今日はアメブロで初投稿の記事です。3年前の3月25日で最終運行となった、国際興業の9501号車「いすゞキュービック」(KC-LV380L改)に乗車した模様を今回はお送りいたします。
私事ではございますが、今日は私の誕生日です誕生日ケーキ生んでくれた母に電話で感謝の気持ちを伝えるぐらいで、普段と変わらず仕事に行って飯食って寝るだけですアセアセあとは45歳のうちに無事転職できるよう願うばかり・・・
今年はこれが誕生日プレゼントか・・・そしてボイラー技士免許証に衛生管理者が追加されるため、古い免許ともお別れですぐすん(クレーンやX線技士、溶接士、潜水士、発破技士なども同じ免許証に入るのです)

では本題に入ります。
今回の主役である「いすゞキュービック」とは、いすゞ自動車が1984年から2000年まで製造・販売していた大型路線バス車両で、車体設計自由度の高いスケルトン構造を採用し、現代的な大型窓やワンステ・ノンステップ化など低床バスの一時代を築いたモデルです。そして私が唯一運転した大型バスでもあります(茨城県にある運転練習所内ですが)
関東では、神奈川県の伊豆箱根鉄道や茨城県の茨城交通・関東鉄道など、減少傾向でもまだ稀に走る姿を見られますが、国際興業と平成エンタープライズで使用していたキュービックが廃車となり埼玉県内の路線バスで見る事が出来なくなりました。
個人的に国際興業バスのイメージが強かった「いすゞキュービック」で、最後の1台となった9501号車の最終運行が、2018年3月24日・25日に特別ダイヤで運行され、両日の指定便への乗車で「9501号車引退記念カード」、指定便への終点までの乗車で「9501号車旧塗装復刻記念下敷き」のプレゼントを実施していました。
国際興業で活躍した車両の大半は、十和田観光電鉄(青森県)、秋北バス(秋田県)、岩手県交通(岩手県)、山梨交通(山梨県)などかつてのグループ会社に譲渡され第二の車生を送っています。
余談ですが、国際興業バスは国際興業グループの「北海道いすゞ自動車」から新車を購入しているため、いすゞ車がやたら多いと最近知りました。
本題の国際興業バス9501号車「いすゞキュービック」(KC-LV380L改)2000年製
この車両は、2000年6月に江ノ電バス藤沢営業所に114号車として新製配置されましたが、DPF(黒煙フィルター装置)の不調により2002年2月に廃車、メーカーでの整備を経て、2002年9月に国際興業バス鳩ヶ谷営業所へ移籍、2010年6月から2013年5月まで池袋営業所、2013年5月から飯能営業所で活躍、2013年9月には江ノ電バス藤沢の湘南営業所で開催された江ノ電バスフェスタ参加に伴い一度里帰りしています。
いすゞ自動車のお膝元である神奈川県藤沢市内を走る当時の江ノ電バスは、日産ディーゼル(上写真:UDトラックス)製と日野自動車製が大半を占めていて、いすゞ製のキュービックは一際目立つ存在だったそうです。現在はいすゞエルガが増えているらしい。
江ノ電バス114号車から国際興業バス9501号車となり、しばらく国際興業カラーで活躍していましたが、2013年には旧塗装復刻として昭和30年代のマルーンと白のツートンカラーに塗り替えられました。
そしていよいよラストランが目前となり、私は惜別乗車をするため、2018年3月24日に飯能駅へ向かいました。(写真はイメージ)
飯能駅北口で弟分のいすゞエルガと並ぶ、いすゞキュービック(9501号車)
運転席にはラストランボードが掲げられていました
後ろ姿も良いですね(右側のY31セドリックも)
双柳循環に充当された9501号車を飯能駅近くで撮影
ラストラン指定便となった西武飯能日高ゆきがやって来るまで時間が空いたので、当時置き換えが進んでいたJR八高線の205系3000番台(上写真)や209系3000番台を撮影(両車廃車一部譲渡)
209系3000番台
西武飯能日高ゆきの9501号車に乗車することに
バスマニアで満員状態の車内、一般の乗客は3人程度でした
車内には9501号車の写真やメッセージが掲示されていました
永田交差点から西武グループが開発する分譲地「西武飯能日高」に向かう急な坂道では、必死さを感じさせるエンジン音を轟かせながらゆっくり登っていきました(永田交差点付近の景色 / 2017年12月)
緑色の座席に座れなくなるのは残念
終点の西武飯能日高で降車、同乗していた国際興業社員さんから下敷きをいただきました
飯能駅ゆきとなった9501号車に再び乗車
終点の飯能駅に到着、降りるのが惜しいですね
降車時に9501号車引退記念カードをいただく。国際興業で除籍された9501号車は、解体を免れて秋田県にある秋北バス(しゅうほく)へ移籍となり能代営業所管内で現在も活躍中です。

国際興業バスさん、最後のキュービックに相応しい素敵な企画をありがとうございました
あれから3年経ちましたが、秋北バスで活躍中の元9501号車や渋谷駅前にいた青ガエル(東急5000系)を見に秋田へ行きたいですね。そして、きりたんぽをまた食べたいな~ルンルン
そして3年後にバスネタで再び飯能へ行くとは夢にも思いませんでしたアセアセ

いすゞキュービックは、地方でまだまだ現役バリバリですが、関西(奈良交通は見た)・山陰山陽・四国など西日本ではあまり見かけませんね。西日本の古い車両は、三菱ふそうエアロスターMや日野ブルーリボンを見掛ける機会が多かったですね。
神奈川中央交通など首都圏や京阪神で引退した比較的車齢の若い車両が、手頃な価格で購入できるため、いすゞキュービックの置き換えも進んでいます。個性的なスタイルが好きな「いすゞキュービック」には長く活躍して欲しいと思います。(写真は営業所の許可を得て撮影)
今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。

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