◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク2―1広島(31日・みずほペイペイドーム福岡)

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手(35)が長期離脱することが31日、分かった。この日の広島戦(みずほペイペイ)の3回1死の打席で二ゴロに倒れた際、走塁中に右太もも裏を痛めて交代。球団関係者は「(左膝裏の肉離れで約5か月離脱した)19年と同程度の症状。今回も少なくとも3か月はかかる。軽い肉離れではない」と説明。復帰は早くても9月以降になるとの見通しを示した。

 勝利の代償は大きかった。柳田は試合後、足を引きずりながら現れて「(感覚?)全然分からないです。(過去に右太もも裏を痛めたことは?)ないですね」と話して帰路に就いた。

 小久保監督も采配どころではなかった。「ほとんど試合を見てなかった。柳田のことをどうしようと」。次戦以降の用兵や、2軍から誰を昇格させるかなどに頭を悩ませた。しかし「そういう時こそ、チームの底力の見せどころ」と前を向いた。

 栗原が同点の8回1死一、三塁に決勝左犠飛を打ち上げて、連敗は2でストップ。みずほペイペイで8連勝、主催試合では10連勝となり、2位・ロッテとのゲーム差は4に拡大した。だが、月替わりからは、いずれもリーグ2位の打率2割9分3厘、35打点を誇ったギータ不在の戦いを強いられる。