根室海上保安部は17日、北方領土・歯舞群島の貝殻島灯台の明かりが消えているのを、パトロール中の巡視船が確認したと発表した。原因は不明だという。同保安部では、付近を航行する船舶などに注意を呼びかけている。

 灯台は北海道根室市の納沙布岬から約3・7キロ先にある。2014年11月4日に消えた後、昨年8月26日に再点灯が確認されていた。灯台を巡っては、ロシアが昨年、施設を白く塗ったり、自国の国旗を掲げたりするなど、実効支配を誇示するような行動に出ている。