日本相撲協会は30日、東京・両国国技館で理事会を開き、6月1日付で二所ノ関部屋付きの中村親方(元関脇嘉風)が独立し、中村部屋を新設することを承認した。また、二所ノ関部屋に所属していた幕内友風、新十両嘉陽、幕下宮城、三段目の阿龍、龍王、西田、和氣の里、序二段加藤の力士8人、呼び出しの禄郎、床山の床香澄が中村部屋へ転属する。

 中村親方は夏場所期間中、独立について「協会の発表があるまでは話せない」と慎重な姿勢を示しながらも「力士が安心して相撲を取れるような環境をつくりたい」と将来的なビジョンを語っていた。中村部屋の所在地は正式に決まり次第、後日発表される。