スタビスイベルラチェットとクイックスピンナー | Memory and Experience ~Cinquecento syndrome~

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○○○ 71' FIAT500との生活○○○
MEXが綴る旧FIAT500との悲喜こもごもな日々

昨日は穏やかな陽気で暖かく大掃除日和だった関東平野も、今日は午後から怪しげな雲が。

どうやら今シーズンは寒い冬になりそうなので、朝イチで親のパッソとMEX号をスタッドレスにしておきました。

ここのところ朝の気温が低いから路面凍結も心配だしね。

まぁ転ばぬ先の杖で、とりあえず石橋を叩いておこうという作戦ですw。

でもなぁ、スタッドレスにすると降らないんだよなぁ…そういうもんよね^^;;。

 

 

 

さて今回は、ここのところメインになっているラチェットの紹介ということで、

スタビスイベルラチェット

クイックスピンナー

でございます。

 

 

 

*初心者向けの内容なので、普段使い慣れている人にとっては普通のことしか書いていません^^。

 

 

 

ラチェットは種類がいっぱいあり、御多分に洩れずMEXもいくつか持っています。

が、そもそもラチェットはあくまで早回し用の工具なので、本締めや固く締まったボルトナットを外す時には使っていません。

 

*本締めや固く締まったボルトナットを外す時には、高いトルクを掛けることができる、ブレーカーバーとかスピンナーハンドルなどと呼ばれる工具や、メガネレンチなどを主に使っています。

ただし、トルク管理が必要な本締めにはもちろんトルクレンチを使います。

 

*本来なら緩めたナットは指でクルクル回るはずですが、塗料や汚れが付着していたり、ネジ山が悪くなっていたりすると指では辛いです。

また、奥まった所だったり、冬場で指先がかじかんでいたりだとやはり指では辛いですw。

 

そうなると柄が長いタイプのラチェットで大きなトルクを掛ける必要もほとんど無くなり、むしろ狭い所などでは柄が周囲に当たってラチェットを振れないこともしばしば。

 

そんな理由から数年前に購入したのが

こちら。

 

WITオリジナル 

3/8dr 72ギア

スタビスイベルラチェット

S3/8-S96

 

*WIT=ワールドインポートツールズさん

 

*当時は品番が違ったかもだけど

今はこの品番で出ています。

 

*スタビ(スタビー)

=短いとかそんな意味合い。

 

*スイベル

=自在軸受けとかそんな意味合い。

 

この手のひらサイズが意外と使いやすく

首振りラチェットの様に

力の支点がずれないスイベル機構が、

これまたとっても便利!

 

これと

この様なクイックスピンナーの

組み合わせが、

気がついたら自分の中では

一番出番が多くなっていました。

 

 

 

因みにこのクイックスピンナーは

コーケンの3/8で、

少々重いですが

各メーカー毎に形状が違うので

そこはお好みで^^。

 

 

 

スタビスイベルラチェットと

クイックスピンナーの組み合わせは、

例えば高トルクが必要ない

タペットカバー脱着の際に

この様にセットして

普通のラチェットだと

オイルフィラーキャップに

工具や手が当たってしまう場合でも、

スイベルは角度が自由になるため

回す時に避けることができたり、

 

*って、

すでにセミディープソケットで

オイルフィラーキャップを

避けていますねww。

例が悪かったけど

雰囲気は通じるかしら^^;;。

 

ある程度緩んでしまえば

クイックスピンナーを

指先で直に回したりできる上に

ナットをセットする際は

クイックスピンナーだけで

くるくる早回したり

スイベルラチェットを縦にして

やはりクルクル早回できたりと、

とかく応用範囲が広いんです。

 

 

 

プラグを外す時なども

一旦緩んでしまえば、

あとはクイックスピンナーで

ネジ山の感触を確認しながら

くるくると。

もちろんプラグ取り付け時も

クイックスピンナーを使うと

回しやすくて楽チン。

 

 

 

そんな理由から、スタビスイベルラチェットとクイックスピンナーの組み合わせは、もう手放せないメイン工具となっていますが、先日WITさんでpasotaさんが購入した際に店長のヒグチさんが、

「このスタビスイベルラチェットは内部ギアにグリースが塗られていないので、WEBで購入した場合はこの様にグリースアップをしてください。」

と、グリースアップの方法を実演してくださったので、もう数年使っていて今更感漂うものの、長持ちさせるためにもグリースアップをしてみた次第です。

 

*WITさんの実店舗で購入の際は、言えばやってくれると思います。

 

 

 

ということでここからは、

スタビスイベルラチェットの

グリースアップ手順

をば。

 

 

 

先ずは

ヘッド中央のボルトを外します。

 

*私のは古いので6角でしたが、

今販売されている物は

ボルトがトルクスになっていました。

 

*同じ物を2個持っているワケではなく、

3/8ヘッドと1/4ヘッドです^^。

 

 

 

ヘッドの回転方向切り替え蓋を

外した状態で、

後でちゃんと戻せる様に観察すると

ヘッドの蓋の

回転方向切り替え用のポッチは

このハート形スプリングの

内側に入っていました。

 

*この状態では中身を押さえていないと

スイベルのリングからすっぽ抜けて

落ちるので要注意ですw。

 

 

 

部品はこれだけ。

とてもシンプル!

 

 

 

あとはリングのギアと

この中身の方に薄くグリースを塗布して

元どおり組み立てれば、

グリースアップは完了です。

 

そしてスイベルタイプは

この部分のネジを

締めたり緩めたりすることで

スイベルの硬さを調整できるので、

やったことない人はお試しあーれ。

 

 

 

続いてここからは

クイックスピンナーについて

です。

 

先ほども書いた様に、クイックスピンナーの形状はメーカーにより様々で

こちらは1/4サイズですが、

この様に早回し部分に

厚みがあるタイプもあります。

このタイプは指で掴みやすいため

トルクが掛けやすいのですが、

厚みがある分だけ

ラチェットにセットした際には嵩張り、

狭い所では使い辛いことも。

また、

KTCの赤いやつの様に、

直径が大きくなるほど

トルクを掛けやすいですが、

今度はラチェットから出っ張りが増えて

やはり狭い所では使い辛いことも。

 

まぁいくつか持っていても損はないので

とりあえず一個買ってみて、

それから用途に応じて買い足しても

良いかと思います。

 

 

 

そしてクイックスピンナーは、

ビット用のソケットと組み合わせると

この様にスタッビドライバーになったり

ラチェットに直に使える

ドライバーと組み合わせると

ビット用ラチェットほどでは

ないにしても、

さらに狭い箇所でも使える

ドライバーになったりするので、

やっぱりクイックスピンナーは

一個あると便利です^^。

 

 

 

こういった”合体工具”は組み合わせ方で様々に応用できるので、コンパクトに車載したい時などに良いかもしれません。

ただし、使う度にバラしては組み立てることが必要になったり、うっかり落として転がって

『コロコロコロ』

「はうっ!」

ポーンハッ

『バン!バン!バン!』

滝汗あせる

足で踏みつけて止めようとするMEX。

だが靴の端で弾かれて、

『ビシ!』

吹っ飛び、

「あ!」

ゲッソリハッ

そして無情にも

『コロロー…ポチャン』

見事に側溝のグレーチングにホーインワン。

_| ̄|○

ドクロドクロドクロ

「ぐわー!」

ゲローハッ

うん、昔一個やったww。

つまり、使う場所もよく気をつけましょうということでww。

 

 

 

さて、これが今年最後のブログとなりました。

いつも読んでくださっている皆様、ありがとうございます。

そして寒いので風邪などひかぬ様にしつつ、どうぞ良いお年をお迎え下さい。

ではまた来年お会いしましょう!

 

 

 

スタビスイベルラチェット

クイックスピンナー_END