OPPO Sonica DAC | 禁断のKRELL

禁断のKRELL

ハイエンドオーディオやヴィンテージオーディオを語っていきます。

 

 

OPPO Sonica DAC  D/Aコンバーター 2017年 アメリカ/中国 ¥オープンプライス

 

 

 

 

OPPO Sonica DAC 価格破壊であることは間違いなく、10万円を
切る価格でこの音質は驚異的。先鋭な音作りで切れ味の鋭さを
強調してくる。高解像度で鮮度感が高い。
大きな印象として
挙げられるのが、静寂感に非常に優れている事。音像描写が
緻密で芯がある。INVICTA MIRUS(約65万)と比較ではスケール感や
空間表現がやや狭まり、低域は力強くなるが、質感は全体に低くなり、
分離感も低下するが、聴き耳を立てて聴きとれる程度の違い。
音色的にはニュートラルでややシックなサウンドである。
感覚的なものだが、若干モヤッとする。10万円のDACで

これだけの音が出てしまうと大手国産メーカーは窮地に立たされてしまう
厳選セレクトされた最新鋭モデルの数十万クラスの高級機と

比較すると敵わないが、このクラスと鳴らし比べても
「音質の格差に我慢できない」と顔をしかめるような事は
まずないだろうと思う。「驚異だからこそ、悪く言われる」
そういう立ち位置にあるモデルだと思う。プリ機能やボリュームの

質はあまり良くないので、ここに書いてあるレビューはDAC単体としての
評価である。ボリュームの二個使いは著しく音が悪くなるので、
ボリュームはBYPASSで使う事。エージングには100時間を要する。
HA-1を二年近く使ったが、音質は間違いなく大きく進化している。