メンタリストDaiGoの「スナップジャッジメント」まとめ

 

5 「幸運な人」を見抜く

 

思い込み、②現実逃避度、③直感、④リアクション、⑤ミーハー度から見抜いていきます。

 

 

① 思い込みの強さで見抜く

 

「私は運に恵まれている」と思い込んでいる人ほど、実際にラッキーな事件に遭遇しやすいのはなぜでしょうか?

第一 自分を「幸運」と思い込んでいる人は、悪いことが起きても立ち直りが早く、少しの逆境でも負けずに行動するから。

第二 自分を幸運と思えれば、それだけ気分が明るくなり、リラックスした状態でいられ、視野も広がる。その結果チャンスにも気づくから。

 

ネガティブな人は、警戒心が強くなっているので、視野が縮小し、チャンスにも気づけません。

 

 

② 現実逃避度で見抜く

 

アニメで幸せ探しをする女の子。その名前のついた「ポリアンナ症候群」。過剰なポジティブシンキングのことで、どんな不幸な状況でも、自分の都合がいいように解釈してしまう性質を意味します。

 

詐欺に騙されても、「いい勉強になった。」足の骨を折ったら、「首を骨折しなくて良かった。」の類です。現実逃避の一種なのですが、その場の激しいストレスは減るでしょう。視野が広がり、目の前のチャンスに気づきやすくなります

 

③ 直感を信じるかどうかで見抜く

 

幸運な人ほど、物事を突き詰めて考えず、自分の感覚に従って決断を下す傾向にあります。

イギリス・ハートフォード大学の研究によれば、周囲から運が良いと判断された被験者の90%が「対人関係では直感を重視して行動する」と回答しています。職業選択の場面でも、80%が「フィーリングで決めるのが大事だ」と言っています。

 

迷いの先には、迷いしかないようです。

 

④ リアクションで見抜く

 

イギリスで行われた実験によれば、幸運な人は、会議中に手をたたいてみたり、楽しいときにのけぞったりと大げさな身振りをする傾向が強くありました。

 

幸運な人は、このようなボディランゲージで相手からの好意を積み重ね、ソーシャルネットワークの範囲を広げていきます。その結果、思いもよらない幸運が舞い込む。幸運の人には、縮こまった印象がなく、相手にリラックスした感覚を与えるからです。

 

 

⑤ ミーハー度で見抜く

 

新しいものに何でも飛びつく人は、幸運の面からは大きなアドバンテージになります。新しものの好きな人は、心理学では「開放性が高い」といいます。人よりも行動が多い分、様々なチャレンジも多くなります。その結果チャンスも増えます。ただし、同調圧力に弱いだけの人もいますので、注意が必要です。

 

6 「口だけの人」を見抜く

 

口だけの人は、実績をみれば簡単に見分けられます(それが一番信頼できる指標です。)が、実績をみる機会がない場合、次の指標があれば、口だけの人を見分けることがある程度可能です。

 

スピリチュアリティ、フェイクニュース、自己啓発が好きか、言葉遣いで見抜いていきます。

 

①スピリチュアリティへの弱さで見抜く

 

イギリスのウォータール―大学で、800人の被験者に「本物の名言」と「スピリチャル系(スピ系)の迷言」の2つを見せて、両者の区別をつくか実験しました。

 

〇本当の名言例

「川の流れは、自らの力によって岩を砕くのではない。たゆまぬ忍耐によって岩を砕くのだ」

△スピ系の迷言例

「自然とは、自動調節される覚醒のエコシステムである」「『存在』とは、信念の御者である」

 

スピ系迷言は、何を言っているのかよく分かりません。

 

被験者の27%は、両者の区別がつけられず、スピ系迷言を高く評価しました。この人たちは知能テストの成績が低いのです。成功確率は下がり、口だけの人になりかねません。

 

 

② フェイクニュース後の態度で見抜く

 

フェイクニュースは、でたらめな情報の総称です。「震災でライオンが逃げました」「あの芸能人が不倫している」など。

 

フェイクニュースでは、誰もが騙されます。問題は、騙された後の態度です。認知テストで点数が低かった人は、ニュースがデタラメと知らされた後でも、なお「犯人」とされた人物に悪い印象を持ち続けたのです。

 

既に、フェイクが確定した情報に対し、それでも、「何か信用できない・・」と言い続けている人は口先だけの人である可能性があります。

 

③ 自己啓発が好きかどうかで見抜く

 

パット見は自信満々なのに、実は打たれ弱い人を見抜きます。要するに、攻撃は強くても防御が弱いタイプです(防御が弱いから攻撃的になるタイプでもあります。)。

 

⑴ 自己啓発書が好きビジネス書ばかり読んで、行動に移さない人が多いのですが、ハウツー本やビジネス書を好む人は、メンタルが打たれ弱い傾向にあります。

 

モントリオール大学の実験によれば、年に4冊以上の自己啓発書を読む人は、ストレスに弱く、ちょっとしたトラブルでも不安になり、うつ症状が出やすい性質を持っていました。メンタルの弱い人ほど、自己啓発書にはまりやすい傾向にあります。他方、性格の良さ悪さと、収入との間には、自己啓発書との相関関係は認められませんでした。

 

④ 言葉遣いで見抜く

 

イギリスのレディング大学が行った研究では、ネットから集めた大量のブログや掲示板の書き込みをコンピュータ分析にかけたました。そして、「うつや不安になりやすい人はどんな言葉を使うのか」を計測しました。

 

その結果、「一人称」の量が多いこと、「断言調の言葉遣い」が多いことが分かりました。

 

メンタルを病みやすい人は、物事を「白か黒か?」の二択でした捉えないケースが多く、現実の変化に適応できない傾向があります。そのため、日常的な不満が蓄積し、メンタルに悪影響が出てしまいます。「断言調の言葉」は、二択の考え方の癖が表に出てきたものと考えられます。

 

7 嫌われやすい人を見抜く

 

 

本当に性格が悪い人は、比較的分かりやすいのですが、本当は悪い人ではないのに嫌われる人がいます。今回は、それが「なぜなのか」、「見分ける指標がないのか」、というお話です。

 

嫌われやすい言動嫌われやすい顔子ども時代の話という指標で見抜いていきます。

 

 

① 嫌われやすい言動で見抜く

 

ア バックハンドコンプリメント(慇懃無礼な表現)、イ ハンブルブラッキング(謙遜を装った自慢)、ウ ヒポクラシー(言行不一致)、エ ハブリス(比較を使った自慢)という言葉でみていきましょう。

 

 

ア バックハンドコンブリメント(慇懃無礼)

 

過剰な敬語:「英語がお上手ですね。ネイティブ以上じゃないですか」「御社にご協力をいただいて頑張らせていただいております。」など。

権力関係の強調:「バイトなのに、仕事ができるね。」「女だてらにがんばるね」

(この人は、社会的地位を気にしているという印象が生まれます。嫌われますね。)

 

 

イ ハンブルブラッキング(謙遜を装った自慢)

 

〇インスタグラムの自撮りで、「スッピンだからブザイクなの」と自虐コメント(本当は美人)

〇何気ない日常の風景にブランド品が映り込んだ写真をアップ

 

多くの調査・研究では、ハンブルブラッキングをするくらいであれば、端的にアピールした方が良いとの結果が出ています。間接的な自慢が多い人は要注意。

 

※自虐ネタでも少し方向を間違えると嫌味になるので、難しいですね。

 

ウ ヒポクラシー(言行不一致)

 

〇「やる気があります。」と言いながら、遅刻ばかりする人

〇「あの人は嫌いだ」と言っていたのに、その人と付き合い続ける人

 

人間の脳は、言葉と行動が違う人を見ると脳が混乱し、その相手を嫌うようにできています。

 

 

エ ハブリス(比較を使った自慢)

 

〇「俺の方が上手くやれるのになぁ」「もっと地位のある男と付き合わないと」などと、暗に自分のポジションを自慢したり、他人との比較で密かに自分を持ち上げます。

 

表面上は、アドバイスをしているふりをしているため、本人が気づけていないケースがあります。

 

 

② 嫌われやすい顔で見抜く

 

「他人から嫌われやすい顔立ち」を持つ人も一定数います。

 

【信頼される顔と信頼されない顔】

・信頼されやすい顔(男性)女性らしい顔立ちでフェミニンな印象

・信頼しづらい顔(男性)ハッキリした顎やまゆのライン

 

顔立ちで信頼性を判断する時間は平均2秒です。

 

【優しい温かい顔か、冷たい顔か】

・暖かい顔(男女)少し目が大きく、口角が上がっている

・冷たい顔(男女)目の縦幅が狭く、不機嫌にしているように見える。

 

顔の印象は、ほぼ100%の割合で刷り込まれます。これで第一印象を決められてしまいます。世の中に美容整形が流行っているのは当然のことなのかもしれません。

 

 

③ 子ども時代の話で見抜く

 

ノースカロライナ大学の心理学者・ミッチェル・プリンスタイン博士は、好かれやすい人の特性を数十年かけて調べました。その結果、「嫌われやすい人」の特徴は、2つ。母親の子ども時代が反抗的だった。両親が過保護だった。

 

その理由です。

ア 子どもの頃に反抗的な性質だった女性は、母親になってもわが子の人間関係を重視しない傾向があります。そのため、子どもは、必要なソーシャルスキルを学ぶことができす、大人になっても、他人と上手くやりたがらない人間に成長してしまうとのことです。母親が幸福な子どもであった場合及び母親が不安で孤独な子どもであった場合は、いずれも嫌われ度は平均かそれ以下でした。その理由は、どちらも他人と遊ばせるように仕向ける傾向があるから、とのことです。

 

イ 過保護な育て方のせいで、子どものソーシャルスキルが発達しにくくなるということも言われます。「どんな友人と付き合っているんだ。」「あんな子を遊んではいけません」などと言われると、子どものコミュニケーション能力が育つはずがありません。