梶山季之「黒の試走車」(岩波現代文庫)年末年始は図書館がお休みになるのでまとめ借りするのが例年のならわしです。今年借りた小説はこれだけで昨年からの読み残しが少々。'62年の作品で解説を見ると次のようにあります。産業スパイという斬新な主題を時代に先駆けて活写し、一世を風靡した企業情報小説の傑作。増村保造監督が映画化している方もいつか見てみたいです。