クラッチワイヤーチェックと諸々交換&ピタゴラ背骨アタック | Memory and Experience ~Cinquecento syndrome~

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○○○ 71' FIAT500との生活○○○
MEXが綴る旧FIAT500との悲喜こもごもな日々

雨が降らず冷たく乾いた風が吹き、なんだか何もかもが干からびチックな関東平野です^^;;。

そんな寒空ですが、いくつか確認しておきたい箇所や昨年ドイツから届いたまま放置してあるパーツを取り付けたいので、朝から作業開始です。

 

 

ということで今回は

クラッチワイヤーチェックと

諸々交換

&

ピタゴラ背骨アタック

でございます。

 

 

 

今回の主な作業はこれらの交換。

ドイツから取り寄せてあったのは、

スターター配線のラバーカップと

ハンドブレーキのリターンスプリング。

クラッチワイヤーはリプロが

なかなかの曲者揃いなので、

主治医のパーツ屋さんオススメの物に。

 

 

 

今回はひたすら下に潜りまくりなので

四輪ジャッキアップして準備OK。

 

 

 

先ずはオイルパンからの微妙なオイル漏れや汚れを落とす作業。

その作業中に、

「そうだ、どうも最近下から時々『ゴゴゴン』という音と振動があるから見ておこう。」

と、調査開始。

とは言っても実は過去の経験からあらかた見当がついていたため、疑わしいところを確認すると案の定なことに。

 

 

 

ミッションを固定している

逆富士型のフレームに

ミッションが微妙に当たっていました。

(写真はクリアランス調整中)

で、エンジンブレーキをかけたり

何かの拍子で干渉して

ゴゴゴンと振動が出ていたのです。

 

ここに付いている

ミッションマウント用のラバーは

一昨年の車検時に交換済みで

まだまだ綺麗。

ラバーに付いているプレートも

まだ剥がれていないようなので

交換せずに済みそうです。

でもこれも予備を買っておかないとね^^。

 

 

 

オレンジ線で囲った部分が

マウント用のラバー。

 

 

 

ミッションをジャッキで少し持ち上げ

この二箇所のナットを緩めたら

逆富士型のマウントにある

ルーズホールの範囲で調整しますが、

MEX号のマウントは

いくらかしひしゃげているのか?

これがいつもなかなか上手くいかない(> <)。

まぁラバーも製造元が幾つかあって、

形状がそれぞれ微妙に異なるので

相性があるのかも知れませんが、

位置を変え、

ナットを締めたら

ミッションからジャッキを外して確認

という作業を三度繰り返し

どうにか少し広がりました^^。

これでエンジンをかけ

数度ギアチェンジをしましたが、

どうやら大丈夫そうです。

 

 

 

続けて2016年8月に交換したクラッチワイヤーを外してじっくりとチェックしようと思い、仰向けでガサゴソと作業していたら、

『ツルッ』

目

「あっ」

クラッチワイヤーのダブルナット(10mmの方)がグリースまみれの手から滑り落ち、よりによって首元からシャツの中に見事にスルリと入ったのだ!

「ひーっ!冷てー!」

滝汗

厚手のフェルパの襟を立てていたにも関わらず、頭を持ち上げていたせいで首との間に隙間ができ、ピタゴラ装置の如くまんまと襟を伝ってTシャツと背中の間に入って行ったのだ!

ただでさえ寒風吹きすさぶ中の作業なので思わず肩をすぼめる。

そのせいでどんどん奥へと進撃する10mmナット。

やがて背中に感触がなく行方知れずに・・・。

「あーもう!このグリースまみれの時にどーしてくれるんだ!」

一旦500の下から出るには作業のキリが悪い。

まだ17mmのナットも残っているのだ。

「まぁいいや、行き先は背中のどっかだから無くなることはないしな。」

と作業を進めるべくレンチを手に両肩を前に出した途端

『ゴリリ!』

ゲッソリ

「イーッ・・・テェー!!」

どうやらヤツは肩甲骨の間の窪みに潜んでいたのだ!

しかも

「タッ・・・タテになってやがる?!」

ナットの角が胸椎直撃なのだ!

背骨アタックなのだ!

「こ・・・こんのやろー。」

むかっ

姿勢を変えればどっか脇腹の方へ行くだろうと考え、もぞもぞと身体をよじるも

『ゴリ』

「うが!」

もぞもぞ

『ゴリリ』

「イーッ!ムリ!これは堪らん!!」

ムキームキームキー

やはり横着はするべきでは無いのだ。

『ガラガラ!』

とクリーパーをずらして500の下から這い出し

『バッサバッサ!』

とシャツの背中側をはたくと

『コトン。』

 

 

 

ということで摘出。

ニヒヒ

このやろー・・・

やってくれるじゃねえか。

笑い泣き

 

 

 

で、気を取り直して^^;;クラッチワイヤーを引き抜き、グリースを拭き取ったらじっくりチェック。

いえね、普通はクラッチワイヤーはそうそう切れるものではないらしいのですが、過去にも書いたとおりMEX号はクラッチが重いせいか2〜3年でアウト(> <)。

うん、今付いているので多分6〜7本目くらいだと思う^^;;。

なので極力チェックするようにしていますが、いつものペース(?)ならそろそろワイヤー数本が切れていて交換時期だろうということで、新しいクラッチワイヤーを準備しておいたのでした。

ところが今回のワイヤーはミッションに取り付くプレートの向きを調整したおかげか、まだまだ大丈夫そう^^。

ということでそのまま復旧することにして、せっかく外したので新しいクラッチワイヤーと比較してみました。

 

 

 

袋入りが新しいやつ。

心配していた

アウターの長さはどうやら同じ。

 

 

 

ただね、

ミッション取り付け部の

プレートの角度はやはり違う・・・。

あとは実際には取り付けた際に

具合を見るしかないですね^^。

 

 

 

新しいやつの製造メーカーは

MALOなのかAKRONなのか?

よくわかりません(笑)。

 

 

 

因みに今までのはコレ。

03_クラッチワイヤー06

もう売っていないみたいです。

 

 

 

 

次にスターターモーターに繋がる太いプラス線のラバーカップ交換作業に。

バッテリーのプラス端子直結であるこの線が、万が一にもボディに触れようのもなら猛烈にショートするという最大級にデンジャラスな線^^;;。

実はそのラバーカップが裂けていたのをビニールテープで補修したままだったので、交換してくれようというワケです。

(この作業はバッテリーのマイナス端子を外した状態で作業しています。)

 

 

 

外したラバーカップ。

 

 

 

で、交換後。

あ、そうそう、

500L以前はこの端子周辺が

どうなっているのかわかりませんが、

500Rの場合は見てのとおり

金属のダクトが端子台の直上に。

このダクトはボディにビス留めなので

当然マイナス側・・・。

なのに端子台が

ダクトギリギリの所にあるんです。

つまりこのラバーカップがないと

危険極まる一触即発状態。

これはもうちょっと考えて

配置して欲しかったなぁ。

 

 

 

そして、

左右で違うスプリングが付いていて

ず〜っと気になっていた

ハンドブレーキのリターンスプリングを

チャチャッと交換^^。

でもこのスプリング・・・。

引っ張る力がかなり弱いし

めっきも弱そう・・・。

なので後日ホームセンターで

もうちょっといいのを

購入することにします。

 

でね、

やっぱりず〜っと気になっていた

『固定バンドがない』の

矢印の先端の穴。

ほんとはここに

固定バンドがあるみたいなんです

追記:2018/01/28

固定バンド・・・

付いてないのがほとんどという記事を

以前に見た記憶があり、

それ以来

あるもんだと思い込んでいましたが、

どれだけ検索しても

ここにバンドがある写真が出てきません。

よって、確証がありません。

大変失礼しました!!

あるかどうかご存知の方がいらしたら

教えてください。

 

 

 

 

で、最後に

アバルトタイプオイルパンの

ボルトを増し締め。

これはどういうワケかすぐに緩むので

割と頻繁に増し締めしています。

今回もだいぶ緩んでた^^;;。

 

 

 

ということで作業は完了。

後片付けをして終了です^^。

 

 

 

クラッチワイヤーチェックと諸々交換&ピタゴラ背骨アタック_END