東京電力は24日、新潟県に立地する柏崎刈羽原発7号機の放射線管理区域内で油漏れが確認されたと発表した。原子炉に隣接するタービン建屋の計器箱から漏れ出ており、漏出量は約30リットル。油に放射性物質は含まれておらず、外部への影響はない。

東電によると24日午前10時45分ごろ、7号機のタービン建屋2階で、計器を収納する箱から油が漏れているのを社員が確認し、消防へ通報した。タービン発電機の軸受けに供給する潤滑油ポンプの動作を確認中に漏れ出たとみられ、現在は漏洩が止まっているという。東電が詳しい原因を調べている。

同原発では4月、再稼働に向けて7号機原子炉に燃料を装荷する作業が完了。872体の燃料を原子炉に移し替えたばかりだった。再稼働時期は未定だが、東電は今後、原子炉に燃料が入った状態で非常時の緊急停止設備や冷却設備の性能を点検するとしている。