「阪神2−4ヤクルト」(17日、甲子園球場)

 高津ヤクルトが連勝で、最下位転落を阻止。主将・山田、昨季の守護神・田口もこの日から1軍に復帰し、そろいつつあるピースで逆襲といきたい。

 15日の広島戦で新人・松本健の完封勝利&村上の史上最年少200号とW偉業で勢いに乗るヤクルトは、初回から阪神・青柳を攻めた。1死二塁から長岡が中前適時打を放ち、先制に成功。三回には2死一、二塁から、村上が2戦連発となる3ラン。両リーグ最速で10号に到達した。

 投げては吉村が力投。5回まで阪神打線を散発2安打に封じ込めた。だが、六回。代打・渡辺に右前打を許すと、内野陣の守備の乱れも絡み、2死一、二塁で4番・大山を迎えた。ここで右前適時打を浴びると、ベンチは継投を選択。2番手・丸山翔が糸原に適時打を許し、2点差まで詰め寄られたが、後続は抑えた。

 さらに七回にもエスパーダが2四球などで、2死満塁のピンチを背負ったが、4番手・山本が近本を二ゴロに打ち取ってガッツポーズ。試合中盤以降ピンチ続きだったが、中継ぎ陣が懸命に踏ん張った。