同情してしまったこと

 

女優の遠野なぎこが30日、SNSを更新した。パリ五輪の柔道女子52キロ級で東京五輪覇者の阿部詩(24)=パーク24=が2回戦で敗れたあとに号泣したことに、一部で批判が及んでいることについて、SNSで「文句をつけるなんて、言語道断」と怒りをあふれさせた。

 「皆さんこんばんは、遠野なぎこです。『“人の心に寄り添えないのか…”』。今回のオリンピックの、阿部詩選手の敗退の涙。その姿に賛否の声があるようで。私には信じられない。それでも同じ血が通った人間ですか。」と書き出した。

 「…あれだけ美しい涙があるだろうか。…あれだけ美しい叫び声があるだろうか。人は本当に身勝手に何でも言いたがる。自分は同じ土俵に立った事もない癖に。」と批判する声に怒りを隠さなかった。

 さらに「私はとても感動しましたよ。負けた姿を見せてくれた事にも、その現実を身体中で悔しがる姿にも涙をしましたし勇気を頂きました」とつづった。

 その上で「あんなに泣き叫べる程の努力を我々は果たして1度でもした事があるのか、改めて考えさせられました。少なくとも、世界の闘いの場に立った事がある人間なんてほんの一握り。どれだけ身を削り生きていらっしゃた事か。私達には想像もつかない世界です。だから、泣いたんです。だから、魂の叫び声が出たんです。そこに文句をつけるなんて、言語道断。何様なんだか。不憫過ぎる。」と記した。

 最後に「阿部詩選手、勇気をありがとう。素敵な試合をありがとう。これからもずっと応援しています。」と感謝をつづった。

 遠野は、1999年にNHK連続テレビ小説「すずらん」でヒロインを務め、人気となった。現在はTOKYO MX「バラいろダンディ」にレギュラー出演している。

 

 

 

 

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