たまたま、誰の作曲かも分からずに耳にした音楽。
それが、このピアノ協奏曲の第2楽章だった。

 

ピアノのソロが静かに始まった。少し硬質なタッチでクリスタルのような音色。たんたんと演奏されるメロディ。

その美しさにしばらく聴き入ってしまった。

 

調べてみれば、ラヴェル。そして演奏はワイセンベルクと小澤征爾、パリ管弦楽団。

恥ずかしながら、これまではラヴェルのこの曲にそれほど意識して聴いたことがなかった。この演奏に出会ってすぐにこの曲が好きになった。

 

その後「名盤」とされるいろいろなピアニストの演奏を聴いてみた。

しかしどうもしっくりこない。

 

この「ワイセンベルクと小澤征爾、パリ管弦楽団。
」というパッケージングにはまってしまったようだ。

 

硬質でかろやかなピアノ、色彩豊かなオーケストラ、そしてよ意味である種「無国籍」な小澤の現代的な音づくり。


第1楽章のムチの音から、第2楽章の静寂、そして第3楽章の爆走まで、一気に聴かせる。特に第2楽章はかずかずの名演揃いのこの曲でもぴか一の演奏だと思う。

 

今回はこの大切な出会いをおすそ分け。