労務管理の日である今日は、44年前に開業した東急新玉川線と53年前に開業した神戸高速鉄道東西線・南北線について紹介させていただきます。
労務管理の日は、労務管理認定サービス業の労務管理OK株式会社が、1947年4月7日に労働基準法公布された事を記念し制定しました。
私が昔いた大手某運送会社は、セールスドライバーが朝6時半ぐらいから出勤し、夜10時以降も働いているにも関わらず、8時半に事務員が全員のタイムカードを一斉に押し、夜7時に再び全員のタイムカードを押す事が暗黙の了解な企業でした。他にも色々ありましたが・・・私は退職前に労働基準監督署へリークしましたが、不当な扱いを受けた時は迷わず管轄の労働基準監督署に相談しましょう。(写真は別の会社)

では本題に入ります。

【東京急行電鉄 新玉川線】
1977年4月7日に、路面電車で運行していた玉川線を継承する形で、地下化された東急新玉川線(現在の東急田園都市線)として、渋谷駅~二子玉川駅(当時は二子玉川園駅)間が開通しました。
新玉川線開通当初は、田園都市線との直通運転を行っていませんでしたが、1977年11月から日中限定の直通快速の運転を開始、1979年8月12日から全面直通運転を開始し、田園都市線の一部だった大井町駅~二子玉川園間を大井町線(上写真)に改称し運転系統を分離しました。
1978年8月1日に、営団地下鉄(現在の東京メトロ) 半蔵門線 渋谷駅~青山一丁目駅間が開業、東急新玉川線・東急田園都市線との直通運転が開始しました。
二子玉川駅を境に異なる二つの名称の路線が存在し、利用者から「わかりにくい」という意見があったことから、2000年8月6日に新玉川線が田園都市線へ編入、渋谷駅から中央林間駅までが「田園都市線」となり、同時に二子玉川園駅を二子玉川駅に改称しました。
2003年3月19日には、営団地下鉄 半蔵門線が押上駅まで延伸開業し、東急田園都市線から半蔵門線を経由する形で、東武伊勢崎線・日光線との相互直通運転が開始しました。
2018年3月28日から、2020系・6020系の営業運転が開始、新玉川線開業に合わせて登場した8500系の置き換えが進んでいます。

【神戸高速鉄道 東西線・南北線】
1968年4月7日に、神戸高速鉄道東西線・南北線が開通、東西線で阪神電鉄・神戸高速・山陽電鉄の3社直通運転、南北線では神戸電鉄の乗り入れが開始しました。
東西線(現在の阪神 神戸高速線)は、兵庫県神戸市の西代駅から元町駅を結ぶ7駅5.0kmの路線です。
南北線(現在の神戸電鉄 神戸高速線)は、兵庫県神戸市兵庫区の新開地駅から湊川駅を結ぶ2駅0.4kmの路線です。(写真は神戸電鉄粟生線)
どちらの路線も神戸高速鉄道が「第三種鉄道事業者」として施設を建設・保有し、阪神電鉄・阪急電鉄・山陽電鉄・神戸電鉄が線路を借りて「第二種鉄道事業者」として運行、さらに駅などの運営委託も行う複雑な運営形態となっています。
当初より鉄道車両と乗務員を自社で用意しない(線路・電気設備・駅設備のみ自社で整備し管理運営する)という旧・地方鉄道法時代に設立された鉄道事業者としては特異な運営形態を執っていた「神戸高速鉄道」。路線のほぼ全線が地下線だったこともあり「トンネル会社」と呼ばれることもあったそうです。
高速神戸駅は、阪神と阪急の線路上の分岐駅(共同使用駅)で、駅営業の主体は阪神電気鉄道が受け持っています。
2018年には開業50周年を記念して高速神戸駅構内に展示されました。

今日はこれらの出来事がありました。

今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。

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