life is beautiful ~娘とPHPVと私~ -5ページ目

PHPVと診断されるまで③

~PHPV と診断されるまで②の続きです~


眼科に到着して受付を済ませて順番になるまで待っていても、焦りと不安でたまらなかったです。

この緊張感……
凄く嫌だ…
あの時と同じだ…はぁ…
(『あの時と同じ』の詳しい事は暇をみながらまた別で書こうと思います)

しばらくしてから名前が呼ばれて診察に入りました。
眼科へ行く前に電話で娘の目の症状を伝えていた事もあってすぐに目の診察が始まりました。

先生がペンライトを娘の目にあてながら診察していきます。
しばらく見ていた先生が『見えないなぁ~』と言っていました。

私は『本当は何もなくて自分の勘違いで終わってほしいと心底思いました。』

次に違う機材で娘の目を見ていった時に先生の表情がおもいっきり曇りました。
先生が『今見えちゃったかも…』『左目の奥に白いの見えた…』と。

私は『やっぱり何かあるんだ……』としか考えられませんでした。

詳しく検査をしたいけれど今日は午前中のみの診察で時間的にも難しいので明日検査しましょうとの事でした。

そのあと先生から、はっきりとは分からないけれど『網膜芽細胞種』の疑いがあると話されました。

先生が目の模型を使って一つずつ丁寧に説明してくれましたが、ショックすぎてイマイチ頭に入ってきませんでした。
そのあとは次の日に詳しく検査をする流れを聞いてから自宅に帰りました。

分かったのは娘の左目には何かある事と、眼科の先生が熱心に向き合ってくれ、とても信用出来る先生とゆうことでした。

この日の夜も眠る事が出来ずに一晩中スマホで『目』について朝まで調べていました。

PHPVと診断されるまで②

~PHPV と診断されるまで①の続きです~


泣き崩れながらも頭の中では『すぐに眼科で診てもらわないと!!』と焦っていました。


今は土曜日の夜…
今からじゃ無理だ…

明日は日曜日…
日曜に診てもらえる眼科あるのかな……

スマホで私の住んでいる市の眼科を検索しましたが日曜日は全て休診でした。
それなら隣の市の眼科を検索!
一件だけヒット!!
日曜日でも午前中だけなら診察している眼科がありました。

次の日、赤ちゃんでも診てもらえるのか確認の為、朝イチで眼科に電話をしました。
昨夜の娘の目の症状を電話口で説明した所、先生から『急いで連れて来てください!』との事でした。

そのまま娘を連れて眼科へ向かいました。

PHPVと診断されるまで①

娘がPHPVと診断されるまでを書いていこうと思います。

長くなりそうなので何回かに分けさせてください。

私が娘の目の異変に気づいたのは夜、哺乳瓶で娘に麦茶を飲ませていた時に左目の奥の方が白く見えた事がきっかけでした。

いつものように娘は仰向けに寝ころんで私が哺乳瓶を支えながら麦茶を飲んでいました。
娘の瞳が上を向いた時に左目の瞳の奥がチラっと白く見えました。

『アレ?…今の白いの何だ?』と思い娘の目を見ましたが白くは見えませんでした。
『電気の光が反射したのかなぁ?』ぐらいに思ってそのまま麦茶を飲ませていました。
しかし、娘の瞳が上を向いた時にまたチラっと白く見えました。

『やっぱり、おかしい!!』
すぐに麦茶を飲ませるのを止めて娘の両目を覗きこみました。

正面から見るとなんともない娘の目が、横から見たり、娘が上を向いたり角度が変わると左目だけ瞳孔の奥が白くなっていました。
右目と
明らかに違う左目。
『何かヤバいかも…』すぐに直感で嫌な予感がしました。
動揺しながらスマホで娘の目の症状を検索していくと『網膜芽細胞種』と言う言葉にたどり着きました。

そして目に入ったのが、『目の癌』『命の危険がある』
今、娘の目に出ている症状がスマホに記載されているものと全く同じ症状だったのでその場で娘を抱いて泣き崩れてしまいました。