米プロゴルフツアー(PGAツアー)2勝のグレイソン・マレーさんが25日(日本時間26日)に死去した。30歳だった。

 グレイソンさんのマネジメント会社「GSEワールドワイド」が認めたと複数の米メディアが報じた。死因については明らかにされていない。

 PGAツアーも公式サイトでコミッショナーのジェイ・モナハン氏の声明を発表。「PGAツアー選手のグレイソン・マレーが今朝亡くなったことを知り、私たちは悲嘆に暮れています。そして、そのことをお伝えするのは胸が張り裂けそうです。言葉も見つかりません。PGAツアーは家族のようなもので、家族の一員を失うと、以前と同じではいられなくなります。私たちはグレイソンを悼み、彼の愛する人たちの慰めを祈ります」を悼んだ。

 マレーさんは米テキサス州フォートワースのコロニアルゴルフコースで開催中の「チャールズ・シュワブ・チャレンジ・トーナメント」に出場し、第1ラウンドを2アンダー68で回っていたが、第2ラウンドを病気のため欠場した。

 2015年にプロ転向したマレーさんは17年「バーバソル選手権」でツアー初優勝。今年1月の「ソニーオープン」を制し、4月の「マスターズ」に初出場した。また私生活では飲酒問題を抱えており、昨年からアルコールを断っていたという。