本日7月2日は、阪堺電気軌道 上町線が全線開通した日ですが、今回は房総特急の異端児「255系」について紹介させていただきます。
では、本日でデビューから27年を迎えた255系の歴史を振り返りたいと思います。
1993年7月2日に、JR東日本255系が営業運転を開始しました。房総特急と総称される内房線・外房線特急列車「さざなみ」・「わかしお」で使用していた183系を置き換えるため、255系が製造されました。
183系
255系はJR東日本の特急形電車で初のVVVFインバータ制御車で、走行システムについては通勤形電車209系910番台の設計を改良して採用した当時の最先端車両です。209系910番台(901系写真で代用)
1994年までに9両編成5本製造された255系は、主に京葉線・内房線・外房線・総武本線で活躍しており、新宿駅に入線する列車もあります。
「Boso View Express」の愛称を持つ255系は、夏のビーチをイメージした白い車体に太平洋の海(青)と菜の花(黄)のカラーリングとなり、1993年には通称産業省(現:経済産業省)「グッドデザイン賞」を受賞しました。
その後255系の増備は行われる事無く、2004年からE257系500番台の製造にシフトされた
初期車の製造から20年以上が経過して主要機器の経年劣化が目立ってきたため、2015年から機器更新が開始し、VVVFインバータがGTOサイリスタからE233系などに準じたIGBT素子に変更されるなど延命工事が行われました。まだまだ引退の話が出ない255系には、長く房総特急の顔として活躍して欲しいですね。
まだまだ平穏な生活を送るには厳しい状況ですが、今日も1日コツコツ頑張りましょう