◆JERA セ・リーグ 巨人0―4ヤクルト(1日・東京ドーム)

 巨人が今季初めての同一カード3連敗を喫した。赤星優志投手が今季初勝利を目指して3度目の先発のマウンドにあがったが、初回に3ランを浴びるなど5回まで7安打4失点と試合を作れず降板。打線はヤクルト先発の吉村貢司郎投手に7回まで4安打無得点に抑えられるなど反撃できなかった。

 赤星は1回、西川遥輝外野手にプレーボールの初球を中前打、丸山和郁外野手にも中前打され無死一、二塁。オスナ内野手にはボール先行からフルカウントまでもっていったが、カーブをとらえられ打った瞬間にわかる6号3ラン本塁打。赤星は4月24日の中日戦(東京D)でも初回に2失点しており、2試合連続で痛い初回失点となった。

 3回には、2死から村上宗隆内野手に左翼スタンドに6号ソロアーチを打たれ、4点目を失った。

 打線は1回1死から佐々木俊輔外野手が中前打を放ったが、吉川尚輝内野手が二ゴロ併殺打。4回は先頭の丸佳浩外野手が四球で出塁したが、佐々木、吉川、岡本和真内野手が3者連続三振に打ち取られた。

 5回は坂本勇人内野手が先頭で右前打を放ったが、萩尾匡也外野手が三ゴロ併殺打。2死から岸田行倫捕手が右前打したが、門脇誠内野手が二ゴロとチャンスを広げられなかった。8回には2番手の山本大貴投手から門脇誠内野手の四球と丸の左前打で2死一、二塁と初めて得点圏に走者を進めたが佐々木は遊ゴロに打ち取られた。

 赤星に代わって6回からは、21年育成ドラフト7位で入団し、今年3月に支配下に昇格、4月30日に1軍に初昇格した20歳右腕・京本真投手が1軍初登板。いきなり村上を打席に迎えたが左飛。サンタナからは見逃し三振を奪うなど、3者凡退で初登板の役目を果たした。

 7回は京本真とともに30日に1軍に昇格した今村信貴投手が登板し3者凡退。8回は泉圭輔投手が1安打は許したが併殺打で3人で抑えた。