メンタリストDaiGoの「秒で見抜くスナップジャッジメント」を検証しています。
「権力を握る人」と「創造性」を見抜くのまとめです。
3 権力を握る人
DaiGoは、①顔写真、②うぬぼれ度、③嘘つき度、④サイコパス度という指標を挙げています。
① 顔写真で見抜く
プリンストン大学の実験で、被験者にアメリカ議会選の候補者たちの顔写真を見せ、「どの人が有能そうだと思いますか」と尋ねました。全員の返答を選挙戦の結果と比べたところ、「有能に見える」と判断された候補者ほど当選率が高かったそうです。候補者の顔だけで判断した場合の的中率は67~72%。
フォーチュン500から上位25社と下位25社を選び、それぞれのCEOの顔写真を入手。被験者にCEOであることを隠した上で、「どの人が優秀なビジネスマンか」を尋ねました。すると、大半の被験者が「有能そうだ」と判断したCEOは、本当に業績の良い企業のトップだったということです。
※男性は、知性と権力に関しては顔写真で見抜けるようですね。
② うぬぼれ度で見抜く
カリフォルニア大学が行った調査によれば、根拠のない自信をもっている人が高い社会的地位を得ているケースが多いとのことです。大半の人は、過剰な自己アピールを胡散臭いとは感じても、それを信じてしまう心理があるのですね。
③ 嘘つき度で見抜く
「嘘」は、出世に関しては絶大な威力を発揮します。実証経済学の調査によれば、サラリーマンの78%が自分の能力や業績を大幅に盛って話し、その結果としてかなりの報酬を得ています。
スティーブ・ジョブズは、アップルで余りに現実とかけ離れたことを言うため、社内で「現実歪曲空間」という言葉が使われていたそうです。ジョブズが真実を曲げる傾向があるのは、FBIの内部調査でも書かれてしまいました。
※同調性のある人、優しい人が収入が低いということを反面から裏付けているともいえます。
④ サイコパス度で見抜く
近年の研究では、サイコパスには、一次的サイコパスと二次的サイコパスがいるようです。
一次的サイコパスは、良いサイコパスです。大胆不敵で恐れ知らず。他人に何を言われても自分の意見を曲げず、結果がどうなろうと恐怖感を覚えない。良くいえば勇者。
二次的サイコパスは、悪いサイコパス。自己中心的で、欲望のコントロールができない。他人のことを考えずに衝動のまま行動する。
一次サイコパスと二次サイコパスの双方を持ち合わせている場合もあるでしょう。CEO、弁護士、芸能人、外科医はサイコパスが多いといわれています。
※アメリカの歴代大統領のかなりの人はサイコパスといわれています。トランプ大統領もそうかもしれません。プーチン大統領もそうでしょうね。
他方、看護師、セラピスト、アーティストにはサイコパスは少ないといわれています。
※これらの職業を選択する人は、収入は低くても、権力を握れなくとも、優しい気持ちを大切にする人たちです。アドラーのいう幸せの第2と第3の法則、自分が世の中に役立っていることを実感できること、周囲に理解し合える仲間がいることを体現しているのだと思います。
※スティーブジョブズが、最期の言葉で述べています。生きざまを後悔しています。
https://www.youtube.com/watch?v=o8upqqn6FQo&t=93s
DaiGoが挙げる指標は、①皮肉のうまさ、②遅刻ぐせ、③心配性、④集中力、⑤ズルさです。
① 皮肉のうまさで見抜く
心理学者のフランチェスカ・ジーノ博士が行った実験では、皮肉が上手い人(又は皮肉を言うように努力をする人)は、創造性が高い(高まる)傾向があるとのことです。
良いアイデアを出したいときは、軽く皮肉っぽい冗談を考えてみるのもいいかもしれません。例えば、「仕事ができないところ以外は最高」「練習に強いタイプなんだろうね」など。うまい皮肉を言うためには、優秀な頭脳が欠かせません。トッサに回りくどい表現で、意味を的確に伝えなければならないため、抽象的な思考力が必要になります。また、受け手も脳を使う必要があります。
ちなみに、皮肉と嫌味とは違います。(嫌味は良くない。)「別の人ならうまくやっただろうな。」相手に救いがありません。皮肉は、悪口かもしれないのですが、相手に救いがあります。
② 遅刻ぐせで見抜く
人のタイプには、「タイプAパーソナリティ」と「タイプBパーソナリティ」があるそうです。
タイプAパーソナリティ:競争好きでせっかちな性格
タイプBパーソナリティ:楽観的でリラックスするのが上手
良いアイディアは、リラックス状態の方が浮かびやすいため、基本的には、タイプBの方が創造性テストの成績が良い傾向があります。
この心の余裕は、イメージの世界に生きているため、時を忘れがちです。のみならず、時間間隔も違うようです。勘だけで1分間を計測してください、との実験では、タイプAの平均が「58秒」、タイプBの平均が「77秒」でした。この感覚が積み重なり、慢性的な遅刻傾向につながるのかもしれません。
③ 心配性で見抜く
ロンドン大学の実験で分かった事実。心配性の人の方が、良いアイデアを生み出す確率が高かったということです。なぜか。
「ひと」が心配のために使う脳のエリアが、創造性をつかさどるエリアと繋がっているからと考えられます。斬新なアイデアを思いつくには、様々な思考を脳の創造性をつかさどるエリア内を巡らせる必要があります。そうすると、繋がっている心配性のエリアに入ってしまい、ネガティブな感情が生み出されるということになります。
④ 集中力で見抜く
集中力がない人は、「創造性」を高める上で大きなメリットを持っています。
ノースウエスタン大学の実験では、被験者に創造性のテストを行い、続いて脳の活動をチェックしました。そうすると、創造性の高い人は、「感覚のフィルター機能」が弱いことがわかりました。つまり、ちょっとしたことで気を取られやすい人ほど、創造性が高い傾向にあるのです。
脳の感覚フィルターは、様々な音や視覚情報の中から、自分にとって必要なものだけを絞り込む能力のことです。喧噪の中でも必要な情報だけ拾うことができるのは、このフィルターが正常に働いているからです。この能力が低いと、余計な情報を取り込んでしまい、本当に必要なものから意識がそれてしまいます。
創造性の高い人は、色々な情報を選り分けるのが苦手なのですが、そのお陰で、他の人が捨ててしまうような情報を頭の中にキープしておくため、様々な情報が脳内で「化学変化」を起こし、斬新なアイデアが出ることがあるのです。
