信州秋の旅 2日目 山田牧場、雷滝、七味温泉(山王荘) | 原付JOG(50cc)で旅に出よう!

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YAMAHAスクーター JOGでのキャンプツーリング日記。自分では特別なことをしている意識はないですが、旅で出会った方には大変驚かれます(笑)
キャンプ道具一式を積み12日間の旅をしたこともあります。工夫次第で原付でもロングツーリングを楽しめますよ。

信州秋の旅 2日目(2015.9.20)

二日目も天気に恵まれた。
湯を沸かしコーヒーを飲みながら今日の日程を考えていた。

「信州秋の旅 準備編」で記載し忘れたが、今回の旅に向けて購入したモノがある。

温泉ガイドブックだ。

 

 

あと、日帰りツーリングが可能な伊豆エリアの温泉もいずれ攻めたいとおまけで購入(笑)。
 

今回は上の二冊を携帯した。
特に「日帰りでゆく信州温泉」は信州の温泉を網羅した本として評判が高いようである。

もともと温泉好きではあったが、この歳にもなると旅といえば温泉というようにいい温泉に浸かりゆっくりと心身を癒したい・・・(←オヤジ丸出し・・汗)

そして、どうせ入るのなら近代的な温泉施設よりも、情緒豊かな温泉に入りたいと思う。
その情報収集のツールとしてガイドブックを購入した。

コーヒーを飲みながら近隣の良さげな温泉を探していると、情緒ある風情の温泉がいくつか見つかった。
上林温泉の塵表閣本店山田温泉の風景館七味温泉の山王荘など。
いずれも露天を備えており日帰り温泉も可能とのこと。

よし。今日は、まずは上林温泉の塵表閣本店で日帰り入浴をして、その後イオン中野店で今夜のBBQの肉を買い、それから志賀高原に戻り山田温泉の風景館でまた日帰り入浴をするというプランを立てた。

薪をもう一束購入してから9時頃キャンプ場を出発した。

昨夕通った奥志賀高原の渓流沿いの道は綺麗だった。
途中、橋の上で原付を停めて、橋の下に流れる渓流を眺めながら缶ビールを飲み一休みした。

大変不謹慎ではあるが、旅の途中でいい景色があったりするとJOGを停めて真昼間から軽く嗜む楽しみをいつしか覚えてしまった・・・汗

<502号沿いの渓流にて(原付を停めて水辺に降りてみた)>

 <限りなく澄んだ502号沿いの清流(橋の上から撮影)>
 
志賀草津道路(292号)に合流すると、湯田中方面へ進んだ。

途中、一沼付近では多くの観光客が紅葉を鑑賞していたが、本格的な紅葉になるにはもう少し先といった感じであった(↓)。

 

<志賀高原 一沼>

292号の坂を下り終わると、すぐに上林温泉になる。
急な坂を上ると風格ある立派な温泉宿が数件並んでいた。

塵表閣本店の看板を見つけ、暖簾をくぐってみたが、本日は日帰り入浴はできない旨の案内札がかかっていた。
シルバーウィークだからきっと宿泊客が多いのだろう・・・と残念であるがまたの機会にすることにした。

夕方には山田温泉に入る予定だし、特に今は入浴することもなかろうとそのまま市街地方面へバイクを走らせ、以前にも来たことがある大型スーパー、イオン中野店で肉&お酒類の買い物を済ませた(肉を買うには時間的に早いが、この寒さなら問題ないだろうという算段)。

その後、志賀高原方面へ戻り、木戸池を過ぎたところから分岐している66号を通り山田温泉を目指した。

この66号を通るのは初めてであるがツーリングマップルを見ると一部に「悪路」とコメントが付されているが、原付で悪路のオフロードを走ってきたワタクシとしては、そんなコメントに怖気づくこともなくそのまま進む。

峠と思われる茶屋を超えて下りにはいると、眼下に素晴らしい眺めが広がった。

 <66号から山田牧場方面を眺める>


 この66号はツーリングマップルでこそ紫色になっていないが、眺望のすばらしいルートだと思う。

因みに「悪路」に該当するような箇所は見当たらなかったので、ツーリングマップル情報がきっと古いのであろう。


しばらく峠を下っていくと、山田牧場というやや開けたエリアに来た。

山田牧場キャンプ場もあるようである。
こんな山の中腹にキャンプ場があるのか・・と少々驚いたが、緑豊かな自然に囲まれた良いキャンプ場だと思う。
周囲には何もないので、さぞ星空も綺麗なことだろう・・

荷物を移動させるのが億劫なため、カヤの平高原キャンプ場から移動はしなかったが、今度
志賀高原近辺でキャンプをするのなら山田牧場キャンプ場を選んでみたい。

山田牧場を過ぎて、さらに66号を下ると渓流沿いの道となる。

松川渓谷というこの渓谷沿いに七味温泉、五色温泉、松川渓谷温泉、山田温泉、蕨温泉、子安温泉が並んでいるようだ。


渓谷沿いを下っていくと、駐車場に自動車やバイクが溢れ返っている温泉があった。松川渓谷温泉の滝の湯だ。
シルバーウィークということもあり観光客で大繁盛のようだ。。

渓谷沿いの眺めの良い露天が名物の温泉のようだが、あまりの混雑さに敬遠をした。

そのまま渓谷沿いを下り、道が平になった辺りが山田温泉だ。
道の両脇に宿が立ち並ぶ温泉街だ。

風景館の駐車場に原付を停め、宿の入り口に入ると女性従業員がワタクシに気が付いた。
日帰り入浴をしたいと尋ねてみると、3時までなら可能との回答。
奥から出てきた女将はメンテナンスの為に日帰り入浴は不可という。
ふーん、なるほど。。メンテナンスという断り文句なのだろう。

「隣にある共同浴場の大湯と源泉が同じですから・・」と女性従業員はキマリ悪そうだったが、大湯の方は露天風呂がない。
露天につかり景色を眺めながらゆっくりする いうのがワタクシの求めているものであり、源泉が同じだから良いというものではない。。

今日当てにしていた温泉が二つ連続で入れなかったので落胆していたが、原付はそのままにして周囲を散策をしてみると、「信州高山アンチエイジングの里 スパ・ワインセンター」なる謎めいた名前の観光案内所があった。

入ってみると地産の野菜やワインなどを販売していた。
軒先に無料で入れる足湯を発見したので、浸かってみることに(↓)。

 
(※写真はお借りしたものです・・・)

温泉に入れなかった落胆ぶりは足湯で完全に流しきれなかったが(笑)、まぁ気持ち良いものである。

せっかく来たのだからどこかの温泉に入りたかったので、松川渓谷最上流の七味温泉・山王荘に行ってみることにした。

念のため観光案内所で確認をしてみると、山王荘は宿は休業し今は完全な温泉施設として営業しているそうで今度は間違いなく入浴できそうだ。

帰り際、専用駐車場に停めていた原付に気が付いた風景館の別の従業員に声をかけられた。駐車していた事情を説明し、折角だからと日帰り入浴可能な日はないのか尋ねてみると従業員は確認しに奥に入っていった。
こういう場合はいつならば大丈夫という回答がくるだろうと期待していたが、戻ってきた従業員はシルバーウィーク中はダメという回答だった。
感じの悪い女将だった・・・

松川渓谷を上って元来た道を引き返した。

途中、行きにはスルーした雷滝に立ち寄った。
水量も多いし、何よりも滝の裏側から流れ落ちる滝を間近に見ることができます。
写真は撮らなかったが、これは一見の価値がある滝ですね。


七味温泉・山王荘は加温・加水なしの源泉掛け流しで、内湯と露天風呂があった。
露天風呂は乳白色で湯の花が多く混ざっており、沈殿した湯の花で底がヌルヌルしていた。
眺めこそ絶景ではなかったものの、熱さといい湯の花の量といいまさに温泉といえる。

露天につかりながら、ミネラルウォーターを飲みながらゆっくりと寛いだ。


山田牧場の牧場風景を楽しみながら行きに通った道をそのまま引き返してカヤの平キャンプ場へと戻った。

午前中に仕入れておいた肉で今夜も一人でハッピーBBQ。
夜は前夜同様、相当冷え込んだ。
これ以上の寒さだとストーブが必要になるだろう・・・

これほどの寒さであれば信州方面高地キャンプ場の営業期間が9月末迄や10月中旬迄というのも十分頷ける。
この夏お世話になった標高1600mにある霧ヶ峰キャンプ場は営業時期が7月・8月の二カ月のみというし。。。

このキャンプ場の誰もがキャンプシーズンの終焉が近づいていることを肌で感じていることだろう。



<2日目(2015.9.20)の走行データ>
■出発時メーター:××,600km      
■到着時メーター:××,837km
■本日の走行距離 :237km
■天候: 晴れ

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信州秋の旅 準備編