アラフィフの歯科矯正についての続きです。

 

 

 

さて、購入したマウスピースがいよいよ終わりに近づいたころ、私の歯は見た目は劇的にキレイになっていましたが、上の前歯が下の歯より内側に入ったままだし、第一に奥歯が全くかみ合わなくなって、食べ物を舌で上あごに押し付けて潰して食べるような状態になっていました。

 

さすがにこれはヤバいのではないかと思った私は、たまたまその日診ていたいつもの医師とはちがう多分非常勤の先生に、このままキレイラインを終えたらかみ合わせはどうなるのか聞きました。

 

すると、女の若い先生が「ワイヤー矯正をしないかぎり治らないですよ」とぶっきらぼうに一言。

 

私は状況を理解できず呆然としていると「では、ワイヤー矯正ができる医師がいる日に予約いれておきますね」とそそくさと次の予約を入れてしまいました。

 

私は家に帰ってからネットでいろいろ調べました。

 

それまで、嫌な予感はしていたけど、怖くてネットで調べることができませんでした。

 

ネットで調べるとキレイライン矯正でかみ合わせが崩壊した人のブログや、矯正トラブルのネタがごろごろあり、自分がそれらとそっくりな状況で心臓がバクバクして冷や汗が出てきました。

 

誰にも相談できず、お金はともかく自分の歯がダメになった不安に押しつぶされそうになって夜もあまり眠れなくなりました。

 

数週間後、ワイヤー矯正の先生の予約の日、ふたたびクリニックを訪れました。

 

その先生は女性の先生でした。とても感じのよい先生で不安なことをメモにまとめて質問したのですが、まず、説明不足だったことを謝罪して、丁寧に答えてくれました。

 

料金は、普通にワイヤー矯正すると80万円ほどかかるのですが、今回はキレイラインからの移行なので残額の分だけでよい。

 

自分が責任をもってかみ合わせを直しますので安心してください、と先生がおっしゃったのでとりあえず私は先生を信じてワイヤー矯正をすることにしました。

 

正直、何も噛めないのでやるしかなかったというのはありました。

 

このとき、すでにキレイラインを始めて1年が経ち2021年の12月になっていました。

 

でも、その女医さんにも最終的には裏切られることになるのですが・・・。

 

つづく