二に、吉正はすかさず返した。
「新入学女子大生を捕まえるゾォ~ッ~【女子大生狩りナンパ祭り】だ!ワォ~ンッ!」「何んだ!『捕まえるゾォ~ッ~!』て警察の【暴走族狩り】じゃあるまいし~!ワハハハハハハハハハァ~」
「番こら~ッ!お前みたいにあっちの女のコ~!こっちの女のコ~!手ェ出して~泣かしてばっかと~違うっショ~ッ!オレは本気で彼女になってくれるコを探してるんだ!だから春は~なまら沢山女子大生に声掛けてるっショ~ッ!【新入学女子大生狩りナンパ祭り】だ~!」と吉正もなかなか外出時は【愛を求めてさ迷う男】だ。
「【新入学女子大生狩り】て~日活ロマンポルノ映画~の題名じゃねぇんだゾォ~!
ワハハハハハハハハハァ~ッ!ワハハハハハハハハハァ~ッ!爆笑営内居室だ!
「こら!井乞!笑ってばかりいねぇで~たまには【オンナ】の話~聞かせろォ~ッ!」と吉正は【自称素人童貞】の井乞に意地悪い質問だ
シーン!と静まりかえる営内居室だ……。「……いや……オレは……モテないから……一生【オンナ】なんて出来ないよ……ソープランド通いだよ……」と笑顔が消え俯く井乞……少々、涙目だ!
「お前~本当は【童貞】なんだろォ~?」
シーン!と静まりかえる営内居室……皆が『聞かざる言わざる』の伊佐夫の触れないてでやっている【自称素人童貞詐称疑惑】を暴き【童貞】であることを皆の前で晒し者にしようと少々~意地の悪い吉正だ!
「まぁ~!いいから~!その内~オレが紹介してやるよォ~ッ!同期だからなぁ~ッ!」と井乞を庇う同期番建二だ。
「したっけェ~!」と言ってそそくさと出て行く井乞だ。
カチャン!とさせたドアノブを閉める音も弱々しい伊佐夫だ。テレビの音だけが聞こえていていた。丁度~ドラマのエンディングも予告編も終わりっていた。
「話~分からんくなったっショ~ッ!」と建二がヌカしたのが発火点になり営内居室の中に爆笑爆発が行った!建二は気まずくなった雰囲気もすぐに明るくしてしまうのだ。
ダハハハハハハハァ~ッ!
建二が庇ったが【伊佐夫の童貞疑惑】…皆の晒し者にしたくてしょうがない吉正が始めた。
「井乞って~あいつ絶対に【童貞】ッショ~ッ!」
「まぁ~!いいジャんよォ~ワハハハハハハハハハァ~ッ!」と『庇ってたくせに爆笑』の建二だ!
「んだな~ッ!赤坂麗が出てきたっショ~ッ!口~ポケたぁ~ん!開けとっただべなぁ~!」
ワハハハハハハハハハァ~ッ!「ポタ~ッ!て~涎ぇ~垂らしとったッショ~ッ!」
『何処に?』『何処~ッ?』『アイツ何処に座っとったぁ~ッ?』陸士長達が騒ぎ出した。
「あ~!ソコに座ってて~!涎~ポタポタ~ッ!垂らしてました!」と後ろの方のベッドに座っている【少しヌケてる二等陸士】の駒木が、端にある建二のベッドの脇の床に大きめの水染みが出来ているのを指し示した。
『何?』『うわ~ッ!本当だべや!』『アイツち⚪こ多分~勃っとたべなぁ~』
ダハハハハハハハハハハァハハハァ~ッ!と爆笑爆発が起きた……。
ヒヒハハァ~ッ!苦しい~ッ!ハハハハハハァ~!……呼吸困難気味の陸士達だ……。
「バカヤロー!駒木コラぁ~ッ!てめえ~ッ!分かってたんならぁ~床~拭けぇ~ッ!」と建二は二等陸士を怒鳴り付けた。
「はいッ!すみませんッ!」
「この野郎~ッ言われンかったら~バックれるつもりだったかぁ~ッ!」
「はいッ!すみませんッ!」
「『はいッ!』って~テメぇ~ッ!『バックれる』つもりだったのかぁ~ッ!」
「はいッ!……いや!……いいえッ!」
ダハハハハハハハァ~ッ!建二と駒木のやり取りに陸士達は爆笑爆発だ!
「どっちなンだぁ~ッ!」
「はいッ!……いや……いいえ~ッ!……あれぇ~?」
「訳わかんねぇだろうがぁ~ッ!ブグッ!」と罵りながら【二等陸士の訳分からない返事】に堪え笑いの二人だ!二等陸士駒木と営内居室先任(部屋長)陸士長番建二のやり取りに爆笑の陸士達……楽しさの極地だ!
ワハハハハハハハハハァ~ッ!ハライテェ~ッ!ダハハハハハハハァ~ッ!
「駒木テメぇ~ッ!つうか~」
キレて罵りの建二だったが……ブハハァ~ッ!と吹き出してしまった。駒木の胸の辺りに水染みが……しかもジャージズボン膨らんでいるではないか!
ダハハハハハハハァ~ッ!爆笑爆発だ!
「テメぇ~ッ!赤坂麗奈のセックス後の場面見て~【勃起】させてやがったなぁ~ッ!トイレ行って【抜いて】こいッ!」
ダハハハハハハハァ~ッ!再び爆笑爆発だ!……と、その時であった!
『外線電話の連絡で~す!第2営内班……番士長~ッ!……番士長~ッ!……当直室に外線が入ってます~!』と【中隊放送】が流れた!
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ~ッ!とどよめきの声が、第一中隊の何十mもある廊下に響き渡った。
「また街で【オンナ】と知り合って~電話が掛かってきたぞ!」と【中隊放送】の掛かって来た陸士は【中隊のヒーロー】として皆が羨望の眼差しだ!廊下の両側の全営内班居室、陸曹室のドアが開き隊員達が顔を出した!
ケンカ屋のいつも不貞腐れの一等陸士加藤広彦もニコニコ笑顔で顔を出していた。井乞伊佐夫も首を出して見ていた。
ワァァァァァァァァァァァァァァ~ッ!ピピィィィィィィィィィィィ~ッ!……建二が廊下に出ると声と指笛が鳴り響いた。
「もしもし!……番ですが~!」当直室でニコニコ笑顔で電話を建二に渡す当直陸曹から電話の受話器を受け取った建二は言った。……そして困った。
「もしもし~あの~番くん……?……あの~……アタシ……電話して来ちゃいましたけど……」と名乗らない若い女性の声がした。
(「昨日の⚪⚪ちゃんかな……」)【凄まじく新鮮すぎる性欲の持ち主】⚪⚪……。

建二は迷った……。【凄まじく新鮮すぎる性欲の自分勝手なセックスの持ち主】⚪⚪も悪くはないが……違うコの名前を言ってダメになるのももったいない気がした。だが……『もしかして……』と微かに希望を抱いているコの名前を発した……。
「もしもし……マナミちゃん……?」
「キャハハハハハハハハハハァ~ッ!」嬉しさを素直に爆発させる可愛い笑いがした……。
アハハハハハハハハァ~ッ!と中隊中に建二の笑い声が響き渡った……。中隊の各部屋から首を出していた隊員達は部屋に入りドアを閉めた……。
次の日曜日、スキー場に行く建二とマナミだった……。北海道はあちこちにパウダースノーのスキー場があり、空いていて恋人と二人で滑ったら、内地のスキー場など馬鹿馬鹿ししくなるであろう。

三田春愛カバー春泥棒/ヨルシカ
井坂海音カバー/尾崎豊OH MY LITTTLE GIRL








