バドミントン中国ジュニア代表の男子選手が国際大会の試合中にコート上で倒れ、その後死亡した。大会関係者が1日、発表した。

 張志傑選手は6月30日、インドネシア・ジョグジャカルタで開催中のアジアジュニア選手権団体戦の日本戦で、川野寿真選手との試合の第1ゲーム途中に突然倒れた。

 アジアバドミントン連盟やインドネシアバドミントン協会の声明によると、張選手は会場で治療を受けた後、待機していた救急車にすぐさま乗せられて病院に搬送されたが、午後10時30分に息を引き取った。

 PBSIの広報担当の発表によると、張選手の死因は心不全だという。

 またこの広報担当は、コートにうつ伏せで倒れた張選手への対応をとまどったように映った映像が出回る中、医療スタッフや地元主催者が取った行動を擁護している。広報は、医療スタッフは審判からコートに入る許可を得るまで待たなければならなかったと述べた。

 昨年中国ジュニア代表チームに入った張選手は、今年に入ってからはオランダで開催されジュニア国際大会で優勝を飾るなど「才能ある」選手だったという。

 1日には黙とうがささげられ、中国代表チームの選手は喪章をつけた。