ドキュメンタリー映画
「I am a comedian」を見ました。
村本大輔という人は
一般的な「芸能人」の枠に入らない人だと感じました。
「肩をすくめるアトラス」を
何か月もかかって読み進めてきたので
解釈が偏っている可能性もあるのを踏まえての感想です。
この本では「たかり屋」という人たちが跳梁跋扈する。
「たかり屋」たちと
その取り巻きがつくる世界を嫌悪する気持ちが
自分の初期設定になってしまっているのです。
どんな共同体でもそうなのでしょう
「たかり屋」の影響下で
いかに上手に振る舞うかが
世渡りだと思っている人はいるものです。
芸能界でそうでない
村本氏のような人は異端なのだ。
また一つの業界に長くいればいるほど
自己正当化は増すばかりなのではないか。
村本氏はそれが我慢できないのだ。
彼の発言の好き嫌いは別にして
村本氏を応援する人も
世界を覆う説明しがたい気持ち悪さを感じていて
それが自分だけでないことを確認したいのだと思います。