神戸市は、鶏のレバ刺しを含む食事による食中毒が発生したと発表しました。

 市によりますと、7月30日から8月1日までに神戸市中央区にある居酒屋「ひとめぼれ」を利用した人のうち、10〜20代の男女合わせて5人が下痢や発熱、腹痛などの症状を訴えました。重症者はおらず、現在全員快方に向かっているということです。

 保健所が調べたところ、症状を訴えた5人は共通して鶏のレバ刺し、ポテトサラダ、枝豆などを食べていて、うち1人の便からカンピロバクターが検出されたということです。

 保健所は5人の発症状況が似ていることや診察した医師から食中毒の届け出があったことなどから、この居酒屋で提供された食事を原因とする食中毒と断定。居酒屋に対し、10日から12日までの3日間、営業停止を命じました。

 神戸市は、鶏肉の生食や加熱不足は食中毒の原因となり危険だと、注意を呼びかけています。