大橋ジムの大橋秀行会長(59)が、YouTube「ぶっちゃけチャンネル」に出演。世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31)が5月のルイス・ネリ戦で喫した人生初のダウン中に考えていたことを明かした。

 1ラウンド目に左フックを受けて派手に倒れた。竹原氏から「会長はどういう心境だったんですか?」と聞かれた大橋会長があの緊迫の時間を振り返った。

 「本当にビックリして。時間も(残り)1分半くらいあるし、回転して倒れたから凄い効いちゃってるんだと思った」

 4万人を越える大観衆も衝撃で凍り付いた時間だった。

 ただ、リング上の井上だけは違った。イメージトレーニング通りに片膝をついてカウント8まで回復に務めた。その冷静さだけでも絶対王者の風格だが、モンスターはさらに上を行っていた。

 「“会長はどんな顔してるかなって考えてた”と言ってるんだよ」と大橋会長が明かし、竹原氏たちを笑わせた。