フジテレビの長寿番組「くいしん坊!万才」の最終回となる特別番組「50年間ありがとう!くいしん坊!万才 一生忘れられない味SP」(関東ローカル)が22日午後1時半から放送された。1975年の放送開始から50年の節目を機に歴史に幕を下ろした。

 オープニングでは番組の歴史を振り返る映像が放送された。続けて、スタジオの松岡修造氏が「『50年間ありがとう!くいしん坊!万才 一生忘れられない味SP』でございます」と力強くタイトルコール。「最終回ってことなんですけど、50歳ってお祝いじゃないですか。にぎやかに先輩の思いも聞きながら…」と明るく語った。9代目山下真司は「もう泣きそう。うるうるきちゃって」と感無量の様子だった。

 最終回となった特別番組では、番組にゆかりのある歴代くいしん坊たちの食の歩みを特集。一番おいしかった料理や思い出の料理など、“一生忘れられない味”などを紹介した。

 エンディングでスタジオの7代目村野武範、10代目宍戸開、8代目辰巳琢郎(※琢の字は点の入る旧字体が正式)、山下があいさつ。村野は同番組を「人生最高の調味料!」、宍戸は「出会い ふれあい かくし味」、辰巳は「お祭り届け隊」、山下は「人生の宝」と表現し、それぞれ感謝の言葉を述べた。

 最後に2000年1月から歴代最長の約25年にわたってくいしん坊を務めた松岡氏は、「先輩方の皆さんの思いも含めて伝えたいと思います。僕にとって『くいしん坊!万才』は一食一会でした」と、「一食一会」と記された色紙を掲げた。「一食一食に必ず人の思いが詰まっていました。1つ1つの出会いの中には、“ありがとう”の感謝が詰まっていました。その美味しい記憶は僕らみんなの中に刻まれている。だからこそ、この『万才』はこれからも続いていきますよ」と万感の思いを語った。

 同番組は「いい味、いい旅、いい出会い」をテーマに全国各地の郷土料理、名物料理、特産物などの食べ物を訪ね、その土地の歴史や文化、人々の暮らしにふれあい、「食べることの喜び」「人々との出会いの楽しさ」を求める番組。初代レポーターの渡辺文雄さんにはじまり、竜崎勝さん、友竹正則さん、宍戸錠さん、川津祐介さん、梅宮辰夫さん、村野、辰巳、山下、宍戸、現在の第11代目となる松岡氏へと受け継がれてきた。