今回は10年前にラストランとなったJR仙石線103系について、軽くご紹介させていただきます。
2009年10月21日にJR仙石線103系が「さよなら運転」を行い、JR東日本から103系が消滅しました。仙石線103系はJR東日本では珍しい前面2枚窓を採用した異色の存在でした。
一般的な103系は前面3枚窓になっていた
仙石線で1979年から活躍していた103系は、2002年から2004年7月にかけて後継の205系に置き換えられ、仙石線からは姿を消す予定でした。
仙石線205系
しかし、多賀城駅付近の高架化工事で多賀城駅で折り返しができなくなり、車両不足が発生することが予想されていたため、103系1編成だけは解体を免れ、郡山総合車両センターで2年間留置されていました。
最後まで残ったT235編成は、総武線などで活躍後、1992年に仙石線へ転用された車両でした。(103系高運転台車で代用)
そのまま解体かと思われましたが、2006年にトイレ設置やパンタグラフのシングルアーム化などの改造を行い、仙石線で平日朝2往復のみ運用に充当されるようになります。
あおば通〜小鶴新田間1往復、あおば通〜東塩釜間1往復の合計2往復を約3年走り続けましたが、JR南武線に209系2200番台が導入され余剰となった205系1200番台1本が中原電車区から転入したため、2009年10月21日で引退する事になりました。
南武線205系1200番台
JR西日本では今も現役バリバリの103系・・・JR東日本から消滅したのが、かなり昔というイメージですが、10年前までまだ走っていたんだなぁと改めて思いました。
2年の時を経て復活した103系、今思えばよく郡山で残していたな~
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12:30投稿記事 / 10/19~20 最高6位
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