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◇9日(日本時間10日)MLB ドジャース4―10カブス(ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手(30)は、地元のカブス戦で3回に二盗を成功させ、今季47盗塁。46本塁打と合わせ、前人未到の「50―50」にあと4本塁打、3盗塁とした。大谷がまたまた100年以上前となる偉人達の記録を呼び起こした。

 大谷は大リーグでも100年以上前の古色蒼然(そうぜん)とした記録を、圧倒的な差で破っていた。大リーグ公式サイトのサラ・ラングス野球データアナリストは、大谷の盗塁後にX(旧ツイッター)を更新。「本塁打がリーグトップでなおかつ40盗塁以上は、1900年以降の近代メジャーだったのは以下の4選手だ」と紹介した。

 (1)1903年スーパーバス(現ドジャース)のジミー・シェカード(9本塁打、67盗塁)

 (2)1909年ジャイアンツのレッド・マレー(7本塁打、49盗塁)

 (3)1909年タイガースのタイ・カッブ(9本塁打、78盗塁)

 (4)1912年レッドソックスのトリス・スピーカー(10本塁打、52盗塁)

 この中で最多本塁打はスピーカーの10本。『グレー・イーグル(オジロワシ)』の異名を取り、通算打率3割4分5厘、3514安打で殿堂入りしたレジェンドに、大谷は46本塁打で36本の大差をつけている。大リーグは、質が低く、ほとんど交換もしなかったため飛距離が出ないボールを使用した1900〜20年を「デッド(飛ばない)ボール時代」と呼び、当時は10本前後が本塁打王の基準だった。それ以降、大谷の出現まで実に112年間、この記録を1人もクリアしていなかったことになる。

 

 

 

 

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