SALOGIC SV1200CT | 禁断のKRELL

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オーディオの近況




SALOGIC SV1200CT を追加しました。


  
サーロジック社の頑丈な木製パネルに厚さ3mmの強靭なステンレスリブを
装着して重低音の包容力を与えたという音場チューニングパネルです。総重量28kg。



パネル設置後の変化は、音がしっかりしますね。輪郭に芯が出て明瞭でクリアな音質になります。
設置した効果は非常に高く、筆者はもうSALOGIC SV1200CTを外す気がなくなりました。



音響チューニングを始めるとき、もっとも効果的なのがセンター後方の壁際に一枚目を設置する事です。
SALOGICはYAMAHAやKRIPTONらのトップメーカーの中でも最高峰の音響パネルです。
最初の一枚目はこれしかありません。センターラックやセンターテレビ台だと使えませんが
それらは音質の為に止めるべきです。センターラックを排除して、音響パネルを設置した時
きっと読者のみなさんはパネル製造メーカーに感謝するはずです。蝶番が逆側に付いた
コーナー用のSPタイプは中古でもよく出るんですが、CT(センター用)はシステムの要でもっとも
効果が高いので、一番売れているが、なかなか手放す人が居ないので中古でみかけることが少ないです。


左右においてあるのはクリプトンのミスティックホワイトを使用した吸音パネルのAP-10です。
コーナンプロで買ってきたグラスウールが入った手製吸音アクセサリーもありますが、
まったく比較にならないほどの性能です。「こんな薄い布きれになにが期待できるというのだ?」
いやはや、そんな風に思っていたけど、実際使ってみてその効果に驚きました。










JBL K2 S5500 いまとなってはコストパフォーマンス最高のお薦めのスピーカーです。
コンプレッションドライバー+ホーン型のハイエナジー型であり、
ダイナミック型 フロア型の巨大なソナスファーベルやYGアコースティックでは比べ物にならない
くらい音の浸透力が違います。ただし本領発揮の音圧レベルは近所迷惑の領域なので、
導入には入念なリサーチが必要ですが、
JBL後発、現行モデルが失ったエナジー感があります。

「2WAYはユニット数が少ないのでは?」 と、4343や4344ユーザーからすると不安を感じるが、
これは技術の進歩により2WAYでも十分な周波数特性が得られるようになったから
なんですね。評論家先生たちも明言しています。
分解能の高さ、繊細な表現力も獲得し、
過去のモデルとは比較にならないくらい基本性能が向上していて、当然力感も素晴らしい。
ALTEC A7と自宅比較しましたが、A7が古色蒼然とした旧世代の遺物に感じられました。
「へぇ~ここまで差があるのか!?」 と愕然とするほど、A7はS5500よりも音が古臭かったです。

現行機種のJBL4365は180万で、S5500の160万と同クラスですが、分解能など
性能的にはS5500と変わらなかったですよ。JBL4365は何回も聴いています。



S5500に搭載の275Nd 3インチドライバー(1インチスロート級)のドライバーは全体的な格差でいえば、
S9500(M9500 4350 4355) の
475Nd 4インチドライバー(2インチスロート級)には全く敵いません
凄く大きな差が感じられますが、2インチスロート級のドライバーに見合う、
14~15インチ(35、38cm) ウーファー二発のシステムは20~30畳のお部屋が必要なので、
15畳ある拙宅でもこのサイズが限界なんですよ。
3インチドライバー(1インチスロート級)の
ドライバーは、4インチのものと比較すると明らかに格が落ちますが、
実は高域特性では小さな1インチ口径のほうがずっと優れています。
2インチ口径のものは高域が詰まり気味で、ハイの伸びも足りないように聴こえます。
つまり2インチ口径はヌケが悪い。
1インチのものはヌケがよく高域が綺麗でよく伸びています。
見過ごしがちですが、これはサイズに付いて回る特性なのでどのモデルでもこの傾向はあります。




2インチ口径のドライバーはスーパーツイーター必須だと思います。


JBLのウーファーは六角レンチで簡単に増し締めができるので定期的にトルク調整を
しましょう。
緩んだまま放置しているのと比べると低域の締りが全然違います。

JBL社スピーカーシステムのウーファーはどれも簡単にユーザーで取り外しができるので、
ハーマンにメンテに出してエッジを交換して貰ったり、ダンパーを交換して貰ったりも
誰にでも簡単にできる作業となっています。これは非常に助かりますよ。
この大きさのスピーカーを安価で送る手段は家財便取扱い中止の現在はなくなっていますからね。
ちなみに柔らかくて軽いウレタンエッジは、最良の音質のエッジです
ゴムエッジやセーム革エッジにも交換可能ですが、そうするとエッジの耐久性は飛躍的に上がる、
なかでもセーム革は半永久的に持ちますけど、「ウレタンエッジに音質面で変わるものが無いから」
とのJBLのエンジニアの見解を紹介しておきます。
除湿器を稼働させ、直射日光を避け、
10~15年に一度のエッジ交換が必要ですが、現在は安くやってくれる業者が山ほど
ありますから、絶対にウレタンエッジからゴムやセームなどを他のものに替えたりはしないでください。
ウレタンからセームに替えたことがありますが、詰まった窮屈な音になってしまい慌てて元に戻しました。










床面の一時反射を低減して音の濁りを少なくするムートン(羊毛)効果の程はまずまずといったところ。










真空管のパワーアンプは電気ストーブと変わらない盛大な発熱量がある。



近くにいくと周囲の空気がモワーッと非常に熱くなっています。放熱の為保護グリルネットを外し、
サーキュレーターで盛大な発熱を下げます。これで真空管の寿命は全然違ってきます。
真空管のプロも推奨しています。


失敗したと思ったのは、下向きに角度調整が出来ない機種を買ってしまった事かな。
(画像下部参照) コンパクトな小型送風機でなるべく存在感を減らしたかったのですが、
小さいので風が当る範囲も思いのほか狭いので、かなりクリティカルに向きを微調整しています。



最近の扇風機はホームセンターやジャパンなどでフルサイズのものが
新品で二千円で買えますから、大きさが気にならなければそちらの方が
コスパや性能的には遥かに適性があると思います。








中村製作所 NSIT-2000PLUS クリーン電源



拙宅でも高い効果を発揮していますが、深夜3時30分のクリーンな電力状況の音の方が
音質がよい感じですね。クリーン電源は集合住宅、特にタワーマンション(高層マンション)
での使用で一層高い効果を発揮します。