ずっと蒸し蒸しだった関東平野。
今朝は雨上がり後の曇りでしたが、その後は久しぶりに爽やかな陽気です^^。
そんな日は500で走りに行きたいのですが、4月にちょっと弄ったらエンジンの調子がおかしくなってしまったので戻したりと、やっぱりこれまでのエンジンとは、"調子を良くするための目安"が違う感じが拭えません。
そこで、まだ感覚的に不慣れなVer3.0エンジンの諸々の初期設定値をちゃんと理解しておこうと思い立ち、作業開始です。
まぁ厳密なセッティングなどはMEXにはできませんので、あくまで日常的なトラブル回避というレベルですが^^。
蒸し蒸しなので
扇風機出した^^。
ということで今回は
点火時期調整と進角の確認
でございます。
*初めてこういった作業をやる方は、必ずプロかやり慣れた方の指導を受けながらやってください。
MEXは責任を負いませんのでよろしくですww。
前回のブログでキャブレターのフロートや進角については調べてあったので
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例の126マニュアルの
グーグル翻訳ね。
誤訳や変な表現はスルーしてww。
マニュアルによると
Aはガスケットから7mm、
Bはガスケットから16mm。
*毎回書くようですが
これはあくまで初期設定値で、
厳密には車の状態によって
設定は変わるとのことです。
予め先の日曜日に
キャブレターのフロートを確認。
*このキャブのフロートは
樹脂製だったので、
FOS 28 SIAから
真鍮のを移植してました。
すると今まで使っていたフロートは
沈みきった時に
16mmが標準の設定なのに対し
なんと13mmしかなかった。
慣らしを終えて
回転を上げるようになったら
ちょっとカブリ気味な感じだったのは
燃料が濃かったのかな?
そして新品のフロートも測ってみると
やっぱり13mmくらいしかない。
なのでとっとと修正して復旧。
(写真撮ってなかった^^;;)
これやってから
回転の上の方が軽くなった気がします。
そして本日はポイントのチェックと
進角の確認作業。
と言うのも、
このエンジンになってから
なんだか納得がいかないのが
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これ。
ヘインズのマニュアルに出ている
126の後期型クランクケースのこの図。
だってね、
この図だと
目盛りの中央が10°となっているけど、
500の110Fや
126前期のクランクケースだと
この図の目盛り20°の所が
本来の10°のイメージなんです。
なので最初のうちには
「わかんないけどこっちだよなぁ。」
と、
この図の20°の位置に合わせていて
調子が良かったのですが、
4月に試しに
この図の中央10°に合わせてみたら
吹け上がりは悪いしパワーはでないし、
おまけにちょっと走っみただけで
エンジンがすんごく熱くなるしで
「やっぱりこれだと点火時期遅いよな…」
状態に。
そのままでは明らかにヤバそうなので
早々に
「これはない!絶対騙されてる!」
と判断し、
次に15°の位置に合わせてみると
10°よりもマシなものの、
やっぱり
「なんかまだ騙されてる気がする…」
ので、
結局とっととこの図の20°に戻したら
やっぱりちょうど良い感じになって
「うがー!
本当はどこが本来の10°なのよ!」
となり、
今回の検証となった次第ですww。
で、
最近ちょっともっさり感もあるので
ついでにデスビも外して
ポイントの荒れや
ドエル角の確認もしようというワケです。
デスビを外すあたり、
いつものように圧縮上死点になるよう
プーリーとケースマークを合わせて
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デスビの向きも確認後
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取り外し。
そして写真が無いけど
プーリーの外形を計ると
どうやら150mmφっぽいので、
プーリー外周で10°を計算すると
150mm×πx10°/360°=
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うん。
110Fエンジン同様に、
合マークからプーリーの逆回転側に
13mm戻った所が10°で良さそう。
ついでに進角の最大値も計算してみようと
マニュアルを見ると
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こう。
上が126エンジンで
下が500の110Fエンジン。
どちらも最大3,000回転で
18°プラマイ2°とある。
さてこの図。
そもそも始まりが0°で最大が18°。
しかし点火時期で合わせる
スタート位置が基本は10°だし
タイミングライトで見ながら
回転を上げていくと18°どころじゃなく
実際にはもっと先まで進角が進むしで
ず〜っと理解できなかったんです。
ところが先日SNSで
HN:FIAT500dさんが教えてくださり、
や〜っとわかりました^^。
単にスタートから18°動くと理解すれば
良いだけだったんですね^^;;。
つまりスタートが10°なので
最大は10+18で28°。
それなら現実も30°くらいは
進んでるしで納得です。
FIAT500dさんありがとうございました!
そこで28°で長さを計算すると
150mm×πx28°/360°=
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ふむ。
合マークから36.65mmが28°ね。
この数値をどうやって
プーリーにマークしようか悩んだ結果
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マスキングテープに印を付けて、
「でりゃ!」
っと
ファンベルトに貼り付け。
そして
「どれどれ」
と見ると
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エヘ…。
なんだよー!
やっぱり真ん中が10°じゃないじゃん!
変だと思ったんだよなぁ^^;;。
それに126のマニュアルだと
そもそもこのケースの印は
電気式でローターレス用っぽいし…。
つまり、
案の定先の図の20°が10°だったと言うワケ。
こんなこと最初のうちに
確認しとけば良かったわ…。
うん、
Ver3.0エンジンは混ぜこぜエンジンだから
素人には
ややこしいことこの上なしです^^;;。
*追記:
あくまで素人考えです。
参考にされる場合は
自己責任でお願いします。
しかし!
わかってしまえばこっちのもの。
「ふはは!ついでにこうしてくれるぜー!」
と、
マスキングテープに先程と逆方向に
印を付けて
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「ていっ!」
と貼り付け、
プーリーに28°をマーキング。
さぁこれで現状での最大進角が
どんな感じか見れるでしょう^^。
プーリーと進角の謎が解けたところで
デスビ側もちゃんとしておきましょう。
外したポイントは
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ちょっと焼けがあるので
オイルストーンで磨いて復旧。
続いてポイントギャップと
ドエル角の確認。
kitaさんの真似をして
タテドイのジョイントで作った
ドエル角78°プラマイ3°測定具ww。
水色線の間隔が78°で通電しない範囲ね。
ぴったりはいかないけど、
テスター繋いで通電を確認する
目安にはなるんです^^。
MEX号の場合は
これでポイントギャップを
シックネスゲージで測ると0.45mm。
うん、良さそう。
そして全てを復旧し、
写真撮りそびれたけど
エンジンを始動し
本来の10°を点火時期に合わせて
さぁどうよ!
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これで3kmほど走ってみたけど
軽く吹け上がるようになって
息つきもなし。
エンジンの揺れも
結構減ったしでいいんじゃない?
^^
あ…
調子良くなったことに満足しちゃって
最大進角見るの忘れてたわ…。
これでもっと走ってみて、プラグなども確認しながら調子が良くなるところをもう少し探ってみることにしましょうかね^^。
点火時期調整と進角の確認_END