開け!ドア(笑) | Memory and Experience ~Cinquecento syndrome~

Memory and Experience ~Cinquecento syndrome~

○○○ 71' FIAT500との生活○○○
MEXが綴る旧FIAT500との悲喜こもごもな日々

あー暑い!!

うちの近所の自販機では、スポーツドリンク系は全て売り切れという夏が戻った様な陽気の関東平野ですが、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

ところで皆さんの500のドアって、目一杯開いたまんまで止まります?

「えー!知らなかった!」という方もいらっしゃる様ですが・・・ふっふっふ、本来はちゃんと開いたままで止まるんでございますよ(笑)。

 

でもその開いたままで止めるためのドアチェック(ドアストッパー)が劣化していると、開けても自動ドアのごとく勝手に閉まってしまうのでございます。

これはちょっとした荷物の積み下ろしの際などに、ドアをお尻で押さえておくという、『人間ドアチェック』をしないとならなくて不便なことがあったり、しかも窓の”くるくるメカ”が尻を攻撃したりしてデンジャラスなのでございますww。

 

実はMEX号を買った当初はちゃんとドアチェックが働いていました。

でも7〜8年経った頃には自動ドア状態に(^^;;。

なので新しいパーツをを手に入れたものの、そのパーツがどうも品質が今ひとつの様で、今度はわずか半年ほどでまた自動ドアに!

「おんのれ〜!」

と、2016年11月にちょっとしたチャレンジをしたのですが、目論見は失敗しあえなく撃沈!

 

それから2年ほど放置していましたが、ふっふっふ、ようやくそのパーツを手に入れたので交換してくれようというワケなのです。

 

 

 

ということで今回は、

開け!ドア(笑)

でございます。

 

うん、タイトルまでにこんなに文章書いたので、今回も長いですよ(^^;;。

 

 

 

ジャジャ〜ン!

これが今回手に入れたパーツ類。

 

実は500仲間のOさんが

パーツをドイツから取り寄せるということで

今回便乗させていただいたのでした。

うれしー!

Oさん、

ホントにありがとうございました!!

 

 

 

で、今回使うのはこの二つ。

これがドアを開いた状態で保持するための

ドアチェックのパーツです。

 

巨大な黒いスナップピンみたいなのが

『ドアチェック スプリング』

で、白い丸いのが

『ドアチェック ローラー』

という名称でした。

 

でね、今まではローラーが削れて

自動ドア化してしまい

ローラーだけ交換していたのですが、

今回はスプリングも交換してみようという

魂胆なのです。

 

さぁ、果たしてどーなることやらですが

作業開始です。

 

 

 

ドアの内装パネルを剥がしたら

このキャップを外します。

 

 

 

わかりにくいですが、

少し奥まったところにボルトがいます。

 

 

 

実はこのボルト、

十字溝が大きいので

ドライバーはプラスの3番を使います。

恐らく結構しっかり締まっているので

小さい番手のドライバーだと

まずボルト頭をナメるでしょう。

 

もしかしたら固着していて

めちゃめちゃ硬いかもしれませんので

注意してください。

 

ボルトが一旦回せたら

ドア全開状態ではなく少し閉じたところで

回すと抜けてきます。

 

 

 

でもこれが最後まで出てきません(笑)

なのでニードルプライヤーなどで

つまんで引っ張り出します。

 

 

 

続いてドアチェックスプリングが

ボディに取り付いてる部分を

摘んで外しますが、

これはドアを半分ほど閉めた状態で

作業しないと

すんなり外れないと思います。

取り付け時も同じ要領です。

 

スプリングが硬い場合は

ウォーターポンププライヤーなどで

グイッと摘みます。

 

 

 

ボディからスプリングを外した状態。

矢印の先に見えているのが

スプリングの頭。

 

 

 

パネルの隙間に手を突っ込んで

取り出します。

 

スプリングに対してローラーがこの位置で

ドアがストップする仕組みです。

 

因みにスプリングは途中から

外側に向かって湾曲しています。

スプリングは左右共通なので、

左右ではスプリングの凸凹の向きが

上下逆向きになるんです。

取り付けの際は向きに注意ですね。

 

 

 

ローラーはいつもこの部分が

削れてしまうのですが、

削れるのではなく変形する物も

あると聞きました。

それもヤダなぁ・・・(^^;;。

いずれにせよこれじゃぁイカンです。

 

 

 

さてここでOLD/NEWの比較。

ん〜、

なんか思った以上に

スプリングの形状が違うのね(^^;;。

 

しかもスプリングは古いやつの方が

材質が良さそうかなぁ。

ローラーは新しい方がまだマシっぽい。

 

 

 

ローラーはまたずいぶん違うなぁ。

「だ・・・大丈夫か?^^;;」

という一抹の不安が!

 

 

 

あ、もしかしたら相性があるかも?

と、ローラーをはめてみたら

「あれれ?ロックされる位置が違うよ?」

なことが発覚!

 

新しいスプリングは結構手前でロックされる

・・・ということは、

ドアが止まる位置が手前ということか?

う〜む・・・。

「じゃぁとりあえず・・・」

ということで、

新旧それぞれのスプリングで試すことに。

 

 

 

先ずは古いスプリングと

新しいローラーの組み合せから

取り付けてみると

おお!

ちゃんと止まったぞ!

スバラシイー(笑)。

 

 

 

続いて新品同士は

うりゃぁぁ〜!

スプリングが・・・硬い〜!

材質がショボそうに見えたけど

もしかしてこっちの方がいいかも?

 

 

 

あ、そうそう、

ローラーとボルトの穴の位置が合うと

このように外が見えます(笑)。

 

で、ボルトを締めて

さぁ、どうよ!

 

おおお〜!

いいじゃぁ〜ん!(笑)

 

しかもこの組み合わせの方が

しっかりと止まっています。

 

ん〜、でもなんか違和感が・・・

と思ったら、

案の定ドアの止まる位置が古いのよりも

ちょっと手前でした。

まぁちゃんと止まるからいいか。

ニヒヒ

 

 

 

ということで一旦外し、

摩擦で削れないようにと

ローラー部にウレアグリースを塗って

ドア内装パネルも復旧!

 

ふ・・・ふははは!

完璧だぜー!

うん・・・今は・・・まだ・・・ね(^^;;

ニヒヒ

 

 

 

で、その後助手席側も同様に組み付け、

「むははは!俺の勝ちだぜ〜!」

と勝ち誇っていたのもつかの間・・・

ドアの内装パネルを復旧したら

『ギィ〜・・・』

ポーンハッ

「え・・・」

『バタン!』

滝汗
「・・・」

なんと!内装パネルの重みで自動ドア化したのだ!

ドアポケットなんか付けたりしてるから尚更重いのだ!

努力は報われなかったのだ!

「ぐわー!!」

ゲロー

「こっ・・・こいつめ〜・・・やってくれるじゃねぇか。」

そこで、グリースで滑りが良すぎるのだろうと判断し、再びバラしてグリースを綺麗に拭き取り再組み付け。

「内装パネル無しでは止まっているなぁ。まぁさっきもそうだったんだし当然か。」

で、内装パネル再復旧。

「さぁどーよ!」

そぉ〜っと手を離す。

『・・・』

「が・・・頑張れ〜!」

『・・・ンギィ〜・・・』

ゲッソリハッ

「・・・エヘ・・・」

『バタン!』
「・・・」

ムキームキームキー

だいたいね、そぉ〜っと手を離す時点でもはや終わってるのよね。

笑い泣き

「まぁさ・・・運転席側はバッチリだから一勝一敗で引き分けだな・・・。」

うん、ホントは違うのだ。

負け惜しみなのだ。

ドクロドクロドクロ

ウキー!!

 

 

 

ふっふっふ、さぁどーです!

皆さんもドアチェック・・・取り替えてみたくなりませんか?(笑)

ニヒヒニヒヒニヒヒ

 

 

 

開け!ドア(笑)_END