ベアリングのグリースアップとドラシャ、クラッチワイヤーの確認 | Memory and Experience ~Cinquecento syndrome~

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○○○ 71' FIAT500との生活○○○
MEXが綴る旧FIAT500との悲喜こもごもな日々

9/17はオイルパンと格闘していて1日が終わってしまったので、まだまだ暑かった翌18日の朝7時半から続けて作業開始です。

 

 

 

ということで今回は

ホイールベアリングの

グリースアップと

ドラシャ、

クラッチワイヤーの確認

でございます。

 

 

 

フロントのハブベアリングは定期的にグリースを拭い取って新しいのを充填しています。

と言っても、ベアリングのオイルシールまで外してはいないので、そのうちフロントもリアもオイルシールを買ってキッチリ入れ替えないといけませんね。

 

 

 

ドラムを開けたついでに

ラバーブーツには延命のための

ラバーグリースを塗布。

 

*余分な所に付着したグリースはこの後拭き取っています。

*ブレーキのシリンダーは主治医が点検の度に黒スプレーで錆止めをしてくれています。

*ブレーキシューの自動調整(スプリングが入っている箇所)にグリースが付着するとブレーキが効かなくなるため、絶対に付かないようにしています。

 

 

 

外側のベアリングは外れるけど、

車体側のベアリングは

ベアリングシールの予備が

手元にないので外さずに、

指とウエスで古いグリースを掻き出し、

新しいグリースをたっぷりと塗布。

今回はグリースは評判の良い

”LSベルハンマーゴールドNo.2”

にしてみた。

 

そして毎回気をつかうのが

ハブのカシメナットの締め付け具合。

主治医によると、

フロントは緩過ぎてはダメで

ほんの少しだけ抵抗を感じるくらい

(手で回して「このくらいだよ。」と

塩梅を教わっているw)

なのだけど

その塩梅はマニュアルにある

0.7kgm(6.86N・m)で締め付けて

30°戻すのと一緒。

*6角ナットは頂点が60°なので

頂点間の半分で30°。

*図は126のマニュアルだけど500も同様。

 

 

 

右フロントは逆ネジなので、

逆ネジ対応のトルクレンチを使い、

6.9N・mで締めて30°戻したら

回転の抵抗を確認して

ナットをカシメて完了。

続けて左前も同様にして完了。

 

 

 

リアアクスルシャフトのベアリングは、

ドライブシャフトジョイントを

外す必要があって面倒臭い。

しかしこの前塗布した

”ベルハンマーメタルグリース”の

その後を見るためにも丁度良いタイミング。

 

そのメタルグリース、

まだまだ残っているものの、

塗布した時に比べてだいぶ抜けていた。

メタルグリスは結構緩いので

このドライブシャフトのスリーブにある

逃し穴から抜けて行っちゃうのかな?

今回もう一度たっぷり塗ってみたけど、

また抜けてしまうようなら

次回はベルハンマーゴールドにしてみよう。

 

 

 

せっかくバラしたのでドラシャや

そこに絡むスプラインを確認したり、

部品を洗浄して状態を確認したりで

時間を食うのはいつものお約束。

ドラシャジョイントにはタップを通し、

そのボルトにはダイスを通しておく。

 

 

 

忘備メモ。

ドラシャジョイントのボルトは

8mmでピッチ1.25ね。

というところで午前の部は終了。

 

 

 

午後からはまた蒸し暑くなって来た。

気合いで作業を進めねば。

 

 

 

作業に集中していたのと

グリースまみれとで写真がないけど、

リアドラムごとアクスルシャフトを抜いて、

フロント同様にアクスルシャフトの

ベアリングの古いグリースを拭い取ったら

ベルハンマーゴールドを塗布。

ドラシャには前回同様に

メタルグリースを塗布して復旧。

 

 

 

前回のドラシャのグリースアップと同じ手順。

 

 

 

 

右側も同様にと思ったら

ドラムとブレーキシューが噛んでいるのか、

「あれま。」

ドラムが外れない…。

真顔汗

ブレーキを何度か踏んだり

サイドブレーキを

引いたり戻したりしてもダメ。

こうなった時の外し方も

以前主治医に教わったんだけど、

自分でやると外したはいいけど

ハマらなくなった!?

とかになると嫌なので、

仕方なくアクスルシャフト側から

グリースを押し込んでおいた。

ええ、

素人作業はいちいちつまずくのです。

チーン

 

 

 

そんなこんなでドラシャ周り復旧したら

もうすでに15時半。

 

 

 

続けてクラッチワイヤーの確認。

 

昨年はニキトウMTGの行きがけに

ペダルASSY側のピンがまさかの崩壊。

ポーンハッ

地獄の針金もじゃもじゃクラッチ化という

ハプニングを喰らってから丸1年。

 

 

 

昨年の針金もじゃもじゃクラッチ事件。

 

 

 

昨年も転ばぬ先の杖で

事前にクラッチワイヤーを確認したのに、

杖そのものが

ポッキリ折れちゃったからなぁ…。

笑い泣きもやもや

補修したペダル側の確認も兼ねての

作業なのでございすよ。

ww

 

 

 

矢印の水滴は汗あせる

前日もこの日も作業中だけで水分3.2L補給。

頭に巻いたタオルをザバザバと絞りながら、

朝〜寝る前までで計4L超の摂取。

 

疲れたし汗とグリースまみれだしで

これまた写真がないけど、

クラッチワイヤーに問題ないか確認し、

ペダル側の補修もちゃんと確認したら、

ワイヤーに汎用グリースを塗りつつ復旧。

 

 

 

今回使ったグリース類。

ラバーグリースはそろそろ補充せねば。

 

 

 

ということでようやくお片付け。

2日間で

ギトギトのニッタニタになった工具は

全て脱脂をして拭き上げ。

 

 

 

そして16時半、

2日間に渡った作業は完了です。

 

今年のニキトウMTGは

ノートラブルで行くぞー!

ww

…ほんとか?

ニヤニヤ

 

 

 

ニキトウMTG準備!

ベアリングのグリースアップと

ドラシャ、

クラッチワイヤーの確認_END