原付キャンプツーリング⑥ ~旅バイク | 原付JOG(50cc)で旅に出よう!

原付JOG(50cc)で旅に出よう!

YAMAHAスクーター JOGでのキャンプツーリング日記。自分では特別なことをしている意識はないですが、旅で出会った方には大変驚かれます(笑)
キャンプ道具一式を積み12日間の旅をしたこともあります。工夫次第で原付でもロングツーリングを楽しめますよ。

昨年夏から50㏄スクーターのJOGでツーリングするようになったが、
購入当時は普通自動車免許しかもっていない為、50㏄しか選択肢がなく
足として購入した原付スクーターでまさか遠出するとは思ってもみなかった・・


それ以前は、原付含めた2輪に乗った経験はありませんでした。
ここだけの話、若い頃はヘルメットで髪型が乱れるのが嫌だったんです・・(爆)

ただ、JOGに乗り始めて、風を切って走るバイクに爽快さを感じ、
40過ぎて遅ればせながらバイクの楽しさに目覚めたわけです(笑)  
車に乗っていた時は「バイクのどこが面白いんだろうか・・」と理解不能だったので不思議なものです。

車は交通渋滞にハマれば流れを待つしかないが、バイクは「すり抜け」を使って自力で局面を打開することができる。(疲れている時は、すり抜け「しない」という選択肢もある。)

シールドを上げて走行すれば視界を遮るものは何もなく、森の香りや潮風だって感じられる。
車が通れない道だってバイクなら走ることができる。

そう、バイクは車よりも自由です。 

自分の冒険心、好奇心を満たすもの。 それがバイクなんでしょう。。


 <その先にあるもの求めて、JOGをデュアルパーパスで使う・・笑>


ところで、、昨年購入したJOG。

なぜJOGかというと、メーカーに拘りがあったとか、親戚がYAMAHA関係者だったとか(笑)ではなく、単に近所にヤマハ系列店があったからです。(所詮足ですから・・)


ただJOGで遠出をするようになってから、その原付らしからぬ頑強さにだんだんと愛着が湧いてきたのはあると思います。

何たって、ツーリングでは、
(30kg前後の荷物を積んで)真夏に長時間フルスロットルしても壊れない
オフロードバイクしか通らないダートだって走破できる
・どんな峠も登ってくれる(時速30kmですが・・・)
・甲府、諏訪、松本の渋滞ヶ所では、すり抜けで先頭まで進める
景色の綺麗な場所では、気軽に路肩停車して心ゆくまで眺めを楽しめる
・志賀草津道路の駐停車禁止区域では時速10kmくらいで低速路肩走行も可能
・峠(下り)を攻める楽しさも味わえる。笑

一方、街乗りでは、
すり抜け自由自在、渋滞知らず
車の流れにも乗れるので、湘南-東京間の下道なら、車よりも早く目的地に到達できる
・燃費もリッター50km前後と悪くない
・路肩走行してもパンクは一度もなし


こんなに便利な乗り物があったんだ・・・
と感動したくらいです笑

まぁ、他人が思うほど、きっと本人は50㏄に不便を感じていのでしょう、、
※それとも単に、ドMか、よっぽと鈍感力が強いかどちらか・・・(爆)



高速をドガーンと飛ばして目的地へワープするツーリングと、下道をトコトコ走る原付ツーリング。
両者はツーリングの性質が根本的に異なるのだろうが、旅好きの私にとってはヘルメットシールドを上げてゆっくり風景を見ながら走れる方が性に合っていると感じている。


とはいっても50㏄原付は、街乗りはともかく、キャンプツーリングではやっぱりパワー不足・・

長い直線道路や峠越えでは忍耐力を試される場面が多く、信号の少ないR20では時速80kmで飛ばしたいし、峠越えでは時速45kmくらい欲しいのが本音のところ。。

バイクでキャンプツーリングするならどんなバイクが理想か?
キャンプにも行けて、街乗り(すり抜け)もできるバイクは何だろう?


そんな浮気心を抱きつつ、理想の旅バイクについて書いてみたいと思います。



 

旅バイクといえば、まず最初に思い浮かべるのがカブではないでしょうか?

日本一周バイク旅ではカブが使われることが多く、それだけ耐久性があり、積載性があり、燃費の良いバイクと言えるのでしょう。

中でもクロスカブは、ホンダのHPでもアウトドアを強く意識させるデザイン(↓)です。

 スパイクタイヤが販売されているのもカブだけというし、冒険好きの私としてはクロスカブに強く惹かれるものがある。
ただ、色々調べていて気になった事が一点ある。それはチューブタイヤという点だ。


「バイクの持つ車にはない自由さ」に恋した自分にとって、路肩すり抜けはバイクの魅力の一つであり(渋滞の多い首都圏だから尚更そう感じるのかもしれないが・・)、路肩走行しても簡単にはパンクしないタフさを求めたい。
地方ではガレ場林道なども走るのでチューブタイヤでは心細い。
現在まで23,000km、強引な路肩走行にも関わらずチューブレスでのパンクは一度もないが、これが仮にチューブタイヤだったらと想像すると・・・??

「カブに乗るなら路肩走行するな。 路肩走行するならカブに乗るな。」ということでしょうか。
路肩走行しない限りパンクも少ないのだろうが、だからと言って路肩すり抜けしない選択肢は自分には考えにくい。 (苦笑)

私の場合、チューブタイヤという点でカブ(クロスカブ)はNGでしょう・・
(キャストホイールのカブが発売されれば別の話ですが、)

 (注:)カブ主様、JOGしか乗ったことがない素人の戯言としてスルーしてくださいませ。。(汗)
ホンダいや、日本が世界に誇る名車であることに変わりありません。  





ということで、路肩すり抜けを考慮するとタイヤはチューブレスじゃないとダメ。

チューブレスで、かつ積載性の高いバイクといったら、何といってもベンリィ110でしょう(↓)。
 
   
<ベンリィ110 (写真はお借りしたものです)>
 

後部の積載力を見てください(↓)。

<ベンリィのリア(写真はお借りしたものです)>

 
リアの4辺にバーが付いているので、ここにフックトかけてぐるっと固定すれば相当量の荷物を積載できること間違いなしです。

ステップ部分にも荷物が置けるだけでなく、フロントにも台をつけれるので、その積載力たるや小型バイクでは最強でしょう。
実際に野沢温泉を走行中、後部に大型ボックス3台を積載したベンリィに遭遇しましたが、アップアップ感全然ないんですよ。見た瞬間「負けたな・・」と思いましたね笑


ベンリィでどれだけのキャンプ道具を運べるのか・・・考えるだけでワクワクします。。
薪ストーブだって運んでるかもしれません。(爆)


アドレスV125やPCXのような加速力はないようですが、一応排気量110㏄なので、峠登攀でもそれなりに(40km以上?)速度が出るとみています。
レトロな雰囲気の外見も可愛いですしね・・(笑)

さらに、ガソリン容量が10Lと、まさに旅仕様です!
今まではガソリン携行缶をロングツーリングでは持参していましたが、これだけのタンク容量があれば不要でしょう。


気になる部分を挙げるとすれば、50㏄スクーターよりも小さなシート
後部巨大リア台のしわ寄せで、シート後部が中途半端に切れてる感じ。神奈川県警のベンリィ110を間近で見ましたが、シートは小さかったです。
ツーリングで長時間運転していると尻が痛くなり、頻繁に位置調整しますが、シート大きさは乗り心地に影響するだけに気になる部分ではあります。。
他の原付2種と比べて加速力が弱いと評されてますが、JOGより加速はあるだろうから気になる部分ではないでしょう。。


今のところ、この
ベンリィ110が街乗り(すり抜け)もできて、キャンプツーリングに問題ない積載力があり、タンク容量10Lと自分にぴったりな旅バイクかに思えますが、50㏄JOGでもパワー不足以外は特に不満はなかったので、単に排気量を大きくしたアドレスV125シグナスXもありかなと思っています。

 <アドレスV125>
  
アドレスV125の車体サイズはJOGと変わりません。
加速力は原付2種でもピカイチという評判ですし、登攀力はベンリィ110よりずっと力強いでしょう。
タンデムができるだけあってシート後部含めたリア部分はJOGよりも大きいので、JOGで載せているキャンプ道具はアドレスV125にも全て積載可能とみています。
(JOG同様、アップアップ感は相当出るでしょうが・・・


 
  <シグナスX>
 
シグナスはJOGやアドレスより横幅がありますが、すり抜けに支障が出るサイズではありません。 登攀力もアドレスV125と同等でしょう。
シートサイズはアドレスV125よりも大きいようなので、シート後部含むリアへの積載量はアドレスより多いとみています。躯体も頑丈らしいので、オフロードも走れるでしょう。
チョイワルキャンプツーリングとの相性はイイんじゃないかと勝手に思ってます。笑


結論からすると、

街乗りの利便性を優先  →→→ シグナスX
キャンプツーリングでの快適性を重視 →→ ベンリィ110

でしょうか。

現実的にはベンリィ110を試乗してみて、登攀力、シートサイズに問題ないことが確認できればベンリィ110になるんでしょうか。。


セローなどのリアがチューブレスのオフロードバイクにも憧れますが、ショッピングセンターでの駐車などに不便そうなので、一台で街乗りとキャンプツーリングを兼ねるとなると結局は原付2種になりそうです。

(おっと、セロー、シグナス云々の前に、まずは免許ですね・・・



次のバイクに買い替えるまではバイクに乗る楽しみを教えてくれ、世界を広げてくれたJOGに感謝しつつ、大切に乗りたいと思う。



<編集後記(2016.2.11)>
後日、登坂力UPを目的にキタコ パワードライブキットを導入したところ、登坂力が以前よりもぐんとUPしたと同時に最高速UPも実現できました。もちろん125㏄スクーターの登坂力までとはいきませんが、非力だった以前の相棒とは大違いです。この登坂力があればキャンプツーリングが相当楽になる予感がします。しばらくはこの状態で様子を見てみようと思います。

キタコ パワードライブキット導入 ~その3 インプレッション


原付キャンプツーリング⑤ ~峠越え編
原付キャンプツーリング④ ~カーナビ編
原付キャンプツーリング③ ~雨対策
原付キャンプツーリング② ~テント編
原付キャンプツーリング① ~荷物編

信州秋の旅 12日目 白駒池、唐沢鉱泉、美ヶ原
初キャンプツーリング ~4日目最終日 菅沼集落、白川郷、飛騨高山、神奈川