相撲特化型芸能事務所「SUMOエージェンシー」は29日、国内外で話題となった大相撲が題材のNetflixドラマ「サンクチュアリ―聖域―」で元小結・猿谷(えんや)を熱演して好評を博した元幕下・千代の眞で俳優の澤田賢澄が4月20日早朝、自宅で意識を失って倒れ、その場に居合わせた友人が救急車を呼び、病院に搬送されたと発表した。「脳幹出血」と診断され、懸命な治療が行われているという。

 同事務所は「ファンの皆様、関係者の皆様にはご心配とご迷惑をおかけいたしますが、澤田が一日でも早く皆様に元気な姿をお見せできるように応援していただけますと幸いです。弟の佐ノ山親方(元千代の国・九重部屋)らも必死に回復を願っている状況ですので、家族や部屋関係者への取材、問い合わせはお控えいただけますようお願い申し上げます」とコメントしている。

 ◆澤田 賢澄(さわだ・けんしょう)1986年6月23日、三重・伊賀市出身。37歳。九重部屋から2002年春場所で初土俵。05年九州場所、しこ名を沢田から千代の真に改名(のちに千代の眞)。最高位は幕下59枚目。12年秋場所限りで引退し、飲食店経営などに約10年携わった。通算216勝198敗20休。現役時代は180センチ、128キロ。