真空管の知識 | 禁断のKRELL

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ハイエンドオーディオやヴィンテージオーディオを語っていきます。


ただし、本機は





意外と知らないことも多い、役に立つ真空管の知識





真空管の増幅素子への外部振動によって起こる"共振"が音楽信号に
より多くの響きを付与する。これにより再生音にエコーを
掛けたような変調が生じる。この歪みが真空管アンプ特有の
ソノリティ(響き)の豊かさとなり、艶やかさや余韻の深さといった

真空管アンプでしか得られない独特の味わいを生み出す。



真空管アンプにおける世界的な優良ブランド


EAR イギリス UNISON RESEARCH イタリア (ウォーム・マイルド)

OCTAVE ドイツ (スルー・ダイレクト)


国産にも良いものが揃っているが、世界は広く、この三つのブランドには勝てない。


ヴィンテージ管は現代管とは比較にならない程
音質と耐久性が優れているが、音質メリットは必ずしも全ての
機器で体感できるものではない。
両者の音質格差はよく
レギュラーコーヒー(古典管)とインスタントコーヒー(現代管)に例えられる。
一度聴けば二度と外せなくなるほど古典管の音質は優れているが、
TELEFUNKEN、Mullard、TESLAなどの有名ブランドには大量の偽物が出回っている
ので知識と経験が伴うまではヴィンテージ管には手を出さないほうがいい。


実は現代管の多くは特許が切れたヴィンテージ管を模倣して作られている。
一例をあげると、EL34の場合、ロシア製エレハモはTELEFUNKENにOEM供給した
東独RTFを模している。スロバキア製JJ-ElectoronicはPillips-Mullardと
技術提携していた旧TESLA時代の設計を踏襲している。

(TESLA社→JJ社は同じ会社の新生)


真空管アンプは構造が単純な為、トランス(出力トランス)の出来で
音質が99%と言っていいほど決まってしまう。電源トランスの質もまた重要。



真空管アンプは高域、低域ともに早期に減退するので帯域(F特)が狭い。
そのかわりに音の密度感が高くなる。(音が太い)
ワイドレンジのトランジスターアンプと比較すると上から下までの
位相(スピード)が揃うので、真空管アンプは奥行き感(前後の空間表現)に優れている。




真空管アンプは計測上は歪み率が高いのだが、トランジスターアンプのように
最大出力付近で急激に歪み率が悪化せず(音が崩れる)
緩やかに飽和する。60WのCello Encore Powerと70WのEAR890の比較では
たった10Wの差とは思えない程、破綻なく取り出せる音量はEAR890の方がずっと大きい


通電し始めは寝ぼけたような曇った音だし、性能を完全に発揮するまでの
暖気には時間がかかる。最高の状態に持っていくには鳴らしながら三時間ほどは必要だろう。
発熱は盛大で正面からサーキュレーターで強風を送り込んでも後列のKT-90は
一瞬しか触れない程の高温になる。基本的にオープンエアで使い、
間違っても強制空冷なしでラック内に押し込んではいけない。故障に繋がるからである。



ただし、本機は通電し始めは寝ぼけたような曇った音だし、性能を完全に発揮するまでの
暖気には時間がかかる。最高の状態に持っていくには鳴らしながら三時間ほどは必要だろう。
発熱は盛大で正面からサーキュレーターで強風を送り込んでも後列のKT-90は
一瞬しか触れない程の高温になる。基本的にオープンエアで使い、
間違っても強制空冷なしでラック内に押し込んではいけない。故障に繋がるからである。
力管KT90の耐久性につきましては、ご使用頻度や使い方、使用環境
によっただし、本機は通電し始めは寝ぼけたような曇った音だし、性能を完全に発揮するまでの
暖気には時間がかかる。最高の状態に持っていくには鳴らしながら三時間ほどは必要だろう。
発熱は盛大で正面からサーキュレーターで強風を送り込んでも後列のKT-90は
一瞬しか触れない程の高温になる。基本的にオープンエアで使い、
間違っても強制空冷なしでラック内に押し込んではいけない。故障に繋がるからである。
ても変化しますので、一概に耐久時間については判断が難しい
ところです。(クルマのブレーキパッドやクラッチのようなイメージです。
ドライバーの運転の仕方で消耗の度合いが全く異なります。)

仮にEAR純正球であったとしても保証期間は3ヶ月ですので、
その期間を超えての不良につきましては、すべて有償交換となります。

但し、一つ言えることとしては、EARの狙った音をだすために、
国産アンプほど余裕マージンを取っていないので、真空管への電気的な
負荷は、国産真空管アンプと比較すると大きめです。
当然、真空管の消耗速度も早くなります。

故に一般的なアンプとは単純に比較されない方がよろしいかと思います。

ちなみにKT88は規格外ですので、残念ながらご使用できません。

以上、ご参考になれば幸いです。


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