2013年ドラフト1位の吉田一将、2軍の「tRA」で断トツの「1.20」を記録

 オイシックスでプレーする吉田一将投手が、好成績で12球団へ猛アピールしている。今季ここまで20試合に登板して1勝2敗、防御率2.18。セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAのデータによると、2軍の全選手の中でも断トツの指標を叩き出している。

 2013年ドラフト1位でオリックスに指名され入団。通算8年で226試合に登板し、18勝20敗、55ホールド2セーブ、防御率3.74の成績を残した。しかし、2021年はプロ入り後初めてとなる1軍登板なしに終わって戦力外。2022年から新潟アルビレックス(現オイシックス)に入団し、3年目のシーズンを迎えていた。

 昨季までと違い、オイシックスは今季からイースタン・リーグに参入。12球団の2軍と対戦するチャンスを得た。すると与四死球、奪三振、被打球による投手評価「tRA」で1位の「1.23」(20イニング以上)。野手の守備から切り離された“本当の投手力”を表す指標で復活を示し、NPBへ復帰を伺っている。

 2軍で奮闘するかつてのドラ1に、SNS上のファンも反応。「今こそ吉田一将を呼び戻そう」「吉田一将カムバックはないのかね」「吉田一将オリックス復帰、可能性としては割とありそうな」「もう一花咲かせられるか?」との声があがっている。