カタンのハウスルールの提案になります。

今回紹介するのは英語禁止カタンです。

単に英語を禁止にするだけなのに記事にする必要あんのか?と思うでしょうが、意外とバランス調整が必要なので残しておきます。
全部読めばその意味もわかると思いますし。



ちなみに伝わりやすいように英語禁止と書いていますが、厳密には「日本語以外とカタカナ言葉禁止」という方がいいでしょう。






  NGワードの内容


禁止ワード(NGワード)は以下の通りです。

・外国語(英語以外も含む)
・外来語
・和製外国語

分かりやすくするなら「漢字で書けないカタカナ言葉」ですね。
アメリカ⇒亜米利加、ラーメン⇒拉麺みたいな例はその場の人達と好きに解釈して下さい。
何も見ずに漢字を書ければセーフとか、漢字があることを証明できればセーフ(中国語を除く)とか。

急に漢字検定が始まるのは、それはそれで面白いですし。



  指摘について


NGワードを言った相手に対して指摘をした場合、指摘されたプレイヤーはペナルティが発生します。
ペナルティについては追加ルールの項目に詳細を書いてます。


注意点として、NGワードを発言したことを指摘する際、指摘したいワードについては言ってもセーフですが、それ以外はペナルティの対象なります。


例:A「発展カードを引きます」

B「今【カード】って言った!残念!」
    ⇒指摘ワードのみなのでセーフ。

B「今【カード】って言った!!はいアウト!」
    ⇒【アウト】と言ってしまったのでBにもペナルティ発生。



NGワードを発言したことの自己申告について


自己申告によるペナルティは、他プレイヤーが1人でも申告を認めれば発生します。

逆に言えば、自分以外のプレイヤーが誰も自己申告を認めなければペナルティは発生しません。

これは手札を7枚に調整をさせないために有効な手段となります。



遡っての指摘について


NGワードを言ったとして指摘できるのは直前の2つまでが妥当だと思います。

あまりにも時間が経ってからの指摘では本当に言ってたのか証明できませんし、かといって直前のみでは発言が被った際に揉める原因となります。

同様に、全プレイヤーが自己申告を否定した後に「やっぱり言ってた」なんてぶり返すのもなしにすべきですね。




  ルールの追加・変更点


基本的なルールは普通のカタンと同じルールです。

通常カタンと違う点は、主に盗賊の効果です。

以下の3つがルールの追加・変更・確認点となります。


①ペナルティの追加

NGワードを言った時、手札の資源・発展カードの中から任意の1枚選び、盗賊の山札として上から順に重ねていく(誰のものでもない盗賊のカードとして扱う)。

資源・発展カードを1枚も持たない場合、ペナルティは発生しない(NGワード言い放題)。

※使用済みの発展カードは盗賊に渡さなくていいが、渡すこともできる。
※ NGを指摘されなければカードを渡さなくてOK。


②ダイスを振って7が出た時の行動

7が出た時、手札オーバーの処理を終えた後、以下のどちらか1つの効果を選んで行います。

(1)通常の盗賊処理と同じことを行う。

(2)NGワードによって盗賊に溜められた資源カードの山の上から5枚を手に入れる(盗賊は動かさない)。
この時、手に入れた発展カードは1度使われたものであってもそのターンから使用可能となる。
ただし1ターンに使える発展カードは1枚まで(得点カードは除く)。

※盗賊の山札が0枚でも選択可能。
盗賊は動かず、山札の上から0枚を引いたことになる。
ただし4枚以下であれば引けるだけ引き、5枚以上ある場合は必ず5枚引くこと。



③騎士カードについて

騎士カードの効果は通常のカタンと同じ。
溜まった資源の5枚獲得は発生しない。



以上!!!


これだけでそんなに劇的にゲームが変わるのかって?
かなり変わります。


稀に全く7が出ないことによって、NGワードで溜まった資源のキャリーオーバーによる理不尽な大逆転が起こりますからね。
得点カードもオープンになりやすく、経験者同士がアホな会話をしているだけで初心者救済になります。



個人的には、あえてNGワードを言うことで手札のオーバーフローを避けたり、
自分で独占を使用⇒ダイスを振る前にNGワードを言って独占を盗賊送りにする⇒祈りの力で7を出して独占を回収、再使用。
というハイリスクハイリターンなコンボが好きです。

7がでなかったら目も当てられないクソムーブですが、大逆転のロマンを狙うには最高の演出ですね。
ロマン成功で得た独占で何も資源が得られなければネタとしての完成度も高いですし笑



さらに資源没収の減少、盗賊による奪い合いターンの減少、7が出やすいことで奪われた資源もバックされやすいため、ゲーム(資源)の回転率も普通のカタンとさほど変わりません。なんなら良いまである。
処理が増える都合、時間は少しかかりますが。


このようにゲーム性は結構変わるんですよね。
勿論NGワードを避けるためにみんなが黙りだしたら面白くなくなるので、世間話や無駄話をしまくることが大切です。

最近見ている動画や旨い飯屋辺りの話題がお勧めですね。地雷まみれなので。


酒でも飲んで酔っぱらいながらやるのが丁度いいゲームです。

というような感じです。
あと別にこれ、正規のルールとかじゃないので自由に改造して下さい。
あくまでも僕が友人と遊ぶ上で使っているルールをまとめたものなので。

調整した結果5枚引きに落ち着きましたが、当初はキャリーオーバー総取りでしたし、ペナルティが2枚だった時もありました。
でもゲームが進まなかったり一方的になりすぎたのでここに落ち着いてるって感じです。ぶっちゃけ5枚引きの方が覚えやすいからそうしてるだけで4枚引きの方がゲームバランスはいいですしね。3枚だと回収しきれないけど。




アドバンスルールの提案 


これだけじゃヒリつきが足りないという方には別のゲームと併用することをおすすめします。

最近は色んなゲームが出てますが、とりあえず『タブーコード』あたりどうでしょうか。
もともと他のボードゲームと組み合わせて遊ぶことを前提としているので組み合わせ安いんですよね。

ワードだけでなく、行動にもNGが指定されます。
こちらのNGをした場合は2枚盗賊にわたす。解除に成功したら好きな資源を3枚貰えるといったルールの追加だけで簡単に対応できます。


ただし、考えることも大幅に増えてしまうのでボドゲ初心者にはおすすめしません。まずはカタン自体の奥深さを楽しんでほしいですからね。
全プレイヤーがカタンを流れ作業のようにできる環境でこそ楽しめる試みだと思います。