2012年5月刊行、つまりそれ以後のモデルは載っていないが、
丁度いま値頃感が出てきた、現行ラインナップの製品も含む
ほぼ最新の鉄板チョイスのハイエンド製品の過去記事を一括掲載している。
掲載ジャンルはすべてのオーディオ機器だ。
新しい機器を物色しているが、SS誌を毎号買っているほど熱心でもないという
方には必携のお買い物バイブル。
TOP PICK 100 (別冊ステレオサウンド) 2,057円 Amazon |
1994年刊行、1988~1994発売の機器が主に掲載されているが、
この発売年の機器は今日から振り返ってみても魅力ある製品が集中していましたね。
1947年のヴァイタボックスなども掲載されていが、1990~1992年発売の機器が
ほとんどを締め、多く載っている。デジタル機器はさすがに古くなってしまって
時代遅れだが、アンプやスピーカーはいまみても色褪せない機器ばかり。国産w は除く。
別冊ステレオサウンド オーディオ世界の一流品 (季刊ステレオサウンド 創刊100号記念別冊) 1,980円 Amazon |
2001年前後の刊行、当時の世界のオーディオブランドが脚光を浴びたブランドを
代表する過去製品とともに概略で240社紹介されているのがこの書籍の概略。
1960年代以降で、いま振り返っても本当に魅力的な製品が上手くピックアップされて
載せられている座談会形式の記事がなんといっても白眉。1970年代から1980年代に
かけての名機が知りたかったらこの本がお薦め。オーディオの歴史の勉強にもなる。
GAS AMPZILLAや初期KRELLの素晴らしい音を聴いた各評論家先生たちのコメントから
その感激振りの熱気が伝わってくる。
HIGH-ENDオーディオブランド240 (別冊ステレオサウンド) 2,880円 Amazon |
過去の素晴らしい製品が知りたかったらこの書籍を手に取ってください。
各評論家の心に残るオーディオコンポーネント十選は凄く参考になりますが
若い人はうかつに真似しない事も肝要である。アンプもそうだが、
とくに年代物の(三十年以上前の)スピーカーは長年劣悪な環境で放置されていたりして、
コンディションが悪く音が出ていても完全に"死んだ音"がでることが少なくないし、
アンプともどもメンテナンスで頭を悩まされることもある。
日本のジメジメした湿気の多い環境は機器の保存には鬼門。
モニターゴールドのようなシンプルなスピーカーでも古ボケた音で鳴ることがある。
ヴィンテージの個体差を軽く考えていると痛い目にあう。
ヴィンテージ機器は必ず聴かせて貰って感動できる音で鳴ってるのを確認してから買うべき。
音(オーディオ)の世紀 (別冊ステレオサウンド) 2,880円 Amazon |
1998年刊行、入手困難本。持っている人は少ないが、実は一番のオススメ。
ステレオ誌執筆陣による掲載記事のまとめ。掲載は1996~1998年発売のアンプが多い。
現在中古でもっともコストパフォーマンスが高く、各社のよき時代の個性を残すアンプ、
これらの詳しい印象記事が詳細かつ大量に掲載されている。
ようするに1990年代後半のアンプをターゲットにしている人には是非手に入れてほしい本。
本の内容は有名評論家のインプレッションが各モデル毎に複数人分詳細に掲載されている。
テクニカルタームは少な目で音のイメージを伝える内容が多く参考になる。
非常に参考なりますね!
現役のオーディオマニアであり続けるために。超ベテランを自負する情報強者以外は
目を瞑って買っても後悔しないかもしれません。中古・ヴィンテージ愛好者の方に、
それほどお勧めです。大規模書店だと普通においてある(かも知れない)ベストセラー。
オーディオ「お助け」ハンドブック (ONTOMO MOOK) 1,404円 Amazon |
オーディオ好きなら二番目と三番目を除くすべての書籍を心からお薦めします。
古い機器に興味が無ければ最初と最後だけでOKですが。