1ー49めぐみさんに贈る純愛フィクション イカロスの翼……写真の君に恋した僕は……氷上の屈辱編はコメント(新しい順)258個下から1ー1が始まってます 是非、読んで下さい
郷は62式機関銃の脚を立てると銃身根元にある<持ち手>を回して銃身を引き抜き、足元の氷面に置いた。
ジュルルルルブゥワァ~ッ!と音を立てて流氷氷上氷面は溶かされ、小さな水溜まりが出来た。銃身は冷された……。
郷はアキオに乗せてある衣のうの中から予備銃身と<耐熱手袋>を取り出すと、機関銃に取り付けた。弾薬箱を開け300発リンクを取り出し、再び、機関銃に弾薬ベルトを装填した。銃身交換は、まだ必要無かったが、スペツナズ達との交戦備えたのであった。
ハインドから最後の2名が降下した。一人はスペツナズ隊員達の小隊長コルゾフスキーだ!合計8名のスペツナズ隊員達は降り立つと、200m程の幅に広がりスケーティングでグングン近づいてくる!始めに降下したユジンツォルは数百mは先に進んでいた。
ダガダガダン!ダガダガダン!と音を放ち射撃しながら、猛スピードのスケーティングで郷に迫っていた!
ガバァン!ダカァスッ!ゴパァ~ンッ!と音をさせて、郷の周りの氷上が破裂したかと思うと、キ~ン!と空気を切り裂く音!ビィ~ン!オワァ~ン!と跳弾の音!……辺りは凄まじい音に占拠された!もし、それらの音に、少しでも触れようものなら間違いなく指は吹き飛ぶてあろう……。命懸けの空間だ!
郷は機関銃を負い紐で肩に掛け~耐熱手袋~を嵌めた左手で銃身根元を押さえつけ、厚手毛糸の軍手の~防寒手袋~を嵌めた右手で安全装置を解除すると機関銃握把を握り引き金を引いた!
「うぉあああああぁ~ッ!」と郷は雄叫びを上げた!
スケーティングで前進する小隊長のコルゾフスキーは叫んだ
「全員伏せろォ~ッ!」
ドンドドトトドドドンッドンドドトトドドドンッドンドドトトドドドンッドンドドトトドドドンッ!と音をさせて郷は、62式機関銃の7.62㎜弾の連発射撃を、迫るスペツナズ隊員達に浴びせ掛けた!
「アウッ!」と叫ぶユジンツォルの左頬から、タスッ!と音が立ち血煙が吹いた!ユジンツォルは、たまらずに伏せた…というより、倒れる様に伏せた!伏せる様に倒れた?……他のスペツナズ達達も伏せた!
郷は射撃を止めた……。何か……?……イヤな予感がした……。500m程先にホバリングするハインドの機体前部下のガドリング砲ターレットが微かに動いているではないか!
「やべぇ~ッ!うわぁぁぁ~ッ!」と叫ぶや、負い紐で肩に掛け抱えていた62式機関銃を外し、ガスッ!ジャラッ!ガッ!と騒がしい音を立てて、乱暴に脇に放り捨てた!命を守ってくれた62式機関銃を放り捨てた!
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~ッ!」と慌てふためき叫びながら、流氷山脈の~山道~を掛け上がった!
ズガッ!と音を立て、躓き、転ぶも、すぐに起き上がり、四つん這いになりながらも、必死の形相のでバタバタと四肢を凄まじい勢いで動かして登っていった!
約500ハm離れホバリングするハインドの操作手はガドリング砲の照準を郷に合わせた!機体前部下のターレットが動きガドリング砲が郷に向けられた!
「野郎~ッ!ザケやがってェ~ッ!喰らえ~ッ!」と操作士は叫び、12.7㎜4銃身ガドリング砲の射撃を郷に向けて浴びせた!
バババババガバァボォブォブゥルルルルゥゥゥ~ッ!と『コレに狙われたら、まず逃げれない』程の発砲音とマズルフラッシュとガス黒煙を吐き出し、ガドリング砲が回転し、12.7㎜弾が郷に向け発射された!
バタバタ!と四肢を使い~流氷山脈山道~を動物の様に四つ足で駆け登る郷の背後氷面50mから、凄まじい数の高さのある氷砕破裂煙が立った!弾着破裂だ!氷砕破裂は、やはり、凄まじいスピードで郷を追い立て迫って来る!跳弾の数?氷面に当たった凄まじい数の12.7㎜弾の跳弾があったが、意外と~山道の~角度は弾丸の力を受け入れてしまう角度で弾丸が当たった。
が、弾着の凄まじい数の氷砕破裂煙は、猛スピードで郷を追い掛けてくる!あと数mだ!万事休す……?……思いきや、弾着破裂は郷の足元少し後ろで止まった!ハインドが『勿体付け遊び』?
イヤ!イヤ!……ハインドのガドリング砲の射撃反動が余りにも強すぎて、機首が沈み込み照準が外れてしまったのだ!何にしろ、郷は命拾いをしたワケだ……!が、それも数秒間命が伸びただけだ。
再び操作士はガドリング砲の射撃スイッチを親指で圧した!照準合わせを、手前のスノーモービルと、携行燃料缶と弾薬箱が積まれた曳航そり~アキオ~から郷に向かうべく照準した!やはり、スノーモービル手前約50m程に無数の高さのある氷砕破裂の弾着が発生し、猛スピードで郷を追い掛けた!曳航弾が降り注ぐ!
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~ッ!」悲鳴を上げ、必死で四肢で這い駆け上がる郷!非情にも、曳航弾の嵐がスノーモービルとアキオに降り注ぐ!一瞬にし、駆け上る郷の背後~流氷山脈の~の麓は、凄まじいガソリン一斉燃焼……火炎爆発が起きた!しかも弾弾薬箱にも曳航弾の嵐が叩き付けたのであった!弾薬も眩い光をはなち一斉に破裂……爆発を起こした!
ボォバボォバボガァバァドォ~ンッと凄まじい音が氷の大地に轟き渡った!
「おわぁぁぁぁぁぁぁぁ~ッ!」と郷は悲鳴を上げながら、宙に吹き飛ばされた!何かの破片が脚や肩に突き刺さる痛みを感じたが20mの高さまで爆風に、跳ね上げられた!
ダガンッ!と音をさせて~流氷山脈ソ連側斜面に軟着地~した郷は命は助かった様だ。が、斜面とはいえ、幾何学的な尖った流氷の上に落下したからには、右脚と右肩を骨折した様であった……。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ~ッ!あぁぁ~ッ!あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~ッ!」激痛に悲鳴を上げた……。
ここで、何故?どの様にして?郷がここにいるのか?時間を巻き戻してみよう……。
前日の夜遅く 駐屯地糧食班仮眠室
「的場3尉……アイツの言う通り……『本来、幹部が来るとこじゃない……』……3曹の自分くらいまでですよ……」と『喧嘩の仲裁』に入った3曹が郷の『膨らんだ布団』にひとりで話し掛けている……。
(「コイツ~!まじウザイ!いいから早く寝ろよ!」)とイライラしたながら白色パーカー(実は~新型<白色覆い>~)の郷は、いつの間にか3曹の二つ折りマットの陰に体を丸め身を潜めていた。
やがて、「すごい共感します」「自衛隊が、そんなランボーみたいな事(救出の為の派兵)」とか、イライラし、怒鳴り付けそうになりながらも我慢した郷であった。
やがて、3曹がマイルドセブンをカッコ良く、気分良く吸うのに陸士達が気を取られている間に部屋の扉を開けて土間に出て素早く扉を閉めた。素早く防寒靴を履くや、入り口扉を開け外に出た!走り物陰に隠れた。
(「まずいな!今のはバレたかな?」)と様子を伺っているとガララ!と音を立て3曹が出て来た!
ドドドドドドドド~ッ!と凄まじい音を響かせて屋根の上に降り積もり固められた雪塊がアーチ入り口に雪崩落ちた?
ヒィィ~ッ!と悲鳴を上げて尻餅をつく3曹だ!しかも……?
『大丈夫ですか~?』『大丈夫だぁ~ッ!』ワハハハハハハハ~!と郷の事は完全に眼中にない様子だ。彼等が笑いながら中に入って行くのを確認すると、そこそこ楽しく過ごした糧食班の隊員達とも、お別れは少し淋しくも感じた……。
(「お前等ぁ~食事の用意……とても重要な役目だ……しっかり、やってくれな……」)と郷は糧食班仮眠室に向かい敬礼をした…。
勿論、仮眠室の郷の寝床の中は<毛布シーツ人形>であることは言うまでもない……。更に勿論、中隊事務室からスノーモービルの鍵を……武器庫から銃器類を……油脂庫から燃料携行缶を……盗み出し、駐屯地裏出口門からスノーモービルで出て行った白色パーカー(白色覆い)男は勿論……第4機動歩兵連隊遊撃中隊3等陸尉的場郷である……。
マルヒトヨンマル 0140(1時40分)川田港(マリーナ)
防波堤の先端、スノーモービルが停めてある……。猛吹雪から深々と降りしきる雪に変わり、
1ー50めぐみさんに贈る純愛フィクション イカロスの翼……写真の君に恋した僕は……氷上の屈辱編コメント(新しい順)263個下から1ー1が始まってます。是非 読んでください
マルヒトヨンマル0140(1時40分)川田港(マリーナ)
防波堤の先端、スノーモービルが停めてある……。猛吹雪から深々と降りしきる雪に変わり、徐々に降雪量は減ってきている。
ボォボォボォボォボォボォ~!いかにも馬力の有りそうな排気音を立てて、川田マリーナの港内を低速でパワーボートが外洋に出る為なのか?出口に向かい進んでいる。
数時間前までの猛吹雪は止み、風も無くなり、波も穏やかになりつつある。降雪の為に視界が悪い中、進むパワーボートの操縦席には白色パーカー(官品支給雪中戦闘被服)の<毛布シーツ人形>が操舵ハンドルをビニールテープや針金で固定され、座らされている。スロットルフットペダルには、5㎏プレートが二枚ガムテープでグルグル巻きに付けられ、紐が付けられている。
ウエットスーツを着た郷は、片手で操舵ハンドルと片手で紐を持っている。やはり、<北方の財閥>~金持ちのボートは最新だ!計器には<方位磁石自動方向装置>が付いている。
郷は、防波堤ラインまでパワーボートが進むと、しばらくスロットルをもどした。磁石装置の方位を確認するや、スロットルペダルに貼り付けてあるプレートを引っ張り上げている紐を放すと同時に、海に飛び込んだ!
ガァボボボブォブルルブブゥアァァ~ッ!バワーボートは凄まじい加速を見せて、海水に接しているのはスクリュー部分だけのオートバイの<ウィリー>状態で外洋に、南南西に向かい猛スピードで進んで行った。
郷は『ヒィィ~ッ!まじ寒みい~ッ!冷てぇ~い』と悲鳴を上げながら、防波堤の先端内側壁面の梯子を上った。波で持ち上げられたりで意外にも、順調に上る事が出来た。が……その後、停泊中のクルーザーの中に無断で入り、暖をとりながら服を着替えると防波堤先端までスノーモービルで向かい、ウエットスーツでプレートを包み、海中に没しさせた。
着替えるのにかなり時間を要した……。普通の人間なら、ここら辺でギブアップだが、何せ、<自衛隊少年院><自衛隊少年刑務所><自衛隊刑務所>と女性から隔離されて来て、毎日『国民の生命財産を守る為に危険を顧みず……自分の命と引き換え』を宣誓して生きて来た人間だ……。
ある日、日本国民の美しい女性が拐かされている事を知得させられた……。居住場所写真座標地図『LU73ー04』は、美しく成長した日本人女性の写真は、常に、胸ポケットに入れてある……。今は<使い捨てカイロ>を腹巻きの中に入れ、郷は防寒対策を万全に支度を終えた……。
マルフタヒトマル0210(午前2時10分)~マルハチゴォマル(午前8時50分)
宗谷本線~赤字廃線線路上~S払村オホーツク海岸~オホーツク海流氷山脈
JR宗谷本線線路上を稚内方面に向け進める郷は、途中、線路脇に下りて、ロータリー除雪車両をやり過ごす……。
ブゥゴォゾォゾゾゥワァァァ~ッ!と凄まじい音立て、ロータリー除雪車両は雪を脇に吹き飛ばしていく。
郷はスノーモービルで脇に下りて、身を潜めるが、良く見ると、除雪された雪溜まりの壁が、線路脇に延々と続いており、停まっていたら雪に埋められてはかなわない。スノーモービルを進めた。やむを得ない……降り注ぐ除雪された雪!雪!雪!……雪まみれになりながら進んだ!
「うぅぅぅぅぅ~ッ!」呻き声も消される雪雪崩れシャワーであった……。後で考えると反対側に下りてれば良かったのでは?と思う……。とにかく、線路上はスピードを出す事が出来た。途中、北方と稚内の中間辺りからオホーツク海岸の中程の街に繋がっていた赤字廃線の線路上に乗り入れた……。他に書く事が無い位順調に進む事が出来……3時間数十分でオホーツク海沿岸の街に到着した……。
マルゴォヨンマル0540(午前5時40分)S払村オホーツク海沿岸~
「いやぁ~ッ!こうして見ると~やっぱ~!たまげたなや~ッ!海が無ぇ~だべや!」と、何度も見て知ってるクセに、まるで初めて見るようなコトを言葉した!
(「マジにか?……本当に行くのか?……止めるなら今だぞ!」)と、これからの自分の戦いを、もう一人の自分に止めて欲しい……無意識の願望がブレーキを掛けているのか?……だが、自分は銃器類と弾薬を盗み出し、脱柵したんだ……大それたコトを犯した犯罪者だ……恵まれた家庭に育ち国に育てられたエリート自衛官だ。『女性から隔離され女性の免疫力が低下』『命と引き換えに国民の付託に応える……毎日宣誓』『何の為の自衛隊だ!……救出の声(世論)を上げてくれ!……叫んだ』……フィクションの主人公としては共感が得られるかも知れない……が、法の裁きを受ければ酌量の余地は無いだろう。
オホーツク海は~氷の大地~と化していた。流氷密度100%の流氷上には昨夜からの降雪が、スノーモービルの滑走が可能な位に積もっていた……。
「おわぁぁぁぁぁぁぁ~ッ!」と叫びハンドル右のスロットルグリップをまわした!
ブルゥワァァボォォォ~ンッ!エンジン音を響かせると、スノーモービルを氷上に前進させた!
それからは前述の通りオホーツク海流氷上日本とソ連の中間線手前㎞の位置、西から東に~氷の長城~の如く横たわり、行く手を阻む、観測史上初めての9mの高さに達する流氷山脈を乗り越え様としてスノーモービルが横転……ハインドが現れた……ということだ……。
マルハチマルマル0800(午前8時00分)北方市内 郷のアパート
3名の警務隊員達が郷のアパートの<ガサ入れ>……家宅捜索を始めたのは早朝5時からで、一通り捜索は終わっていたし、本人は日本海を北朝鮮に侵入すべく日本海をパワーボートで、海上自衛隊のヘリコプターに追い掛けられている……と連絡が入り、警務隊員達は「これ以上何を調べるの?」と、時間がくれば仕事も終わり……そろそろ帰隊の方向にであったが『パワーボートを操縦してたのは<毛布シーツ人形>』との連絡が入った……。
警務隊員はハァ~!と、ため息を吐き、もう一度調べ直しを余儀なくされた……。
プルルルルゥ~!と室内の電話の呼び出し音が数回鳴り響いた!警務隊員は受話器を取ろうとすると、呼び出し音が止まった。
ピィュルルルゥ~!ガガガガァ~!とFAX受信の音に変わり、しばらくするとコピー用紙が印刷され、出でてきた……。
トレイに出て来たコピー用紙を警務隊員が手に取ると、間宮海峡~宗谷海峡~オホーツク海の海図であった。海図上部に『流氷位置情報サービス』と書かれておりアムール川より流れ出た真水が冷たい海水に冷やされ流氷になり広がった様子の白黒衛星写真が印刷されてあった。全員でコピー用紙を覗きこんだ。
「へぇ~!海が凍りついてんだべや~!」「氷河期には海が凍りついて狼とか渡ってきたんだべな~」「的場3尉~川田財閥の令嬢とイイ仲なんだよね~二人して休みの日は流氷~見に行ってたしょ~随分、流氷に夢中だべや~!」「勿論、川田優の家にも的場3尉はいなかったしな~」
警務隊員のひとりが「…………さっき、そこに地図帳あったべ……」と、言いながら地図帳を手にしページを捲った……。北海道北部、サハリン、オホーツク海がでているページを開いたところ、何か?粉粒がパラパラと床にのカーペットの上に落ちた…。警務隊員が摘まんでみると、消しゴムのカスであった……。
「ん?」と警務隊員は地図帳を顔に近付け目を凝らした……。コピー用紙の裏の白い面に何かでるか?当てと鉛筆で軽く速く擦り続けると何か?筋が浮かんだ……どうやら行動の計画が書かれた後に、消しゴムで消された様だ。
警務隊員がコピー用紙裏面を捲り、地図を見て、コピー用紙を、当てる、捲るをアニメーターの作業のように繰り返した。警務隊員は<宮本武蔵三白眼>の様に上下が白目に大きく見開く驚愕の眼に!
そう!驚愕の答えが判明した!郷の行動が分かった!パワーボートの毛布シーツ人形は、日本海側に捜索を引き付ける為であった……。オホーツク海側から注意を反らす為だと分かったからだ!1ー51めぐみさんに贈る純愛フィクション イカロスの翼……写真の君に恋した僕は……氷上の屈辱編はコメント(新しい順)264個下から1ー1が始まってます 是非、読んで下さい
一報を受けるや、北方駐屯地の連隊緊急対策本部では、上級幹部が連隊長の市村に「大至急『師団に報告』の連絡ですね!」と、駐屯地指令に指示を仰いだ。郷の<欺き作戦>……パワーボート&毛布シーツ人形に対し、スクリュー射撃するまで、いちいち最前線から部隊→師団→方面総監→総隊司令官→幕僚長へ報告が……命令下達は逆順に……有事の際には考えものの自衛隊の命令系統だ……。
「今すぐ礼文島分屯地航空遊撃隊を出動させよ!」「は?……まず、師団に報告しないとヒィッ?」
ダンッ!と大きな音を立てて、駐屯地指令であり第四機動歩兵連隊連隊長の1等陸佐市村は、命令の権限を持つ礼文島分屯地島嶼防衛特殊部隊<礼文島分屯地航空遊撃隊>に出動命令をだした!が、上級幹部は「いや!……でもですね!師団から始まり幕僚長へ報告が行き、幕僚長から命令の下達を受けねばですね……これは自衛隊法に違反することとなりますがヒィッ?」「一刻を争うッ!的場3尉の救出に今すぐ出動させるノダァッ!スペツナズの餌食にされッ!ロスケ(ソ連)は大喜びで『北海道侵攻のキッカケ』するぞッ!『盧溝橋事件』!『トン・キン湾事件』が証明してるではないかッ!未然に防ぐのダァッ!これは<防衛出動>でもあるッ!全力で与れッ!」「…………」
市村のあまりの剣幕に、上級幹部は重大な局面に立たされていることを認識した……。市村は深呼吸し、言葉した……。
「全責任は……私が取るッ!……礼文島分屯地航空遊撃隊を出動させよッ!……的場3尉の救出に向かえッ!……全力で臨めッ!」
マルハチヒトマル0810(午前8時10分)礼文島 礼文島分屯地滑走路
礼文島分屯地
AHー1Sコブラ、67年はアメリカの航空機メーカーベル・エアクラフト社 全長16.16m(胴体長13.59m) ローター径13.41m 全重量4.53t 最高速度256㎞/h 航続距離526㎞備 UHー1ハンター CAL.50
郷は62式機関銃の脚を立てると銃身根元にある<持ち手>を回して銃身を引き抜き、足元の氷面に置いた。
ジュルルルルブゥワァ~ッ!と音を立てて流氷氷上氷面は溶かされ、小さな水溜まりが出来た。銃身は冷された……。
郷はアキオに乗せてある衣のうの中から予備銃身と<耐熱手袋>を取り出すと、機関銃に取り付けた。弾薬箱を開け300発リンクを取り出し、再び、機関銃に弾薬ベルトを装填した。銃身交換は、まだ必要無かったが、スペツナズ達との交戦備えたのであった。
ハインドから最後の2名が降下した。一人はスペツナズ隊員達の小隊長コルゾフスキーだ!合計8名のスペツナズ隊員達は降り立つと、200m程の幅に広がりスケーティングでグングン近づいてくる!始めに降下したユジンツォルは数百mは先に進んでいた。
ダガダガダン!ダガダガダン!と音を放ち射撃しながら、猛スピードのスケーティングで郷に迫っていた!
ガバァン!ダカァスッ!ゴパァ~ンッ!と音をさせて、郷の周りの氷上が破裂したかと思うと、キ~ン!と空気を切り裂く音!ビィ~ン!オワァ~ン!と跳弾の音!……辺りは凄まじい音に占拠された!もし、それらの音に、少しでも触れようものなら間違いなく指は吹き飛ぶてあろう……。命懸けの空間だ!
郷は機関銃を負い紐で肩に掛け~耐熱手袋~を嵌めた左手で銃身根元を押さえつけ、厚手毛糸の軍手の~防寒手袋~を嵌めた右手で安全装置を解除すると機関銃握把を握り引き金を引いた!
「うぉあああああぁ~ッ!」と郷は雄叫びを上げた!
スケーティングで前進する小隊長のコルゾフスキーは叫んだ
「全員伏せろォ~ッ!」
ドンドドトトドドドンッドンドドトトドドドンッドンドドトトドドドンッドンドドトトドドドンッ!と音をさせて郷は、62式機関銃の7.62㎜弾の連発射撃を、迫るスペツナズ隊員達に浴びせ掛けた!
「アウッ!」と叫ぶユジンツォルの左頬から、タスッ!と音が立ち血煙が吹いた!ユジンツォルは、たまらずに伏せた…というより、倒れる様に伏せた!伏せる様に倒れた?……他のスペツナズ達達も伏せた!
郷は射撃を止めた……。何か……?……イヤな予感がした……。500m程先にホバリングするハインドの機体前部下のガドリング砲ターレットが微かに動いているではないか!
「やべぇ~ッ!うわぁぁぁ~ッ!」と叫ぶや、負い紐で肩に掛け抱えていた62式機関銃を外し、ガスッ!ジャラッ!ガッ!と騒がしい音を立てて、乱暴に脇に放り捨てた!命を守ってくれた62式機関銃を放り捨てた!
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~ッ!」と慌てふためき叫びながら、流氷山脈の~山道~を掛け上がった!
ズガッ!と音を立て、躓き、転ぶも、すぐに起き上がり、四つん這いになりながらも、必死の形相のでバタバタと四肢を凄まじい勢いで動かして登っていった!
約500ハm離れホバリングするハインドの操作手はガドリング砲の照準を郷に合わせた!機体前部下のターレットが動きガドリング砲が郷に向けられた!
「野郎~ッ!ザケやがってェ~ッ!喰らえ~ッ!」と操作士は叫び、12.7㎜4銃身ガドリング砲の射撃を郷に向けて浴びせた!
バババババガバァボォブォブゥルルルルゥゥゥ~ッ!と『コレに狙われたら、まず逃げれない』程の発砲音とマズルフラッシュとガス黒煙を吐き出し、ガドリング砲が回転し、12.7㎜弾が郷に向け発射された!
バタバタ!と四肢を使い~流氷山脈山道~を動物の様に四つ足で駆け登る郷の背後氷面50mから、凄まじい数の高さのある氷砕破裂煙が立った!弾着破裂だ!氷砕破裂は、やはり、凄まじいスピードで郷を追い立て迫って来る!跳弾の数?氷面に当たった凄まじい数の12.7㎜弾の跳弾があったが、意外と~山道の~角度は弾丸の力を受け入れてしまう角度で弾丸が当たった。
が、弾着の凄まじい数の氷砕破裂煙は、猛スピードで郷を追い掛けてくる!あと数mだ!万事休す……?……思いきや、弾着破裂は郷の足元少し後ろで止まった!ハインドが『勿体付け遊び』?
イヤ!イヤ!……ハインドのガドリング砲の射撃反動が余りにも強すぎて、機首が沈み込み照準が外れてしまったのだ!何にしろ、郷は命拾いをしたワケだ……!が、それも数秒間命が伸びただけだ。
再び操作士はガドリング砲の射撃スイッチを親指で圧した!照準合わせを、手前のスノーモービルと、携行燃料缶と弾薬箱が積まれた曳航そり~アキオ~から郷に向かうべく照準した!やはり、スノーモービル手前約50m程に無数の高さのある氷砕破裂の弾着が発生し、猛スピードで郷を追い掛けた!曳航弾が降り注ぐ!
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~ッ!」悲鳴を上げ、必死で四肢で這い駆け上がる郷!非情にも、曳航弾の嵐がスノーモービルとアキオに降り注ぐ!一瞬にし、駆け上る郷の背後~流氷山脈の~の麓は、凄まじいガソリン一斉燃焼……火炎爆発が起きた!しかも弾弾薬箱にも曳航弾の嵐が叩き付けたのであった!弾薬も眩い光をはなち一斉に破裂……爆発を起こした!
ボォバボォバボガァバァドォ~ンッと凄まじい音が氷の大地に轟き渡った!
「おわぁぁぁぁぁぁぁぁ~ッ!」と郷は悲鳴を上げながら、宙に吹き飛ばされた!何かの破片が脚や肩に突き刺さる痛みを感じたが20mの高さまで爆風に、跳ね上げられた!
ダガンッ!と音をさせて~流氷山脈ソ連側斜面に軟着地~した郷は命は助かった様だ。が、斜面とはいえ、幾何学的な尖った流氷の上に落下したからには、右脚と右肩を骨折した様であった……。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ~ッ!あぁぁ~ッ!あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~ッ!」激痛に悲鳴を上げた……。
ここで、何故?どの様にして?郷がここにいるのか?時間を巻き戻してみよう……。
前日の夜遅く 駐屯地糧食班仮眠室
「的場3尉……アイツの言う通り……『本来、幹部が来るとこじゃない……』……3曹の自分くらいまでですよ……」と『喧嘩の仲裁』に入った3曹が郷の『膨らんだ布団』にひとりで話し掛けている……。
(「コイツ~!まじウザイ!いいから早く寝ろよ!」)とイライラしたながら白色パーカー(実は~新型<白色覆い>~)の郷は、いつの間にか3曹の二つ折りマットの陰に体を丸め身を潜めていた。
やがて、「すごい共感します」「自衛隊が、そんなランボーみたいな事(救出の為の派兵)」とか、イライラし、怒鳴り付けそうになりながらも我慢した郷であった。
やがて、3曹がマイルドセブンをカッコ良く、気分良く吸うのに陸士達が気を取られている間に部屋の扉を開けて土間に出て素早く扉を閉めた。素早く防寒靴を履くや、入り口扉を開け外に出た!走り物陰に隠れた。
(「まずいな!今のはバレたかな?」)と様子を伺っているとガララ!と音を立て3曹が出て来た!
ドドドドドドドド~ッ!と凄まじい音を響かせて屋根の上に降り積もり固められた雪塊がアーチ入り口に雪崩落ちた?
ヒィィ~ッ!と悲鳴を上げて尻餅をつく3曹だ!しかも……?
『大丈夫ですか~?』『大丈夫だぁ~ッ!』ワハハハハハハハ~!と郷の事は完全に眼中にない様子だ。彼等が笑いながら中に入って行くのを確認すると、そこそこ楽しく過ごした糧食班の隊員達とも、お別れは少し淋しくも感じた……。
(「お前等ぁ~食事の用意……とても重要な役目だ……しっかり、やってくれな……」)と郷は糧食班仮眠室に向かい敬礼をした…。
勿論、仮眠室の郷の寝床の中は<毛布シーツ人形>であることは言うまでもない……。更に勿論、中隊事務室からスノーモービルの鍵を……武器庫から銃器類を……油脂庫から燃料携行缶を……盗み出し、駐屯地裏出口門からスノーモービルで出て行った白色パーカー(白色覆い)男は勿論……第4機動歩兵連隊遊撃中隊3等陸尉的場郷である……。
マルヒトヨンマル 0140(1時40分)川田港(マリーナ)
防波堤の先端、スノーモービルが停めてある……。猛吹雪から深々と降りしきる雪に変わり、
1ー50めぐみさんに贈る純愛フィクション イカロスの翼……写真の君に恋した僕は……氷上の屈辱編コメント(新しい順)263個下から1ー1が始まってます。是非 読んでください
マルヒトヨンマル0140(1時40分)川田港(マリーナ)
防波堤の先端、スノーモービルが停めてある……。猛吹雪から深々と降りしきる雪に変わり、徐々に降雪量は減ってきている。
ボォボォボォボォボォボォ~!いかにも馬力の有りそうな排気音を立てて、川田マリーナの港内を低速でパワーボートが外洋に出る為なのか?出口に向かい進んでいる。
数時間前までの猛吹雪は止み、風も無くなり、波も穏やかになりつつある。降雪の為に視界が悪い中、進むパワーボートの操縦席には白色パーカー(官品支給雪中戦闘被服)の<毛布シーツ人形>が操舵ハンドルをビニールテープや針金で固定され、座らされている。スロットルフットペダルには、5㎏プレートが二枚ガムテープでグルグル巻きに付けられ、紐が付けられている。
ウエットスーツを着た郷は、片手で操舵ハンドルと片手で紐を持っている。やはり、<北方の財閥>~金持ちのボートは最新だ!計器には<方位磁石自動方向装置>が付いている。
郷は、防波堤ラインまでパワーボートが進むと、しばらくスロットルをもどした。磁石装置の方位を確認するや、スロットルペダルに貼り付けてあるプレートを引っ張り上げている紐を放すと同時に、海に飛び込んだ!
ガァボボボブォブルルブブゥアァァ~ッ!バワーボートは凄まじい加速を見せて、海水に接しているのはスクリュー部分だけのオートバイの<ウィリー>状態で外洋に、南南西に向かい猛スピードで進んで行った。
郷は『ヒィィ~ッ!まじ寒みい~ッ!冷てぇ~い』と悲鳴を上げながら、防波堤の先端内側壁面の梯子を上った。波で持ち上げられたりで意外にも、順調に上る事が出来た。が……その後、停泊中のクルーザーの中に無断で入り、暖をとりながら服を着替えると防波堤先端までスノーモービルで向かい、ウエットスーツでプレートを包み、海中に没しさせた。
着替えるのにかなり時間を要した……。普通の人間なら、ここら辺でギブアップだが、何せ、<自衛隊少年院><自衛隊少年刑務所><自衛隊刑務所>と女性から隔離されて来て、毎日『国民の生命財産を守る為に危険を顧みず……自分の命と引き換え』を宣誓して生きて来た人間だ……。
ある日、日本国民の美しい女性が拐かされている事を知得させられた……。居住場所写真座標地図『LU73ー04』は、美しく成長した日本人女性の写真は、常に、胸ポケットに入れてある……。今は<使い捨てカイロ>を腹巻きの中に入れ、郷は防寒対策を万全に支度を終えた……。
マルフタヒトマル0210(午前2時10分)~マルハチゴォマル(午前8時50分)
宗谷本線~赤字廃線線路上~S払村オホーツク海岸~オホーツク海流氷山脈
JR宗谷本線線路上を稚内方面に向け進める郷は、途中、線路脇に下りて、ロータリー除雪車両をやり過ごす……。
ブゥゴォゾォゾゾゥワァァァ~ッ!と凄まじい音立て、ロータリー除雪車両は雪を脇に吹き飛ばしていく。
郷はスノーモービルで脇に下りて、身を潜めるが、良く見ると、除雪された雪溜まりの壁が、線路脇に延々と続いており、停まっていたら雪に埋められてはかなわない。スノーモービルを進めた。やむを得ない……降り注ぐ除雪された雪!雪!雪!……雪まみれになりながら進んだ!
「うぅぅぅぅぅ~ッ!」呻き声も消される雪雪崩れシャワーであった……。後で考えると反対側に下りてれば良かったのでは?と思う……。とにかく、線路上はスピードを出す事が出来た。途中、北方と稚内の中間辺りからオホーツク海岸の中程の街に繋がっていた赤字廃線の線路上に乗り入れた……。他に書く事が無い位順調に進む事が出来……3時間数十分でオホーツク海沿岸の街に到着した……。
マルゴォヨンマル0540(午前5時40分)S払村オホーツク海沿岸~
「いやぁ~ッ!こうして見ると~やっぱ~!たまげたなや~ッ!海が無ぇ~だべや!」と、何度も見て知ってるクセに、まるで初めて見るようなコトを言葉した!
(「マジにか?……本当に行くのか?……止めるなら今だぞ!」)と、これからの自分の戦いを、もう一人の自分に止めて欲しい……無意識の願望がブレーキを掛けているのか?……だが、自分は銃器類と弾薬を盗み出し、脱柵したんだ……大それたコトを犯した犯罪者だ……恵まれた家庭に育ち国に育てられたエリート自衛官だ。『女性から隔離され女性の免疫力が低下』『命と引き換えに国民の付託に応える……毎日宣誓』『何の為の自衛隊だ!……救出の声(世論)を上げてくれ!……叫んだ』……フィクションの主人公としては共感が得られるかも知れない……が、法の裁きを受ければ酌量の余地は無いだろう。
オホーツク海は~氷の大地~と化していた。流氷密度100%の流氷上には昨夜からの降雪が、スノーモービルの滑走が可能な位に積もっていた……。
「おわぁぁぁぁぁぁぁ~ッ!」と叫びハンドル右のスロットルグリップをまわした!
ブルゥワァァボォォォ~ンッ!エンジン音を響かせると、スノーモービルを氷上に前進させた!
それからは前述の通りオホーツク海流氷上日本とソ連の中間線手前㎞の位置、西から東に~氷の長城~の如く横たわり、行く手を阻む、観測史上初めての9mの高さに達する流氷山脈を乗り越え様としてスノーモービルが横転……ハインドが現れた……ということだ……。
マルハチマルマル0800(午前8時00分)北方市内 郷のアパート
3名の警務隊員達が郷のアパートの<ガサ入れ>……家宅捜索を始めたのは早朝5時からで、一通り捜索は終わっていたし、本人は日本海を北朝鮮に侵入すべく日本海をパワーボートで、海上自衛隊のヘリコプターに追い掛けられている……と連絡が入り、警務隊員達は「これ以上何を調べるの?」と、時間がくれば仕事も終わり……そろそろ帰隊の方向にであったが『パワーボートを操縦してたのは<毛布シーツ人形>』との連絡が入った……。
警務隊員はハァ~!と、ため息を吐き、もう一度調べ直しを余儀なくされた……。
プルルルルゥ~!と室内の電話の呼び出し音が数回鳴り響いた!警務隊員は受話器を取ろうとすると、呼び出し音が止まった。
ピィュルルルゥ~!ガガガガァ~!とFAX受信の音に変わり、しばらくするとコピー用紙が印刷され、出でてきた……。
トレイに出て来たコピー用紙を警務隊員が手に取ると、間宮海峡~宗谷海峡~オホーツク海の海図であった。海図上部に『流氷位置情報サービス』と書かれておりアムール川より流れ出た真水が冷たい海水に冷やされ流氷になり広がった様子の白黒衛星写真が印刷されてあった。全員でコピー用紙を覗きこんだ。
「へぇ~!海が凍りついてんだべや~!」「氷河期には海が凍りついて狼とか渡ってきたんだべな~」「的場3尉~川田財閥の令嬢とイイ仲なんだよね~二人して休みの日は流氷~見に行ってたしょ~随分、流氷に夢中だべや~!」「勿論、川田優の家にも的場3尉はいなかったしな~」
警務隊員のひとりが「…………さっき、そこに地図帳あったべ……」と、言いながら地図帳を手にしページを捲った……。北海道北部、サハリン、オホーツク海がでているページを開いたところ、何か?粉粒がパラパラと床にのカーペットの上に落ちた…。警務隊員が摘まんでみると、消しゴムのカスであった……。
「ん?」と警務隊員は地図帳を顔に近付け目を凝らした……。コピー用紙の裏の白い面に何かでるか?当てと鉛筆で軽く速く擦り続けると何か?筋が浮かんだ……どうやら行動の計画が書かれた後に、消しゴムで消された様だ。
警務隊員がコピー用紙裏面を捲り、地図を見て、コピー用紙を、当てる、捲るをアニメーターの作業のように繰り返した。警務隊員は<宮本武蔵三白眼>の様に上下が白目に大きく見開く驚愕の眼に!
そう!驚愕の答えが判明した!郷の行動が分かった!パワーボートの毛布シーツ人形は、日本海側に捜索を引き付ける為であった……。オホーツク海側から注意を反らす為だと分かったからだ!1ー51めぐみさんに贈る純愛フィクション イカロスの翼……写真の君に恋した僕は……氷上の屈辱編はコメント(新しい順)264個下から1ー1が始まってます 是非、読んで下さい
一報を受けるや、北方駐屯地の連隊緊急対策本部では、上級幹部が連隊長の市村に「大至急『師団に報告』の連絡ですね!」と、駐屯地指令に指示を仰いだ。郷の<欺き作戦>……パワーボート&毛布シーツ人形に対し、スクリュー射撃するまで、いちいち最前線から部隊→師団→方面総監→総隊司令官→幕僚長へ報告が……命令下達は逆順に……有事の際には考えものの自衛隊の命令系統だ……。
「今すぐ礼文島分屯地航空遊撃隊を出動させよ!」「は?……まず、師団に報告しないとヒィッ?」
ダンッ!と大きな音を立てて、駐屯地指令であり第四機動歩兵連隊連隊長の1等陸佐市村は、命令の権限を持つ礼文島分屯地島嶼防衛特殊部隊<礼文島分屯地航空遊撃隊>に出動命令をだした!が、上級幹部は「いや!……でもですね!師団から始まり幕僚長へ報告が行き、幕僚長から命令の下達を受けねばですね……これは自衛隊法に違反することとなりますがヒィッ?」「一刻を争うッ!的場3尉の救出に今すぐ出動させるノダァッ!スペツナズの餌食にされッ!ロスケ(ソ連)は大喜びで『北海道侵攻のキッカケ』するぞッ!『盧溝橋事件』!『トン・キン湾事件』が証明してるではないかッ!未然に防ぐのダァッ!これは<防衛出動>でもあるッ!全力で与れッ!」「…………」
市村のあまりの剣幕に、上級幹部は重大な局面に立たされていることを認識した……。市村は深呼吸し、言葉した……。
「全責任は……私が取るッ!……礼文島分屯地航空遊撃隊を出動させよッ!……的場3尉の救出に向かえッ!……全力で臨めッ!」
マルハチヒトマル0810(午前8時10分)礼文島 礼文島分屯地滑走路
礼文島分屯地
AHー1Sコブラ、67年はアメリカの航空機メーカーベル・エアクラフト社 全長16.16m(胴体長13.59m) ローター径13.41m 全重量4.53t 最高速度256㎞/h 航続距離526㎞備 UHー1ハンター CAL.50