木曽路宿場町ツーリング 1日目前半 高ボッチ高原、寝覚ノ床、妻籠宿 | 原付JOG(50cc)で旅に出よう!

原付JOG(50cc)で旅に出よう!

YAMAHAスクーター JOGでのキャンプツーリング日記。自分では特別なことをしている意識はないですが、旅で出会った方には大変驚かれます(笑)
キャンプ道具一式を積み12日間の旅をしたこともあります。工夫次第で原付でもロングツーリングを楽しめますよ。

GW木曽路宿場町ツーリング 1日目前半(2016.5.1)

 

湘南から妻籠まで下道で約7.8時間かかると読んで、初日を有効活用するため午前2時過ぎに出発予定だった。

しかし、仮眠を取り、準備にモタついている間に何だかんだで出発が午前3時40分になってしまった、、あせる  何たる不覚。。

 

気を取り直して出発。原付旅は、歳を重ねてもいつもワクワク。。(笑)

箱根あたりで、だんだんと空が明るんでくる。原付を停めて、早朝の雪を冠した雄大な富士山をしばし眺める。

 

GWなのにまだ寒い。途中から冬装備(グローブ&ウィンタースーツ)へと変更した。

いつもは山中湖畔までノンストップだが、寒さと空腹に負けて、御殿場でも休憩をした。

 

甲府でガソリンを給油してそのままR20を北上する。山梨県から信州に入った最初の道の駅「信州蔦木塾」には温泉が併設されている。カラダを温めようと目論んでいたが、午前8時の到着に対し、営業開始は午前10時。仕方なく、そのまま諏訪へ向かった。

 

約30分で霧ヶ峰へ続くR40号入口のコンビニに到着(8:30)、軽く食事を取る。

9:00、高ボッチ高原目指して塩尻方面へ出発。

R20沿いの高ボッチ高原の案内看板に従い、途中右折して、細い登り道を進む。

なかなか急だが、この程度なら荷物を積んだ原付でも問題はない。

9:45分に高ボッチ高原の駐車場らしきエリアに到着(↓)

 

<高ボッチ高原>

 

周囲を散歩してみたが、曇り空のため、期待していたような景色は見られなかった。

眺望を期待できる天気ではないので、高原を下り、塩尻まで進みR19を南下をした。

今夜の宿、妻籠宿まではR19で一本だ。

途中、NHK連続ドラマ「おひさま」のロケ地となった宿場町奈良井を通るが、往路はスルーすることにした。というのも、奈良井は2日目の宿泊先でもあるし、初日に奈良井宿で時間を費やすより、妻籠からほど近い馬籠へ立ち寄った方が得策と考えたからだ。

 

奈良井を過ぎて、11:30にR20沿いの蕎麦屋「水車屋」で昼食。

 

しばらく走ると寝覚ノ床の案内看板が見えてきた。

昨年、JOGで旅した際には、寝覚ノ床には立ち寄らなかったので今回はバイクを停めて足を延ばしてみることにした。

原付を降りると、ふと寝覚ノ床近くにバイクが多く駐車した蕎麦屋があるのが目に留まる。

ん、、創業1624年の「越前屋」というそうな。

ライダーは地元の食べ物を熟知しているので、バイクが多く停まっている店にまず外れはないというのがワタクシの短いツーリング経験の印象だ・(笑)

先の店で蕎麦を食べたことを少し後悔、、

帰りに立ち寄れるので、次回は越前屋に立ち寄ってみよう!

 

お寺の入口で入場料300円を支払い、箱根からずーっと着用してきた冬装備のまま下ろうとしたら受付の女性から「暑くなりますよ」と声をかけられたので、駐車場に戻って、ウィンタージャケット一式を脱いでから階段を下りた。

眺めが良い場所までは、最後は自分でルート探しですが、ちょっとした運動&ボケ防止にもなります・・笑

 

 

<寝覚ノ床>

 

受付によると往復45分とのことでしたが、よほどの高齢でもない限りは実際は20~25分くらいで往復できるでしょう。

 

チョイワルは眺めの良い場所で10分程寛いでいただけですが、周囲には岩に寝転んで長時間寛いでいる風なカップルもいました。R20から簡単にアクセスできる場所なので、一見の価値景勝地だと思います。

 

寝覚ノ床を過ぎると、目指すは今夜の宿、妻籠宿。

昨年訪れているので記憶にかすかに残る川沿いの道をJOGで爽快に走る。

というより、皆さん70kmくらい出しているので、「爽快に抜かれていく」が正しい表現です・・あせる

 

さて、ここでキタコパワーキット導入後のJOG君の走りですが、やはりキャンプ道具一式(約30kg弱)を積載した赤い彗星JOGは、軽荷物で地元を走る時ほどスピードがでません、、汗

平坦な道でも57くらいです、、(汗) 但し、下りはリミッターが効いていた以前よりもスピードがでるので、70くらいは出ます。。そして登りになるとじわじわ減速して、35くらいでトロトロ遡航です・・・あせる

木曽路はアップダウンが多いので、上りはフルスロットルで35、下りになると一変して70で車と同スピードという、Mr.下り番長(?)の様な「わかりやすい」走りをしていましたが、これも原付ツーの愛嬌でしょうか・・苦笑

 

パワーキット導入前後で比較すると、重いキャンプ道具を積載すると期待していた程の差異はありませんでしたが、それでも①下りは70、②上りは以前は30だったところが35、という2点において、導入メリットはあったようです。

あと、気になる焼き付き(クランクケース高熱化)ですが、今回のツーリングでフルスロットルにて60以上で3,4分連続走行箇所が数ヵ所ありましたが、特に問題はないようです。

 

眺めのよい渓流沿いを下り番長?を楽しんでいるうち、妻籠へと続く交差点に来た。そこを左折して約10分程で妻籠に到着した。時間は午後2:30

 

馬籠‐妻籠間は、原付で走っても約20分程の距離

古い宿場町風情が色濃く残る両宿場町を結ぶ中山道は、森と渓流という自然の美しさと中山道を歩くというという歴史的背景から、外国人観光客に特に人気があるのか、多くの外国人が徒歩で両宿場町を歩いている姿が(昨年訪問時に)とても印象的だった。。

(かなりの物好きでなければ、通常車やバイクを使う日本人とは対照的だ・・・)

 

時間は既に2:30。もし初日に馬籠を訪問するなら、今がそのタイミングだ。

しかし、馬籠まで往復約1時間。町並みを30分散策するとなると、妻籠戻るのが午後4時になってしまう。今夜の宿、松代屋の夕食時間は午後6時からなので、妻籠宿をゆっくり散策するには中途半端だ・・。

折角、宿場町に泊まるのだから、あくせくしたくない。本日は馬籠に行かず、午後6時の食事時間までゆっくりと妻籠を観光できるであろう。

ということで、馬籠散策は明日のお楽しみにして、本日はゆっくりと妻籠を散策することにした。

 

松代屋には宿泊者専用駐車場が用意されている旨、予約時に説明を受けていたので、駐車場案内係に場所を聞いて、専用駐車場にJOGを停めた。

バイク専用駐車場を覗いた訳ではないが、50㏄スクーターで妻籠を訪れるような野郎はワタクシだけだろう・・・あせる(苦笑)

 

ますは、宿場町を散策したいので、荷物はJOGにそのまま残して、宿場町へと向かった。

 

一歩、妻籠宿の町並みに足を踏み入れると、江戸時代にタイムトリップしたような、昔懐かしい宿場町に雰囲気に包まれる。何度来ても、美しいと感じる町並みだ。

 

<江戸情緒を残す妻籠宿>

 

GWということで、観光客でごった返していて、皆さんシャッターチャンスに苦労しているようでした。。笑 (それでも味わいある町並みです)

 

そして、これが今夜の宿、松代屋です(↓)。

 

<松代屋>

 

<松代屋(中央の建物)>

 

 

この松代屋、ちょうど枡形(=江戸幕府が、防衛の観点から敵侵入を少しでも遅らせるため、街道を二度直角に曲げた箇所)の部分に位置しています。。

ちょっと、歴史を感じます・・笑

 

 

<枡形の説明>

 

また、松代屋の前は、勝新太郎の座頭市の撮影が行われた場所で、松代屋玄関上には当時の写真が飾られています(↓)

 

<勝新太郎、座頭市の撮影風景写真 (松代屋玄関にて)>

 

松代屋のご主人曰く、撮影時には松代屋に勝新太郎が宿泊したそうです

 

こういうことを知ると、松代屋に宿泊できて良かったと感じます。笑

(藤乙が予約取れなかったので松代屋にしたのですが・・汗 正解でしたビックリマーク

 

 

長くなりそうなので、残りは後半へと続く。。