[グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇] | エゴイストな好奇心

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太宰治の未完小説の映画化

単純に大泉洋さん主演だから観たというのが
正直な動機

あまり、太宰治作品は好みではなく
ただ、未完どころか本当に導入部しか
原作は書かれていません。

続きが気になったというのもちょっと
あります。

田島という戦後がむしゃらに働いて
地位と財を築いた男が疎開中の妻が
居る身で数十人の愛人を作ってしまう
そんなときに何も知らない娘から葉書が
届き娘に会いたくなった田島は
愛人と別れるためにある女と嘘夫婦を演じ
愛人たちに会いに行く

という始まりですが
実は原作の小説もほとんどその部分で
終わっています。

なのできっかけというか太宰治の代わりに
物語を繋いだものが今回の映画です。

個人的な想像ではきっと太宰治は
この映画を自分の作品とは言わなさそうです
もちろん、明るく楽しいコメディを描きたい
という気持ちはあったかもしれませんが
もっと違う物語だったろうなと思います。

で、映画は

優しさ
孤独
寂しさ

という心の隙間に
田島、愛人たち、偽妻、本妻
の思惑がうまく絡み合って
より良いテンポとクスクスと笑える
優しいラブストーリーに
なっていると思います。

田島が何故こんなにモテるのか?
という謎はさっぱりでした。(笑)
モテるというより
互いの隙間に無くしてしまったジグソーパズル
のピースのようにぴったりとはまったから
戦後という時代背景ならば
あらゆる隙間が存在したでしょうし

今のように簡単に隙間を埋めるものも
なかったでしょうから

隙間を埋めながら寄り添っていた
寄り添っていられた

戦後の昭和は
世の中がくすんでいた分
日本人は心を華やかで豊かであろうと
闇も悪も喰らっていたと思います
それが日本をここまでにしたんだと思います

…もしかしたら戦争という劇薬を使って
日本をもう一段強くしようといているのかも
しれませんね。現首相は

閑話休題

ラストまで観て私が思ったのは

ロマンチックな映画だなってことです。
それが太宰治が書かないだろうなって
思った部分です。

書きたかったとは思いますけれど

ただ、確かに大人がというか
これからの日本には必要なラブストーリー
ものの映画だと思います。